豆腐はつわり中でも食べやすくおすすめ!食べる際の注意点やアレンジレシピ【管理栄養士監修】
豆腐は、大豆の豊富な栄養を含んでいるだけでなく、淡白な味で口当たりがよいので、つわりで食欲が落ちているときにおすすめの食品です。
食べやすい・豆腐なら食べられるというママも多いのでは?
この記事では、豆腐を食べる際の注意点や、つわり中・妊娠中におすすめの豆腐レシピをご紹介します。
豆腐は、大豆の豊富な栄養を含んでいるだけでなく、淡白な味で口当たりがよいので、つわりで食欲が落ちているときにおすすめの食品です。
食べやすい・豆腐なら食べられるというママも多いのでは?
この記事では、豆腐を食べる際の注意点や、つわり中・妊娠中におすすめの豆腐レシピをご紹介します。
つわり中に豆腐が食べやすい理由
香りが控えめで淡白な味の豆腐はつわり中でも食べやすいでしょう。
やわらかく口当たりもなめらかで、噛まずに食べられる点もつわり中の食べやすさにつながっています。
そのまま食べても、サラダにのせたり味噌汁や料理に入れたりしてもよく、料理やアレンジの幅が広いことも好みの変化が激しいつわり中に食べやすい理由です。
つわり中に豆腐を食べたときの赤ちゃんへの影響は?
つわり中に豆腐を食べても、通常の食事で食べる程度であれば赤ちゃんに影響はありません。
ただし食べ過ぎるとカロリーオーバーから体重が増えやすくなり、出産や赤ちゃんの発育に影響が出ることがあります。
また、大豆に含まれるイソフラボンは、摂り過ぎると健康に影響を及ぼすことがあります。
日常生活で食べる大豆製品の量だけでイソフラボンの摂取目安量をオーバーすることはないと考えられますが、サプリメントを服用している場合は摂り過ぎないように注意が必要です。
イソフラボンの摂取目安量
1日あたりのイソフラボンの摂取目安量は、イソフラボンアグリコンとして70~75mgです。主な大豆製品の含有量は次の通りです。食べる際の参考にしてください。
代表的な大豆製品のイソフラボン含有量
豆腐100gあたり平均20.3mg
豆乳100gあたり平均24.8mg
おから100gあたり平均10.5mg
きなこ100gあたり平均266.2mg
つわり中に豆腐を食べるメリットは?
食事で悩むことも多いつわり中、豆腐の活用には次のようなメリットがあります。
つわり中に豆腐を食べるメリット
消化がよく胃腸に負担がかかりにくい
水分と栄養が補える
淡白な味なのでアレンジがしやすい
コンビニやスーパーで手軽に買える
そのまま食べてもおいしく食べられ、おかずにもなるのでつわり中の食事のお供に活用してみてくださいね。
つわり中に豆腐を食べるときの注意点
つわり中に豆腐を食べる際は、食べる量や栄養バランスに気を配りましょう。
イソフラボンを摂り過ぎないように豆腐の食べ過ぎに注意する
豆腐だけで1日のイソフラボン摂取目安量をオーバーするとは考えにくいですが、食べ過ぎには注意しましょう。豆腐を食べる際は1日あたり150g程度を目安にするといいですよ。
豆腐ばかり食べず栄養バランスに気を配る
「畑の肉」とも呼ばれる大豆から作られた豆腐には、たんぱく質をはじめとした豊富な栄養が含まれています。
しかし、豆腐ばかり食べていては栄養バランスが偏ってしまうので、無理のない範囲で他¥ほかの食品と組み合わせて食べるよう心がけましょう。
野菜や肉・魚、白米などの炭水化物と組み合わせると、バランスの良い献立になりますよ。
生卵やナチュラルチーズを組み合わせて食べない
妊娠中は免疫力が落ちていて、食中毒を発症しやすくなっています。食中毒を避けるためにも、生卵やナチュラルチーズ、生ハムなどと組み合わせて食べるのは避けましょう。
食中毒のリスクがある食品と豆腐と一緒に食べるときは中心部までしっかり加熱してくださいね。
激辛麻婆豆腐は避ける
妊娠中は胃腸の働きも鈍くなります。麻婆豆腐やスンドゥブチゲなどを作る際は、辛くしすぎないようにしましょう。
唐辛子をたっぷり入れた激辛味にしてしまうと、胃腸に負担がかかってしまいます。
醤油や塩などの調味料をかけ過ぎない
醤油や塩、ドレッシングのかけ過ぎは、塩分の摂り過ぎにつながります。
むくみや妊娠性高血圧の原因にもなるので、豆腐に調味料をかけるときは「控えめ」を意識してくださいね。
つわり中に豆腐を食べやすくするポイントは?
つわり中に豆腐を食べやすくするなら、酸味や薬味をプラスしてみましょう。
梅干しやレモンなど酸味をプラスする
豆腐をさらに食べやすくしたいなら、梅干しやレモン、すだちなどで酸味をプラスしてみましょう。
醤油や塩ではなく、ポン酢をかけるのもおすすめです。酸味には食欲を増進させる作用があるので、つわりで食欲が落ちているときも食べやすくなりますよ。
しょうがなどの薬味をプラスする
しょうがやネギなどの薬味をトッピングするのもおすすめです。薬味の香りには、食欲増進効果があるんですよ。
しょうがにはつわりを和らげる作用があるとされているので、試してみましょう。
醤油以外にドレッシングなどをかけてみる
妊娠すると香りに敏感になり、醤油やめんつゆを受け付けなくなる人もいます。
そのような場合は、ドレッシングや塩など、他の調味料を試してみましょう。
特に香りに敏感な人には、香りがついていない塩がおすすめです。
つわり中におすすめの豆腐レシピ
ここからは、つわり中におすすめの豆腐レシピを紹介しましょう。簡単に作れるものを中心にピックアップしましたので、気になるレシピがあれば作ってみてくださいね。
さっぱり梅豆腐丼
豆腐を使ったヘルシーな丼です。梅干しの酸味とかつお節の旨み、のりの香りで調味料をかけなくてもさっぱりおいしく食べられますよ。火も包丁も使わずに作れるので、手早く済ませたいときにもぴったりです。
材料(1食分)
ごはん 1膳分(冷やごはんでもOK)
絹ごし豆腐 150g
梅干し 1個
かつお削り節 適量
焼き海苔 適量
お好みで醤油やポン酢など
作り方
1.器に盛り付けたごはんに、豆腐をスプーンで崩しながらのせる。
2.かつお削り節焼き海苔梅干しをトッピングする。
3.お好みで醤油やポン酢をかけて完成。
おから豆腐ナゲット
肉を使っていないのに食べ応えがあるナゲットです。おからと豆腐を使うことで、ジューシーさと食べ応えをアップさせています。「揚げ物が食べたいけど油分やくどさが気になる」というときにおすすめのレシピです。
材料(作りやすい分量)
生おから 150g
絹ごし豆腐 150g
コンソメ(顆粒) 小さじ1
おろしにんにく 小さじ1/2
マヨネーズ 大さじ2
片栗粉 大さじ2
塩こしょう 少々
サラダ油 大さじ3
ケチャップマスタードなど お好みで
作り方
1.絹ごし豆腐はキッチンペーパーに包み耐熱皿にのせて600wのレンジで約1分30秒加熱し、水切りしておく。
2.ボウルに入れ、生おからコンソメおろしにんにくマヨネーズ片栗粉塩こしょうを加えてよく混ぜる。
3.食べやすい大きさに成形する。
4.フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、両面こんがりするまで揚げ焼きして完成。
つわり中に豆腐を食べると赤ちゃんがアレルギーになる?性別がわかるって本当?
「つわり中に豆腐が食べたくなると、赤ちゃんの性別は女の子」や「妊娠中に豆腐を食べると、赤ちゃんが大豆アレルギーになる」といった話を聞いたことがあるママもいるかもしれません。
しかし、これらの話は迷信です。
妊娠中に食べたもの・食べたくなったもので、赤ちゃんの性別や体質が決まるという科学的根拠はないので、心配せずとも大丈夫ですよ。
つわりがひどいときは食事が偏っても大丈夫?
つわり中、食生活に偏りが出ることに不安を感じる人もいるでしょう。
理想はさまざまな食材をバランスよく摂れることですが、食事が難しい場合つわり中に限っては食事の偏りは容認されています。
また、妊娠初期につわり・悪阻の症状がひどくて食事が摂れなくても、赤ちゃんの成長に影響を与えることはないと考えられています。
しかし、高カロリーのものや糖分が多いもの、塩分が多いものなど、肥満や妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群につながるものばかり食べてしまう場合や体重が減る・増えない場合は医師に相談してみましょう。
次のような工夫をするとつわり中でも食事がしやすくなりますよ。
つわり中の食事の工夫
食べ物の形状やのどごしを変えてみる(ドロドロ、さっくり、ぱさぱさ、など)
温度を変えてみる(温める、冷やす)
ストローを使い口の中に広げないようにして飲む
味付けは薄めで脂っぽくないものを選ぶ
1回の食事を分け少量・頻回にして食べる
つわりがおさまるのはいつからいつまで?
つわりの症状は妊娠5〜6週目頃から始まり、妊娠12〜16週までに落ち着く人が多いです。
しかし、つわりの症状は人により個人差があります。
つわりが全く出ない人、妊娠中期以降も残る人とさまざまです。
なかには、症状が重くなり「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という状態になる人もいます。
食事が過度に偏っている場合や、食事や水分が摂れず体重が減っている場合は、産婦人科を受診しましょう。
つわり中の豆腐に関するよくある質問
ここではつわり中の豆腐に関するよくある疑問をご紹介します。気になる点を解消しましょう!
つわりがひどく、豆腐しか食べられないけど大丈夫?
豆腐しか食べられない日が続くときは早めに医師に相談しましょう
つわり中は食べられるときに食べられるものを食べるしかありません。ある程度食事が偏るのも許容範囲です。しかし豆腐しか食べられない日が続くような場合は、早めに医師に相談しましょう。豆腐だけでは体に必要な栄養が摂れず、体調を崩す原因になってしまうことがあります。
つわり中に豆乳や高野豆腐などの豆腐製品を食べてもいい?
豆乳や豆腐製品は栄養豊富で妊娠中におすすめです
豆乳や豆腐製品には良質なたんぱく質が豊富に含まれています。食べ過ぎ・飲み過ぎには注意が必要ですが、毎日の献立に取り入れてみましょう。こちらの記事では、妊娠中に豆乳を飲んでも問題ないかどうかを解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
豆腐は妊娠中にもおすすめ!野菜や肉・魚と組み合わせて献立に取り入れよう
淡白な味で口当たりの良い豆腐は、食欲がないつわり中でも食べやすい食品です。
主菜・副菜・汁物だけでなくスイーツにもアレンジできるので、肉・魚や野菜と組み合わせて妊娠中の献立に取り入れてみましょう。
食べられるものを食べて、つわりのしんどい時期を乗り切りましょう!
- 妊娠中に豆腐を食べても赤ちゃんに影響はない
- イソフラボンの摂り過ぎには要注意
- 豆腐を食べる際は1日150g程度を目安にしよう
- 卵やチーズと組み合わせる場合はしっかり加熱しよう
- 豆腐しか食べられない日が続くときは早めに医師に相談しよう
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
本サイトの記事中で紹介している商品やサービスは編集部が選定しております。記事の監修者が選定・推奨したものではありません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
アプリで妊娠中の体調管理&情報収集!
自分の週数に合わせて情報が出てくる!
ママの妊娠週数に応じたおすすめ記事が表示されます。
ネットなどでわざわざ調べに行かなくても、出産予定日を設定するだけで、ママの妊娠週数に応じた情報が手に入りますよ!
おなかの赤ちゃんの成長がイラストでわかる
妊娠中のママがおなかの赤ちゃんの成長をよりイメージしやすくなる新機能です。
出産予定日までの日数をカウントダウンしながら、イメージイラストで週数に合わせて赤ちゃんが成長していくようすが見れます。
イラストをタップすると、赤ちゃんからのひとことが表示され、妊娠中のママを応援してくれます!
医師監修のメッセージで週ごとの赤ちゃんとママの様子がわかる
医師監修のもと、赤ちゃんやママに関する様子や変化に関する読み物を毎日更新!
「今日の赤ちゃんのようす」では、おなかの中で赤ちゃんがどう過ごしているのかなどについて分かります。
「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。
パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。