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【小児科医監修】赤ちゃんのつたい歩きはいつから?練習方法や練習用おもちゃも紹介

【小児科医監修】赤ちゃんのつたい歩きはいつから?練習方法や練習用おもちゃも紹介

赤ちゃんはつかまり立ちができるようになると、次はつたい歩き(伝い歩き)にチャレンジしようとするでしょう。少しおしりを突き出し気味につたい歩きする姿、ぜひ写真や動画に収めておきたいですね。赤ちゃんがつたい歩きし始める時期や練習方法などを紹介します。
赤ちゃんはつかまり立ちができるようになると、次はつたい歩き(伝い歩き)にチャレンジしようとするでしょう。少しおしりを突き出し気味につたい歩きする姿、ぜひ写真や動画に収めておきたいですね。赤ちゃんがつたい歩きし始める時期や練習方法などを紹介します。

つたい歩きとは?いつから始めるもの?

つたい歩きとは具体的にどんな状態で、いつから始めるものか見てみましょう。

つたい歩きとは?

つたい歩きとは壁や机に手をかけ、それに沿って歩く状態です。多くの場合、足の裏をしっかり床につけてつかまり立ちが安定するようになると、つたい歩きを始めます。最初はカニさん歩き(横向き移動)になることが多いです。

つたい歩きをすることで立った状態で姿勢を維持して歩くことを学べるため、ひとり立ちやひとり歩きの練習になります。

立ったまま行動できるようになるため、赤ちゃんの行動範囲はぐんと広がります。赤ちゃんが自由につたい歩きできる環境を作ってあげましょう。

いつ頃から始めるもの?

はいはいやつかまり立ちを始める時期に個人差があるように、つたい歩きを始める時期も個人差が大きいです。早い子では生後7ヶ月からつたい歩きができるようになります。生後10ヶ月頃には多くの赤ちゃんがつたい歩きができますが、1歳を過ぎてからできるようになる子どももいます。

運動の発達がゆっくりな場合以外にも、歩くことに興味がまだなかったり、はいはいのほうが好きだったりすることもあります。赤ちゃんの気持ちが向いていない場合もあるので、焦らず見守ってあげましょう。

また、出生時の妊娠週数が早い場合は、運動面の発達がゆっくりになりやすいです。しかし、後から追いついてくる場合もあるので長い目で見ることが大切です。

つかまり立ちとつたい歩きの違いは?

つかまり立ちとつたい歩きの違いは、立ったままであればつかまり立ち、歩き始めたらつたい歩きです。立ったまま上下に屈伸したり、その場で足踏みしたりするのは、つかまり立ちの状態ですね。足を一歩踏み出してからだを移動できるかどうかが、つかまり立ちとつたい歩きの違いと言えるでしょう。

つたい歩きからひとり歩きになるまではどのくらいかかるか?

つたい歩きからひとり歩きができるようになる期間も、個人差があります。1歳前にひとり歩きができる子どももいますし、1歳半~2歳にできるようになる子どももいます。運動面の発達がゆっくりな場合や、赤ちゃんの気持ちが向いていない場合があるため見守ってあげましょう。

つたい歩きができるようになった後、ひとりでなにも持たずに立てるようになってひとり立ちできるようになります。立った状態が維持できるようになると足を踏み出せるようになり、少しずつ上手に歩けるようになっていきます。

つたい歩きの練習をさせるべき?練習方法は?

赤ちゃんがつたい歩きをなかなかしようとしない場合、練習をさせたほうがいいのでしょうか?

無理に練習をさせなくてOK。赤ちゃんのペースに合わせて

つたい歩きを始めるタイミングは、赤ちゃんによって違います。無理に練習させる必要はないので、赤ちゃんのペースを重視しましょう。

おもちゃを使ってつたい歩きをサポート

無理に練習させる必要はありませんが、赤ちゃんの意欲を高めてつたい歩きをサポートする方法があります。おもちゃは赤ちゃんの興味を引くアイテムです。赤ちゃんはなんとかして自分の手でおもちゃをつかみたいと思うでしょう。

つかまり立ちをした赤ちゃんから少し離れた場所におもちゃを置いてみます。赤ちゃんはそれを掴もうと手を伸ばしたり、足をなんとか動かして近づこうとしたりするでしょう。その意欲がつたい歩きに必要な運動面の発達を促し、そのうちに一歩を踏み出せるようになるはずです。

また、歩行に必要な足を一歩前に踏み出す練習として、手押し車のような前に進むおもちゃを使う方法があります。手押し車がない場合は、大きめの箱を押して進むのもいいですね。ただ、手押し車が先に進んでしまうと赤ちゃんが転倒するおそれがあるため、必ずママ・パパが横にいるようにしましょう。

赤ちゃんがつたい歩きを始めたら気をつけること

つたい歩きに慣れてくるとテーブルの周りを一周したり、壁伝いに家中を移動したりするようになります。行動範囲が広がることで怪我や事故のリスクが高まるため、事前に対策をしておきましょう。

1歳までは居間での事故がおこりやすいです。コンセントに指を入れて感電、タバコやボタン電池・おもちゃの部品などの誤飲・窒息、ポットや電気ケトルでのやけど、転倒して頭をぶつけるなど赤ちゃんにとっては危険がいっぱいです。

誤飲や窒息のおそれのある小物や、やけどの原因となる家電製品は手の届かないところに収納し、コンセントにキャップをするなど、事故の予防対策をしておきましょう。歩き始めの赤ちゃんはよく転倒するため、床にラグやジョイントマットなど敷いておくと、転倒時の衝撃を和らげられます。

MAMADAYSでは赤ちゃんに事故が生じた際の対処法についてまとめた記事があり、事前に確認しておけば万が一の際に速やかに対応できるようになるので、ぜひご覧くださいね。

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つたい歩きが早いと何か影響がある?

立った状態を維持できる筋力とバランスを取る能力が身につけば自然とつかまり立ちし、つたい歩きを始めます。この場合は、つたい歩きを始める時期が早くても過度に心配する必要はありません。

しかし、十分な筋力がつく前に赤ちゃんを無理に立たせたり、歩かせたりするのは避けましょう。赤ちゃんの足の骨や関節の変形につながるおそれがあります。

つたい歩きをしないのが心配!どうしたらいい?

健診などで異常を指摘されなければ、健康に発達しているということです。ただ、健診は9ヶ月の次は1歳半と少し間が空く地域が多く、伝い歩きが始まる時期の発達についてママ・パパは心配になるかもしれません。心配なときは、かかりつけの小児科で相談して、安心して発達を見守るとよいでしょう。

首すわり、寝返り、ひとり座り、つかまり立ち、つたい歩きと約1年の間に大きく成長する赤ちゃん。その成長のタイミングは、赤ちゃん一人ひとり違います。つたい歩きを始めるタイミングも個人差が大きいため、焦らず成長の様子を見守りましょう。

つたい歩きができるようになると、次はひとりで「たっち」するステージに入ります。どんなことに気をつければいいかまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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  • つたい歩きは早い子で生後7ヶ月から生後10ヶ月頃にはできる子が多い
  • 1歳を過ぎてからつたい歩きを始める子もいるので個人差が大きい
  • 無理に立たせたり歩かせたりするのは、骨や関節が変形するのでNG
  • つたい歩きが始まると行動範囲が広がるので、安全対策の強化が必要

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写真提供:ゲッティイメージズ

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