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受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説

【医師監修】受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説

妊活中の人のなかには、受精から着床までの過程や期間が気になる人もいるでしょう。

本記事では、受精から着床までの過程を詳しく解説します。この時期によく見られる体の変化や症状についても紹介しますよ。

妊娠のしくみを正しく理解し、妊活に活かしましょう。

妊活中の人のなかには、受精から着床までの過程や期間が気になる人もいるでしょう。

本記事では、受精から着床までの過程を詳しく解説します。この時期によく見られる体の変化や症状についても紹介しますよ。

妊娠のしくみを正しく理解し、妊活に活かしましょう。

受精から着床までの流れは?

受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説

妊活をスムーズに進めるうえで、受精から着床までの流れを理解することは大切です。

ここでは、受精してから着床するまでの過程を詳しく解説します。

受精|卵子と精子が出会う

「受精」とは、女性の卵子と男性の精子が出会い、受精卵になることです。

女性のおなかの中には、子宮を挟んで左右に1つずつ卵巣があります。ホルモンの働きによって成長した卵子は、毎月左右いずれかの卵巣から飛び出し、卵管に取り込まれます。

卵子の寿命は排卵後24時間。この間に精子と出会えれば、受精が成立します。1回の射精で1億個以上の精子が放出されますが、卵子と結ばれる精子は原則たった1つだけです。受精後は、ほかの精子が入らないように卵膜の性質が変化します。

こうして卵管で出会った卵子と精子は受精卵となり、細胞分裂を繰り返しながら子宮へと移動します。

着床|受精卵が子宮内膜に着地する

受精卵が子宮内膜に着地することを「着床」といいます。

細胞分裂を繰り返しながら卵管を移動した受精卵は、子宮にたどり着きます。このときの子宮内膜は、ホルモンの影響で受精卵が着床しやすいように厚くなっている状態です。子宮にたどり着いた受精卵は子宮内膜に潜り込み(着床し)、妊娠が成立するのです。

着床が成功するためには、子宮内膜の状態やホルモンバランスなど、さまざまな条件が整っている必要があります。

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なんとなく妊娠の仕組みは知っていても、どのような流れで妊娠が成立するのかわからない人も多いでしょう。この記事では、着床の仕組み、着床と受精の違い、妊娠後に現れやすい体調の変化などを解説します。

受精から着床までは何日かかる?

受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説

ママの卵子とパパの精子が出会って受精卵が誕生しますが、着床するまでどのくらいかかるのでしょうか。受精から着床までの一般的な期間を解説します。

受精から着床開始までは約7〜10日間

卵管で卵子と精子が出会い受精卵になると、細胞分裂を繰り返しながら7~10日間かけて子宮へと移動します。

子宮に到着すると、受精卵は子宮内膜に着床を始めます。

着床の完了にはさらに2〜3日かかる

受精卵は、さらに2〜3日間かけて着床を完了します。

着床すると、ママと赤ちゃんをつなぐ胎盤となる部分から「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」と呼ばれるホルモンが分泌されます。

そして、着床から約10日後(最終月経から約3~4週間後)には、尿にもhCGが含まれるように。こうなると、一般的な市販の妊娠検査薬で妊娠しているかどうかを判定できるようになります。

受精から着床までにどんな症状・変化があらわれる?

受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説

受精してから着床するまでの間、ママの体にはさまざまな変化が起こります。ここでは、受精から着床までにみられる一般的な症状・変化を解説します。

なお、受精から着床までに現れる症状は個人差が大きく、すべてのママに同様の症状が現れるわけではありません

また、紹介するような症状がなくても着床している可能性もあります。

受精後にみられる症状や変化

受精後、女性ホルモンの影響によって体調の変化を感じるママがいます。具体的な症状は以下のとおりです。

受精後にみられる症状・変化

  • 腰痛

    子宮内膜の変化や女性ホルモンのバランスが変化することにより、腰の違和感や腰痛を感じるママもいます。生理前症状だと認識するママもおり、腰痛だけでは妊娠に気づかないことも。

  • 頭痛

    女性ホルモンの「プロゲステロン」が増加することで脳の血管が広がり、脳の神経を刺激します。これにより、頭痛が起こることがあります。

  • 眠気

    プロゲステロンには眠気を強くする作用もあるため、眠気を感じやすくなります。

  • 倦怠感・微熱

    プロゲステロンには体温を上げる働きもあるので、風邪のような熱っぽさを症状を感じるママもいます。

着床後にみられる症状や変化

ここでは、着床後にみられる可能性がある症状や変化を紹介します。

着床後にみられる症状も個人差が大きく、すべてのママが同様の経験をするわけではありません

着床後にみられる症状・変化

  • 着床出血

    受精卵が着地する際に子宮内膜の血管が傷つき、ごく少量の出血が1〜2日程度続くことがあります

  • おりものの変化

    女性ホルモンの「エストロゲン」が増えることにより、おりものの量が増えたり、色やにおいが変化したりすることがあります。

  • 着床痛

    医学的に明確な定義があるわけではありませんが、着床する頃にチクチク・ピリピリとした腹痛や腰痛を感じるママもいます。個人差が大きく、生理痛のような鈍痛を感じるママもいれば、痛みを感じないママもいるようです。

  • 基礎体温が上がる

    プロゲステロンが増える影響で、基礎体温が下がらず高い状態が保たれます。微熱のような感覚から、風邪を引いたと感じるママもいます。

  • 月経前症候群(PMS)のような症状

    着床すると女性ホルモンが多く分泌され、ホルモンバランスが乱れます。その影響で、頭痛・胸の張り・むくみ・情緒不安定といった生理前と似たような症状が現れることがあります。

  • つわりのような症状

    プロゲステロンの分泌量が増えることで、吐き気・疲労感などのつわりのような症状を感じることがあります。

着床・妊娠を希望する場合に気をつけることは?

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妊娠初期は妊娠に気づかないことも多く、何気ない行動がママや赤ちゃんに影響を及ぼすこともあります。

妊娠を希望するときは、以下のことに気をつけましょう。

タバコ・お酒をやめる

タバコや飲酒は妊娠の成立を妨げるうえ、赤ちゃんに悪影響を及ぼすおそれがあります。

妊活中にタバコを吸うと、ニコチンや一酸化炭素などの影響で妊娠しにくくなってしまいます

また、妊活中にお酒を飲みすぎると、妊娠率が低下するという報告もあります。妊活の段階から、タバコや飲酒は避けましょう。

受動喫煙にも注意して

妊活中・妊娠中は、ほかの人のタバコの煙を吸う「受動喫煙」にも注意してください。ママ自身がタバコを吸っていなくても、ほかの人の煙を吸うことによって赤ちゃんに悪影響を及ぼすためです。ママだけでなく、パートナーや同居の家族も禁煙しましょう。

カフェインの摂りすぎに気をつける

カフェインを摂りすぎないようにしましょう。カフェインは、コーヒー・緑茶・紅茶などに含まれています。

カフェインを摂りすぎると、赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性があります。妊娠を望んだときからカフェインはなるべく控えましょう。

妊活中の適切な摂取量について、日本では明確に定められていません。しかし、海外の公的機関では、1日200〜300mgが目安とされています。

この量を参考にして、カフェインを摂りすぎないようにしましょう。

バランスのよい食事を心がける

1日3食、バランスのよい食事を心がけましょう。特に、葉酸・鉄分・ビタミンを意識して摂取することが大切です。

ほうれん草・さつまいも・大根は鉄分とビタミンが豊富なのでおすすめですよ。さまざまな食材を取り入れ、栄養バランスのよい食事を摂るようにしましょう。

特に葉酸は、赤ちゃんの神経系の発達に欠かせない栄養素です。葉酸は、ブロッコリーや納豆、玄米などに含まれています。成人女性は1日あたり240μg程度の葉酸が必要ですが、妊活中・妊娠中は1日400μgをプラスで摂取することが推奨されています。サプリメントも活用しながら、積極的に取り入れましょう。

薬は医師に相談してから飲む

市販の風邪薬など一般的な薬で、かつ適切な容量を短期間のみ服用していたのであれば、ママや赤ちゃんへの影響は少ないと考えられています。

ただし、薬によっては妊娠に影響する可能性があります。特に、持病で薬を飲んでいる、不妊治療をしているなどの場合は、医師に相談するようにしましょう。

「妊娠したかも」と思ったら

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受精から着床までに起こる症状や、生理が来ず「妊娠したかも」と思ったら、以下の対応をとりましょう。

妊娠検査薬を使う

まずは妊娠検査薬を使用し、妊娠の可能性があるかを確認しましょう。妊娠検査薬は、受精卵が着床することで作られる「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」の量を測定し、妊娠の有無を判定します。

妊娠検査薬は、適切な時期に正しく使えば99%以上の精度で結果を得られます。正確な判定結果が出るよう、取扱説明書をしっかり確認して使用しましょう。

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妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後以降に正しく使用すれば、高い精度で妊娠の有無を確認することが可能です。この記事では、妊娠検査薬の仕組み・精度・正しい使い方などを幅広く解説します。

産婦人科を受診する

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科を受診しましょう。陽性が出ても、妊娠が確定したわけではありません。

産婦人科では、超音波検査で子宮内に胎嚢(赤ちゃんの袋)があるか、赤ちゃんの心臓が確認できるかをもって妊娠を判定します。胎嚢と心拍が両方確認できれば、妊娠が確定します。

なお、妊娠検査薬が陰性でも、生理がこない、気になる症状があるなどの場合は、医療機関に相談することが大切です。

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この記事では、妊娠検査薬で陽性反応が出る仕組みや正しい使用時期、どんなときに陽性が出るのかについて紹介しています。また、検査薬にまつわるよくある質問についてもあわせて解説します。
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妊娠検査薬が陰性でも、妊娠している可能性はあります。この記事では、妊娠検査薬が陰性となった場合の妊娠の可能性や、妊娠検査薬が反応しない場合に考えられる原因を解説します。先輩ママの体験談も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

受精・着床についてよくあるQ&A

受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説```ここでは、受精・着床に関するよくある質問と回答をまとめました。

クエスチョン吹き出し

受精の確率を上げるには?

  • クエスチョン回答吹き出し

    排卵日前後に性行為を行いましょう

    受精の確率を上げるには、まず排卵日を把握しましょう。排卵日を把握する主な方法として、基礎体温を測定する方法、排卵検査薬を使用する方法があります。排卵日を把握できたら、その前後に性行為を行いましょう。卵子の寿命は排卵から1日、精子の寿命は射精から3日程度なので、排卵日前後に性行為をすることで妊娠の可能性が高くなります。

クエスチョン吹き出し

妊娠する確率はどのくらい?

  • クエスチョン回答吹き出し

    自然妊娠の確率は30〜50%ですが、年齢などにより異なります

    自然妊娠の確率は年齢が大きく関係しています。女性の妊娠率は、19〜26歳で約50%、27〜34歳で約40%、35〜39歳で約30%。年齢とともに、妊娠率が下がっていることがわかります。また、一般社団法人日本生殖医学会によると、不妊症で悩んでいる人の割合は、25〜29歳は8.9%、30〜34歳では14.6%、35〜39歳21.9%、40〜44歳では28.9%と、年齢とともに増加。このデータからも、年齢に伴い自然妊娠する確率が減っていることが読み取れます。

受精から着床までは12日前後かかる。健康的な生活を心がけよう

受精から着床までに何日かかる?妊娠成立までによくある症状も解説

妊娠には大きく分けて「受精」と「着床」の2つのプロセスがあります

卵子と精子が出会い受精卵となり、子宮内膜に着床するためには、子宮内膜の状態やホルモンバランスなど、さまざまな条件が整う必要があります。

受精から着床まで順調に進むよう、赤ちゃんを望むママとパパは健康的な生活習慣を心がけましょう。

  • 受精は卵子と精子が出会うこと、着床は受精卵が子宮内膜に着地すること
  • 受精や着床が起こると、ママにさまざまな症状が現れることがある
  • 適切なタイミングで妊娠検査薬を使用し、産婦人科を受診する
  • 妊娠率を上げるために、排卵日前後に性行為を行うようにしよう
  • 妊娠を希望する段階で禁酒・禁煙を。カフェインや薬にも注意

【注意事項】
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