赤ちゃんのお祝い お宮参りの後の食事会は必要?費用や場所は?
お宮参りとは
お宮参りとは、神社やお寺を訪れて子どもが生まれたことへのお礼と報告を行い、今後の健やかな成長を見守ってもらうようお祈りすることです。「初宮参り(はつみやまいり)」と言うこともあります。
地方により違いはあるようですが、男の子は生後31〜32日、女の子は生後32〜33日にお参りに行くのが一般的です。
赤ちゃんの正装は、初めて身に着ける着物である「産着(うぶぎ)」がメジャーです。赤ちゃんには白羽二重(しろはぶたえ)の内着を着せ、ママかおばあちゃんなど赤ちゃんを抱っこしている人に祝い着をかけ、背中で蝶結びをします。最近では、ベビードレスなど赤ちゃんに洋装をさせるご家族も増えています。
お宮参りの際には両家揃って写真撮影をしたり、食事会を開いたりすることもあります。
「#お宮参り 」の記事ではお宮参りに関するよくある疑問に答えているので、ぜひ参考にしてください。
お宮参り後の食事会は必要?
お宮参りには両家の祖父母も参列することが多く、「せっかく顔を合わせる機会なので」と食事会をもうける家庭も多いです。
お宮参り後には食事会が必要なのでしょうか?
お宮参り後の食事会の決まりは特にありません
お宮参り後の食事会は、必ずしなければならないものではありません。祖父母を招いて食事会をするのかどうかは、ママ・パパで決めましょう。
食事会の内容にも決まりはなく、和食にこだわる必要もありません。
ですが、お宮参りで両家が揃っているなら、親族どうしで親睦を深めるよい機会とも言えます。日を改めて食事会をするとなると、日程調整などが大変になるので、もし家族の体調や都合に問題がなければお宮参りのあとに食事会を開くとよいでしょう。
「お食い初め」と一緒に食事会を開催することも
お食い初めは「100日祝い」とも呼ばれ、赤ちゃんの生後100日前後に「一生食べるのに困らないように」ということを願って行われるお祝いです。
両家の親族が集まる機会を何度も作るのが難しい場合は、お宮参りをお食い初めの生後100日前後に一緒に行うこともあります。
例えばお宮参りでは神社やお寺の参拝だけにして、お食い初めのときに両家の祖父母を呼んで食事会を開くのもよいでしょう。
詳しくは、こちらの記事もチェックしてみてください。
お宮参りの食事会はどこでする?
お宮参りのあとに両家で食事会をするなら、場所を決めなければなりません。
お宮参りの食事会の場所として多いのは、お店か自宅のどちらかです。どちらで食事会を開くべきか、悩みますよね。
以下では、お店で食事会をする場合・自宅で食事会をする場合、それぞれの段取りやメリット・デメリットを紹介します。
お店か自宅か、どちらの方が赤ちゃんとママにとってよいかどうかを考えながら、食事会の場所を決めるとよいでしょう。
お店の場合
食事会はせっかくなのでお店で、と考えるママ・パパも多いでしょう。お店で食事会をするときのメリットとして、次の3つがあります。
- お参りのあと、すぐに食事ができる
- 準備や後片付けをしなくてよい
- あたたかい料理が食べられる
お宮参りのあとにすぐにあたたかい食事ができて、準備や後片付けに追われないことはお店で食事会をする大きなメリットです。
一方、お店で食事会をすると次のようなデメリットも考えられます。
- 赤ちゃんが泣いてしまい、周りに気を遣ってしまうこともある
- 自宅で食事会をするよりもお金がかかる
- 事前にお店を選び、予約しておく必要がある
- お店によってはおむつ替えや授乳がしにくい
- 予約時間が決まっているので時間の融通が利きにくい
お店なのでお金もかかってしまうのは仕方ありませんが、お店の状況によっては周りに気を遣うことになってしまいかねません。そのため、お宮参りの食事会をお店でするなら、下調べが大切です。
赤ちゃんが食事の場にいても大丈夫なお店を選ぶようにしてください。
お店の場合は個室をとると安心
お伝えした通り、お宮参りのあとの食事会をお店でするなら、お店選びが大切です。
お店はあらかじめ見当をつけておき、当日のために個室を予約しておきましょう。
個室なら赤ちゃんが泣いても大丈夫ですし、授乳など赤ちゃんの世話もしやすくなります。座敷なら赤ちゃんを寝かせることもできるので、赤ちゃんが寝ていれば大人たちでゆっくり食事を楽しむことができます。
また、お店を予約するときには禁煙であることを確認しましょう。
お宮参り後の食事会を自宅以外で行うときは荷物に注意
お宮参りのあとにお店で食事会をするとなると、ママと赤ちゃんにとって初めての長時間の外出となるかもしれません。外出先で困らないよう、しっかりと荷物をまとめておきましょう。
おむつやミルク、ウェットティッシュなどは「ちょっと多いかな」と思うくらいがちょうどよい量です。
荷物を準備する際には「お宮参りはいつ?服装や当日の流れ、持ち物もおさらい! 」も参考にしてください。
自宅の場合
お店ではなく、お宮参り後に自宅に帰ってきて食事会をするのもよいでしょう。自宅で食事会をする場合には、次のようなメリットが考えられます。
- 荷物の量が減る
- フォーマルな服装から着替えられるので楽
- 周りを気にする必要がない
- 赤ちゃんの世話がしやすい
- 時間の融通が利く
一方で、自宅だからこそのデメリットもあります。
- 準備や後片付けをしなければならない
- あらかじめ部屋の掃除が必要
最大のデメリットは準備や後片付けです。いくら食事をオーダーしても、セッティングはしなければなりません。
両家の祖父母を招くので、部屋の掃除もしっかりしておきたいと思うママ・パパもいるかもしれません。そうなると労力がかかってしまい、「結局お店で食事会した方が楽だったかも」ということになってしまうこともあります。
自宅では家族みんながリラックスできるのが一番のメリットです。準備や後片付けまでやってくれるケータリングサービスを利用するのも選択肢として持っておきましょう。
食事会の時間帯は?いつ開催する?
食事会の時間帯はいつにすべきでしょうか。
お店の場合はランチとディナーで料金も変わってくるので、知っておきたいと思うママ・パパも多いかもしれません。
ですが、お宮参り後の食事会には決まりはありません。そのため、ママ・パパが都合のよい食事会の時間を決めてしまいましょう。
お宮参り後そのまま食事会をすることも
お宮参りを午前中に行い、お宮参り後にそのまま食事会をする家庭もみられます。
お宮参り後から直接お店に移動するなら時間も開かないので、スムーズに食事会が進むのでおすすめです。
ランチの時間帯で食事会をするなら、食事会開始の時間も見据えてお宮参りの時間を決めておくことが大切です。
また、お店で食事会する場合には、お宮参りの神社・お寺から遠くないところを予約しておきましょう。
どんなものを食べる?
お宮参り後の食事会では、どんなものを食べるのでしょうか。
赤ちゃんはまだ固形の食べ物を食べられませんし、大人たちが食べたいものを選ぶのが一番です。
次に、食事会のメニューの一例を紹介します。
食事会のメニューは「お祝い膳」が一般的
食事会では「お祝い膳」を食べるのが一般的です。お祝い膳はめでたい日に食べる食事のことで、鯛や赤飯などを使った会席料理を指します。祝い膳には洋食コースもあります。
自宅の食事会では、お祝い膳のお弁当やオードブルがよいでしょう。
お祝い膳を紹介しましたが、前述したとおり食事会のメニューは特に決まりはないので家族で相談して進めましょう。
授乳中のママは、食事会のメニューが気になるかもしれません。
授乳中に食べてもよい食べ物について、以下の記事をチェックしてみてください。
好き嫌いや食物アレルギーのことなど事前に聞いておこう
せっかく両家が揃う食事会なので、みんなで楽しく食事したいですよね。そこで大切なのが、好き嫌いや食物アレルギーの確認です。
両家の祖父母に、好き嫌いや食物アレルギーがないか、事前に聞いておきましょう。
当日になって食物アレルギーはもちろんですが、祖父母が好き嫌いがあって食べられない食事内容だと、みんなで食事を楽しむことができません。
家族の誰かに食物アレルギーがある場合は、その食材を使わないように事前にお店にお願いしておくことが大切です。
お宮参りの食事会には誰を招く?
お宮参りの食事会には誰を招くべきなのでしょうか。
招くべき人に関しても、決まりはありません。ママ・パパで話し合って、誰を招くのか決めてください。
せっかくの食事会の機会を活用する
お宮参りは親族が揃う貴重な機会なので、両家の祖父母やママ・パパのきょうだいを集めてお祝いの席をもうけるのもよいでしょう。家族にとって、赤ちゃんとの忘れられない思い出となるかもしれません。
とは言っても、赤ちゃんとママが疲れないようにすることがもっとも大切です。大人数だと動きにくく、ママが気疲れしてしまうこともあります。そんな場合には少人数で気楽に楽しめる食事会を開くことをおすすめします。
食事会の食事代金は誰が支払う?
食事会の食事代金は誰が支払うのか、ということにも決まりはありません。
ママ・パパが招いた立場として支払ってもよいですし、お祝いとして祖父母に支払ってもらうのもよいでしょう。
費用や支払いなど事前に決めておくとスムーズ
費用や支払いに関しては、事前に決めておくとスムーズになります。
何も決まっていないと、特にお店の支払いの場面で「私が払う」と両家の祖父母が払おうとして、支払いに時間がかかることがあります。
「お宮参りの衣装はママ側の祖父母に」「食事会の支払いはパパ側の祖父母に」などと、両家で支払いについて話し合っておくことをおすすめします。
食事会の費用の相場は、ランチだと1人3,000〜5,000円です。負担がかかりすぎない金額で収められるとよいでしょう。
お宮参りの食事会の注意ポイント
お宮参りの食事会をするときには以下の3点に注意してください。
- 赤ちゃんとママの体調が最優先
- 長時間の外出は控える
- 無理にお宮参りの当日に行わなくてもいい
それでは1つずつ見ていきましょう。
赤ちゃんとママの体調が最優先
お宮参りと食事会は、赤ちゃんとママの体調を最優先するようにしてください。
赤ちゃんは生後30日前後、ママも出産から1ヶ月ほどしか経っていないので体調を崩しやすい時期です。
赤ちゃんとママのどちらかひとりでも体調が優れない場合には、無理に食事会をする必要はありません。
お店の予約をしていても、体調が悪ければ持ち帰り用に包んでもらえることもあるので、すぐに連絡を入れましょう。
長時間の外出は控える
新生児の赤ちゃんは外気に長い時間さらされるのはよくありません。寒い時期は特に冷たい外気にさらされるのでママも赤ちゃんも注意が必要です。
この時期の赤ちゃんは首がまだすわっていないので、外出中に抱き続けるのはリスクとなることがあります。長時間の外出は控えるようにしてください。
また、ママも赤ちゃんもまだまだ疲れやすい時期です。
お宮参りが終わったら、すぐにあたたかいお店か自宅に移動するようにしましょう。
無理にお宮参りの当日に行わなくてもいい
お宮参りと食事会の主役は赤ちゃんです。食事会は無理にお宮参りの当日に行う必要はありません。
お宮参りではなく、日にちの経ったお食い初めの日に食事会をする方が、赤ちゃんとママにとってもよいかもしれません。
赤ちゃんとママを中心に食事会プランを考え、日程を設定するようにしてください。
お宮参りの食事会に決まりはない
今回はお宮参りの食事会について解説しました。
お宮参りの食事会には決まりがなく、無理に食事会をする必要もありません。お食い初めのときに両家の祖父母と食事会をするのもよいでしょう。
赤ちゃんとママの状況を考え、食事会をするかどうか、プランをどうするのか決めるようにしましょう。
- お宮参り後の食事会に決まりはない
- お店と自宅どちらで食事会をしてもよい
- ママと赤ちゃんの体調を最優先に考えて
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