妊娠検査薬に尿をかけすぎると陽性になるって本当?適切な尿の量や偽陽性になるケースも解説
妊娠検査薬で陽性が出ると、嬉しい反面「尿をかけすぎただけかも…」と不安を感じる人もいるかもしれませんね。
この記事では、妊娠検査薬に尿をかけすぎた場合の判定結果への影響を解説します。
正確な判定が出るための適切な尿の量や、誤判定を招いてしまう要因なども紹介します。妊娠検査薬についての気になるQ&Aも参考にしてみてくださいね。
妊娠検査薬で陽性が出ると、嬉しい反面「尿をかけすぎただけかも…」と不安を感じる人もいるかもしれませんね。
この記事では、妊娠検査薬に尿をかけすぎた場合の判定結果への影響を解説します。
正確な判定が出るための適切な尿の量や、誤判定を招いてしまう要因なども紹介します。妊娠検査薬についての気になるQ&Aも参考にしてみてくださいね。
妊娠検査薬の仕組みとは?
妊娠検査薬は、尿のなかに含まれる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」に反応して妊娠しているかを判定します。
受精卵が着床し妊娠すると、妊娠を持続させるためにhCGが分泌されます。
hCGは生理予定日(妊娠4週目)頃から分泌され、妊娠5週目頃には尿中にしみ出てくるほどに増加します。
この時期に尿中のhCGの有無を妊娠検査薬で確認することで、妊娠しているかを判定できるのです。
妊娠検査薬に尿をかけすぎると陽性になる?
尿で判定する妊娠検査薬ですが、尿をかけすぎてしまうとどのようなことが起こるのでしょうか?
ここでは2つの可能性について解説します。
窓に線が出なくなることがある
尿をかけすぎると検査結果の線が判定窓に出ない場合があります。尿が多すぎて試薬が薄まってしまい、正しく反応できないためです。
尿をかける際の勢いが強すぎる場合にも、同様に線が出ないことがあります。
間違った結果が出ることがある
尿の量が多すぎると、誤って陽性(偽陽性)と判定される場合があります。
かける尿の量は、多すぎても少なすぎても正確な検査ができません。使用前には説明書をよく読み、適切に検査を行いましょう。
妊娠検査薬に尿をかけすぎたらどうすればいい?
説明書に記載されている量よりも多くの尿をかけてしまった場合は、再検査をしましょう。
再検査をする際は、正確な判定のために必ず新しい検査薬を使用してください。
判定窓に線が出ていない場合でも、1度使用した妊娠検査薬は再使用できないので破棄しましょう。
妊娠検査薬にかける尿の量はどのくらい?
妊娠検査薬にかける尿の量はメーカーによりそれぞれ異なりますが、2〜5秒ほどかけるのが一般的です。
尿をかける際には、勢いが強すぎないように注意しましょう。
正確な判定を出すためにも、使用前に必ず説明書を読んで適切に検査を行ってくださいね。
妊娠検査薬への尿のかけすぎを防ぐには?
どうしても尿をかけすぎてしまう、上手にかけられないという場合は、カップに尿を採り検査薬を浸す方法がおすすめです。
浸す時間については、メーカーによって「20秒以上浸す」「5秒以上は浸さない」などそれぞれ注意点が異なります。使用前には必ず説明書をチェックしてください。
妊娠していないのに妊娠検査薬で陽性が出るケースとは?
妊娠をしていない場合でも妊娠検査薬で陽性反応(偽陽性)が出ることがあります。ここでは、尿のかけすぎ以外に陽性の誤判定が出る場合について解説します。
ただし、ここであげた項目に当てはまるからといって、必ずしも偽陽性とは限りません。陽性反応が出た場合は、病院を受診して正確な診断をしてもらいましょう。
妊娠検査薬で陽性反応が出るケース
不妊治療中でhCG注射を投与している
糖尿病や膀胱炎などを患っている
肺がん・卵巣がん・子宮頸がんなどを患っている
閉経が近い
流産してしまった
妊娠検査薬についてよくあるQ&A
ここでは妊娠検査薬についてのよくあるQ&Aを5つピックアップしました。参考にしてみてください。
判定窓に少し尿がかかってしまいました。再検査しなければダメ?
少量の尿なら、結果に影響はないとされています
多くの妊娠検査薬は、内部に尿が入らないよう工夫されているものが多いので、少量の尿なら判定窓にかかっても結果には影響がありません。拭きとってから使いましょう。ただし、たくさんかかってしまった場合は判定に影響が出る可能性があります。新しい検査薬で再検査するのがおすすめです。
判定窓にうっすらと陽性の線が見えるときは妊娠している?
判定窓の線があまりに薄い場合、正確な結果ではない可能性も
うっすらと見える程度の陽性線が出た場合は、妊娠していない可能性があります。薄い線があらわれるのは、使用するタイミングが早すぎた、尿をかけてから数時間放っておいた、検査薬の使用期限が切れているなどが理由です。薄い線が出た場合は新しい検査薬を使い、時期や目安など説明書どおりのやり方で改めて検査をやり直してください。
妊娠検査薬の正しい使い方は?
尿の量や放置時間はメーカーによってさまざま。説明書に従って!
妊娠検査薬はメーカーによって尿をかける量や判定時間などが異なるため、使用前に必ず説明書を確認しましょう。市販のものではスティックタイプが多く、カバーを外してスティックに尿をかけたり、採尿したコップにスティックを浸したりする方法が一般的です。陽性の場合は1〜2分程度待つと、判定窓に反応が見られます。
妊娠検査薬を使うタイミングは?
生理予定日を1週間ほど過ぎた頃に使用しましょう
妊娠検査薬は生理予定日から1週間後以降を目安に使用しましょう。hCGが妊娠検査薬の反応レベルに達するのが、妊娠5週目(生理予定日の1週間後)以降とされているためです。あまり早いタイミングで行うと、正確な結果が出ない場合もあるため注意しましょう。また、どの時間帯の尿でも検査できますが、起床後すぐの尿は1日のうちでいちばん濃度が高いとされているので、朝一番に行うのがおすすめです。
妊娠検査薬の精度はどれくらい?
99%以上の精度で妊娠の有無を判定できるといわれてます
一般的に、妊娠検査薬の精度は99%以上だとされています。ただし、検査の時期が早すぎる、尿のかけ方が間違っているなど、誤った使い方をすると精度が下がって正確な結果が出ないことがあるので注意しましょう。また、検査薬で陰性の結果が出たのに生理がずっと来なかったり、体調が優れなかったりするときは、再検査するか病院を受診してくださいね。
妊娠検査薬に尿をかけすぎると偽陽性が出ることがある
妊娠検査薬は、尿中に含まれるhCGに反応して妊娠を判定するものです。
尿をかけて行う方法が一般的ですが、尿の量が多すぎたり少なすぎたりすると正確な結果が出ないことも。
尿をかけすぎてしまったら、新しい妊娠検査薬で再検査をしましょう。
陽性判定が出た場合は、必ず産婦人科を受診してくださいね。
- 妊娠検査薬は尿をかけすぎると誤った判定になる場合がある
- 尿をかけすぎてしまったら新しい検査薬で再検査しよう
- 不妊治療中や卵巣がん、糖尿病などほかの原因で偽陽性となることもある
- 妊娠検査薬は生理予定日から1週間後以降に行おう
- 使用前には説明書をよく読んで正しい方法で検査しよう
- 陽性反応が出たら必ず病院を受診して再検査を!
【注意事項】
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