【管理栄養士監修】離乳食2ヶ月目の量や献立は?献立カレンダーも紹介
離乳食2ヶ月目の量ってどれくらい?
量はどれくらい?
離乳食2ヶ月目は、生後5ヶ月に離乳食をスタートした場合は生後6ヶ月、生後6ヶ月に離乳食をスタートした場合は生後7ヶ月の頃をさします。
離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)の離乳食は、食べ物の舌ざわりや食感に慣れたり、上手に飲み込めるようになるための練習をすることが主な目的なので、与える量にはとらわれなくても大丈夫です。
この時期の離乳食は使われている食材の量が少なく、離乳食でとれるエネルギーや栄養素は少ないため問題にするほどの量ではないからです。
「授乳・離乳の支援ガイド」(厚生労働省)でも、離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)は離乳食の1回あたりの目安量は示されず、進め方のみが示されています。
また、母乳または育児用ミルクは、授乳のリズムに沿って欲しがるだけ与えます。
離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)が離乳食の2ヶ月目にあたる場合は、離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)に与えられる食材から順番に進めながら、赤ちゃんの様子に合わせてこちらの動画も参考に進めてみてくださいね。
子どもには体格の大きさや、よく食べる子ども・食の細い子どもなど、それぞれ個性があります。また、その日の気分や体調によっても沢山食べてくれるときとそうでないときがあります。
子どものペースを尊重しながら、あせらずゆったりとした気持ちで進めていきたいですね。
離乳食の進め方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
離乳食2ヶ月目は1日に何回与える?
離乳食2ヶ月目になると、赤ちゃんが食べられそうな場合には、午前中に1回、午後に1回の1日2回与えることができるようになります(これを2回食といいます)。
2回食に進む時期の目安は、離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)または離乳食をはじめて1ヶ月程たってから(2ヶ月目から)になります。あくまでも目安なので、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。
毎日の食事の時間を決めてあげるとと自然と食事のリズムができるのでおすすめです。
赤ちゃんの体への負担を考慮して、食事と食事の間は4時間以上空けるようにしましょう。
1日2回に増やし始めた頃は、2回目の量は1回目の離乳食の1/3程度の量から始め、子どもの様子を見ながら徐々に増やしていきます。
また、食物アレルギーの原因となる食材もあるので、初めて与える食材は1日1種類、1さじが原則です。そうすることでアレルギー食材を特定しやすくなります。
新しい食材を与えるときは、万が一アレルギーが起きた場合でもすぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
子どもの体調が悪い場合は、無理をして回数や新しい食材を増やさず、体調が回復してから再開するなど、様子を見ながら進めていきましょう。
離乳食の形態は1ヶ月目とどう変わる?
離乳食1ヶ月目の形態は、赤ちゃんが飲み込みやすいポタージュ状でした。
離乳食2ヶ月目になり飲み込みがだんだんできるようになってきたら、徐々に水分を減らし、ぽてっとしたとろみのあるジャム状にしていきます。
量や形態はこちらの動画からも確認できます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
離乳食2ヶ月目の献立
離乳食2ヶ月目の献立作りのポイント
離乳食2ヶ月目(ここでは生後6ヶ月ごろの献立を紹介します)は
・10倍がゆなどの「エネルギー源」
・かぼちゃやりんごなどの「ビタミン・ミネラル源」
・豆腐や白身魚(鯛、ひらめなど)などの「たんぱく質源」
※白身魚のたらは食物アレルギーを引き起こす可能性があるため、離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)から
の3つ食品グループを組み合わせた食事にすると、栄養バランスのよい献立が作れます。
初めて与える食品は1さじから進めましょう。
おかゆと野菜と豆腐などの食材を全部混ぜて、1皿で栄養バランスがとれるおじやなどを取り入れるのも作るのが楽でおすすめです。
使う食材は、旬のものもぜひ取り入れてみてくださいね。
蜂蜜(乳児ボツリヌス症を引き起こすリスクがあるため、1 歳を過ぎるまでは与えない)などの与えてはいけない食材や注意する食材については、こちらの記事を確認してください。
一食の献立例
離乳食2ヶ月目の一食の献立の例を紹介します。
「10倍がゆ」
「小松菜の豆腐クリーム」
この献立に使われている食材を3つの食品グループに分けると、
・10倍がゆが「エネルギー源」
・小松菜の豆腐クリームの小松菜が「ビタミン・ミネラル源」
・豆腐が「たんぱく質源」
となっています。
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作り方の動画はこちらから確認できます。
離乳食2ヶ月目のスケジュールの参考に!3日分の献立カレンダー
離乳食が始まって2ヶ月目の3日分の献立の例です。
食材や与える時間は一例なので、この通りでなくても大丈夫です。
© every, Inc.
献立に出てくる離乳食の作り方の動画(MAMADAYS管理栄養士監修)はこちらから見られます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
1日目
※卵黄は、食物アレルギーになりやすい食品なので、初めは耳かき1杯程度から与えましょう。
卵の与え方については上の記事「きほんの離乳食 はじめての卵(卵黄)」内の動画を確認してください。
10倍がゆ、小松菜と豆腐(「レンジで簡単調理!ゴックン期の献立例」内)の作り方の動画は、この記事の上部の「一食の献立例」にリンクが載っています
2日目
3日目
ブロッコリーとしらす(ブロッコリーのしらす和え)
※卵黄は1日目に載っています
MAMADAYS管理栄養士からひとこと
食材の種類が増えてくると、毎回離乳食を作ることが負担に感じることもありますよね。
一度にまとめて作って冷凍保存したり、市販のベビーフードや冷凍の離乳食などを活用してみるのもよいかもしれません。
子どもの様子を見ながら無理のない範囲で進めていき、食べる楽しさを感じてもらえるような雰囲気づくりをぜひ心がけてみてくださいね。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
参考
「授乳・離乳の支援ガイド」 (厚生労働省)
五十嵐隆(監修)「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)実践の手引き」公益財団法人 母子衛生研究会、2020年
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食材ごとにレシピ動画を見る
使ってみたい食材で離乳食を作りたいときや、はじめて使う食材で何を作ろうか悩んでいるときなどに役に立ちます。
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子どもの初めて食べた食材を記録できます
子どもが食材を初めて食べた日や、食材ごとに子どもの食物アレルギー情報などを記録できます。
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