離乳食の味噌汁|初めてはいつから?保存方法やレシピ・アレルギーを解説【管理栄養士監修】
和食にかかせない「味噌汁」は、離乳食の取り分けに使うことができる便利な1品です。
今回の記事では、味噌汁はいつから与えることができるの?味噌の量はどのくらいが適量?冷凍保存は可能?といったママやパパの疑問にわかりやすく答えます。
和食にかかせない「味噌汁」は、離乳食の取り分けに使うことができる便利な1品です。
今回の記事では、味噌汁はいつから与えることができるの?味噌の量はどのくらいが適量?冷凍保存は可能?といったママやパパの疑問にわかりやすく答えます。
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離乳食の味噌汁はいつから?
味噌汁は後期からがおすすめ
味噌汁は、内臓の機能が整い始めた離乳後期の生後9ヶ月頃から与えられます。
生後7ヶ月頃から与えてよいともいわれますが、塩分量が多いためだしの味に慣れてきた生後9ヶ月頃からスタートするのがおすすめです。
大人用から取り分けて与えるときは、味噌を入れる前のだしと具材を取り分け、少量の味噌で風味付けをして与えましょう。
味噌の量は、1食あたり小豆1/2粒大(0.5g)程度の薄味からスタートするといいでしょう。だしを小さじ5に対して、小豆1/2粒大(0.5g)ほどの味噌を溶くとちょうどいい味になります。
大人用に作った味噌汁から取り分ける場合は、塩分量が多いため水かだしで2〜3倍に薄めて与えましょう。
また、スーパーで売られている味噌やだしパックの中には添加物の入ったものもあるため、選ぶときはパッケージの裏面に記載してある原材料の表示を確認することも大切です。
味付け前の具材を取り分けて使えば初期からOK
味噌汁を作るときに、味噌を入れる前のやわらかくなった具材を取り分ければ離乳初期から与えることができます。
汁物の取り分け方の参考例
汁物は離乳食の取り分けに最適なメニューです。味噌汁だけでなくスープの取り分け方のレシピも知っておくと、レパートリーの幅を広げることができますよ。
味噌汁の食物アレルギーについて
味噌汁には、大豆アレルギーのリスクがあります。発症すると、発疹、かゆみ、腹痛、呼吸困難などの症状が見られることがあります。
初めて与える際は少量から始め、アレルギー反応が出た場合に備えて、医療機関の受付時間内に与えることをおすすめします。
味噌汁の栄養について
味噌汁には、たんぱく質、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラル(カルシウム、マグネシウム)などが含まれています。原料となる大豆の旨みや、米麹の甘味を感じるのが特徴です。
味噌汁の下ごしらえのコツ
離乳食で味噌汁を与える際は、塩分に注意することが重要です。
まず、味噌を少量のだしでしっかりと薄めます。また、味噌汁に使用する具材は、赤ちゃんが食べやすいように細かく刻んで柔らかく煮ます。
野菜や豆腐など、消化によい食材を選び、薄味に仕上げることがポイントです。離乳中期には味噌汁の上澄みだけを与えるようにしましょう。
味噌汁の調理方法
離乳食の時期ごとに味噌汁の調理方法を解説します。
ゴックン期・離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)
まだ与えられません。
モグモグ期・離乳中期(生後7〜8ヶ月頃)
味噌汁の上澄みだけを与えられますが、塩分が多いので、だしの味に慣れてきた頃から始めましょう。
カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)
具材を少し大きめに切り、食感を楽しめるようにします。風味づけ程度の薄味にしましょう。
パクパク期・完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)
大人のものから取り分けられます。大人の2〜3倍に薄めて、具材は細かく切りましょう。
味噌汁の離乳食の保存方法は?
味噌汁の保存方法について解説します。
冷蔵保存する場合
作った味噌汁は当日中にお召し上がりください。食べる前に電子レンジなどで再加熱してください。
冷凍保存する場合
味噌を入れる前の汁物の状態での冷凍がおすすめ
味噌は香りが飛びやすいため、味噌汁を冷凍すると風味が落ちてしまいます。そのため、味噌を入れる前の汁物の状態で冷凍するのがおすすめです。
具材とだしを一緒に冷凍してもいいですし、別々に分けて冷凍しておくと味噌汁以外のメニューにもアレンジして使うことができます。
離乳初期(生後5〜6ヶ月頃)から中期(生後7~8ヶ月頃)にかけては離乳食用の製氷皿で冷凍し、凍ったらフリーザーバッグに入れて保存するのがおすすめです。
© every, Inc.
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※画像は玉ねぎのペーストを冷凍しています
後期(生後9〜11ヶ月頃)から完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)にかけては具材が大きくなってくるため、フリーザーバッグに平らに入れて冷凍し、少し凍ってきたところで1食分の量になるように割れ目をつけて保存するのがおすすめです。
こうすることで使いたい量だけを取り出すことができて便利ですよ。
© every, Inc.
※画像は玉ねぎのみじん切りを冷凍しています
解凍するときは電子レンジや小鍋を利用しましょう。食中毒を防ぐためにも必ず再加熱してから与え、冷凍しただしは1週間を目安に使い切るといいでしょう。
具材の冷凍ストックで調理時間を短縮しよう
味噌汁用の具材をカットし、火を通す前の状態で冷凍ストックしておくのもおすすめです。野菜類は冷凍すると火の通りがよくなるため、加熱時間を短縮して食事の準備を楽にすることができますよ。
管理栄養士のひとこと
離乳食の献立作りに悩んでいるママやパパも多いと思います。そんなときはぜひ「味噌汁」を活用してみてください。「味噌汁」は、大人の食事を作りながら一緒に離乳食も作れる「取り分け」に最適なメニューです。冷凍ストックなども上手に利用することで献立の幅をぐっと広げることができますよ。
味噌汁の離乳食に関するよくある質問
ここでは、味噌汁の離乳食に関するよくある質問をまとめています。
味噌汁にどんな具材を使えばよいですか?
柔らかく煮た野菜や豆腐がおすすめです。
具材としては、にんじん、じゃがいも、豆腐など、柔らかく煮た野菜や豆腐が適しています。これらは消化が良く、赤ちゃんにも食べやすいです。
市販の味噌を使っても良いですか?
無添加のものを選びましょう。
市販の味噌を使う際は、無添加で塩分が控えめのものを選びましょう。また、初めて使用する際は、少量から試してみて、赤ちゃんの反応を確認します。
保存についての注意事項
- 作ったものは常温のまま長時間放置しないでください。雑菌が増える原因になります。
- 清潔な保存容器を使用してください。
- 解凍したものの再冷凍はしないでください。雑菌が増える原因になります。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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