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【管理栄養士監修】離乳食の献立の立て方と初期(5〜6ヶ月)の献立表

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【管理栄養士監修】離乳食の献立の立て方と初期(5〜6ヶ月)の献立表

離乳食の初期(5〜6ヶ月)の献立、どうやって立てたらいいか悩んだことはありませんか?献立の立て方と、献立のスケジュールの参考になる献立表をご紹介します。
離乳食の初期(5〜6ヶ月)の献立、どうやって立てたらいいか悩んだことはありませんか?献立の立て方と、献立のスケジュールの参考になる献立表をご紹介します。

離乳初期(生後5〜6ヶ月)の献立の立て方

生後5ヶ月頃(離乳食1ヶ月目)

生後5ヶ月頃(離乳食1ヶ月目)の離乳食は、10倍粥を1さじ与えることから始めます。

※生後6ヶ月頃から離乳食を始める場合は離乳食1ヶ月目に該当するこちらを参考にしてください。

進め方のスケジュールはこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

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子どもが10倍粥に慣れてきたら、すりつぶした野菜や果物も与え始めます。

この段階では1日で下記の2つの食品グループを取り入れるようにして献立を立てましょう。

  • 10倍粥などの「エネルギー源」(主食)
  • 野菜や果物などの「ビタミン・ミネラル源」(副菜)

野菜や果物にも慣れてきたら、豆腐などのたんぱく質源になる食品も与え始めます。

この段階に進んだら、1日で下記の3つの食品グループを取り入れるようにすると栄養バランスがとれた献立を立てられます。

  • 10倍粥などの「エネルギー源」(主食)
  • 野菜や果物などの「ビタミン・ミネラル源」(副菜)
  • 豆腐や白身魚(鯛、ひらめなど)などの「たんぱく質源」(主菜)
    ※白身魚のたらは食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から与える

子どもが食材に慣れるペースに合わせて、たんぱく質源になる食品を与えるのは2ヶ月目になってからでも大丈夫ですよ。

離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の離乳食の進め方と調理の形態のステップについては、動画で量や形態も見られるこちらも参考にしてみてくださいね。

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参考にして、献立を考えてみてください。

生後6ヶ月頃(離乳食2ヶ月目)

生後6ヶ月頃(離乳食2ヶ月目)になると、離乳食を与える回数が1日2回に増えます。

※生後6ヶ月頃から離乳食を始めた場合は、離乳食2ヶ月目に該当する生後7ヶ月頃の内容になります。

生後5ヶ月(離乳食1ヶ月目)の後半頃から引き続き、1日で下記の3つの食品グループを取り入れるようにすると、栄養バランスがとれた献立を立てられます。

  • 10倍粥などの「エネルギー源」(主食)
  • 野菜や果物などの「ビタミン・ミネラル源」(副菜)
  • 豆腐や白身魚(鯛、ひらめなど)などの「たんぱく質源」(主菜)
    ※白身魚のたらは食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から与える

生後5ヶ月頃(離乳食1ヶ月目)の献立スケジュール表

生後5ヶ月頃(離乳食1ヶ月目)の献立スケジュールの一例です。

※生後6ヶ月頃から離乳食を始める場合は、離乳食1ヶ月目に該当するこちらを参考に進めましょう。

1週目

最初は10倍粥を1さじから始め、慣れてきたら量を増やしていきましょう。

10倍粥に慣れてきたらなめらかにすりつぶした野菜も1さじから与え始めます。

使用している野菜はあくまでも一例なので、ほかの野菜から始めても大丈夫です。

最初のうちは、甘みがあり食べやすく、調理のしやすいにんじん、かぼちゃなどがおすすめです。

(図1)離乳食1ヶ月1週目の献立スケジュール表

離乳食1ヶ月1週目の献立スケジュール表(上の欄の数字は何日目かの日数) © every, Inc.

2週目

離乳食を始めて2週目は、10倍粥の量を少しずつ増やしながら、なめらかにすりつぶした野菜も量と種類を徐々に増やして慣らしていきます。

初めて与える食材は1さじから始めますが、たとえばにんじんに慣れてきてかぼちゃを新しく与える場合は、「食べ慣れたにんじんに加えてかぼちゃを1さじから与える」というように、全体の食べる量も少しずつ増やしていって大丈夫です。

使用している野菜や組み合わせ方は一例なので、ほかの野菜にしても大丈夫です。
この時期与える野菜は、食べやすくて調理がしやすいかぶやトマト、大根などがおすすめです。

野菜に慣れてきた場合は、たんぱく質源になる食品を与え始めます。まずは絹ごし豆腐からがおすすめです。

ゆでてなめらかにすりつぶし、最初は1さじから試しましょう。

(図2)離乳食1ヶ月2週目の献立スケジュール表

離乳食1ヶ月2週目の献立スケジュール表(上の欄の数字は何日目かの日数) © every, Inc.

3週目以降

離乳食を始めて3週目以降は、上の2週目のスケジュールと同様に初めて与える食材は1さじから進め、食べられる食材の種類を徐々に増やしていきます。

2週目と同様に、1日で下記の3つの食品グループを取り入れるようにすると、栄養バランスがとれた献立を立てられます。

  • 10倍粥などの「エネルギー源」(主食)
  • 野菜や果物などの「ビタミン・ミネラル源」(副菜)
  • 豆腐や白身魚(鯛、ひらめなど)などの「たんぱく質源」(主菜)
    ※白身魚のたらは食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から与える

この時期の野菜の種類は、ほうれん草の葉先や、ブロッコリーの穂先、玉ねぎ、キャベツなどもおすすめです。

たんぱく質源になる食品は、豆腐に慣れたら鯛やひらめなどの白身魚に進みましょう。※白身魚のたらは食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から与えます。

白身魚にも慣れてきた4週目〜2ヶ月目頃を目安に、固ゆでした卵黄も与え始めましょう。

卵の与え方についてはこちらの記事を確認してください。

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与える量はどれくらい?

離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の離乳食は、食べ物の舌ざわりや食感に慣れたり、上手に飲み込めるようになるための練習をすることが主な目的なので、与える量にはとらわれなくても大丈夫です。

この時期の離乳食は使われている食材の量が少なく、離乳食でとれるエネルギーや栄養素は少ないため問題にするほどの量ではないからです。

「授乳・離乳の支援ガイド」(厚生労働省)でも、離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)は離乳食の1回あたりの目安量は示されず、進め方のみが示されています。

母乳または育児用ミルクは、授乳のリズムに沿って欲しがるだけ与えましょう。

子どもには体格の大きさや、よく食べる子ども・食の細い子どもなど、それぞれ個性があります。また、その日の気分や体調によっても沢山食べてくれるときとそうでないときがあります。

子どものペースを尊重しながら、あせらずゆったりとした気持ちで進めていきたいですね。

生後6ヶ月頃(離乳食2ヶ月目)の献立表

※離乳食2ヶ月目が生後7ヶ月頃に該当する場合も、こちらを参考に進めましょう。

離乳食が始まって2ヶ月目の、3日分の献立表です。

1食ごとに

  • 10倍粥などの「エネルギー源」(主食)
  • 野菜や果物などの「ビタミン・ミネラル源」(副菜)
  • 豆腐や白身魚(鯛、ひらめなど)などの「たんぱく質源」(主菜)
    ※白身魚のたらは食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から与える

の3つ食品グループを組み合わせた献立になっています。参考にしてみてくださいね。

食材や与える時間は一例なので、このとおりでなくても大丈夫です。

初めて与える食品は1さじから進めましょう。

※卵黄は、食物アレルギーになりやすい食品なので、初めは耳かき1杯程度から与えましょう。

卵の与え方についてはこちらの記事を確認してください。

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献立表

離乳食2ヶ月目の、3日分の献立表 © every, Inc.

離乳食2ヶ月目の進め方についてはこちらの記事も参考にしてみてくださいね。

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献立例とレシピを動画で確認

「お鍋1つで楽ちん ゴックン期の献立例(生後5〜6ヶ月頃から)」

1つの鍋で玉ねぎとにんじんを同時にゆでるレシピです。

にんじん、玉ねぎが食べられるようになったらぜひ参考にしてみてください。

量を増やして作れば冷凍ストックにもできますよ。

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「レンジで簡単調理!ゴックン期の献立例」(生後5〜6ヶ月頃から)

レンジで簡単に作れる献立とレシピが紹介されています。

豆腐を使っているので、豆腐に慣れてきたらぜひ参考にしてみてくださいね。

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忙しいときにぴったりです!

アレルギーについての注意点

レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。

また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。

[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生

[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ

「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。

料理を楽しむにあたって

参考

「授乳・離乳の支援ガイド」 (厚生労働省)

五十嵐隆(監修)「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き」公益財団法人 母子衛生研究会、2020年

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