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生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

【医師監修】生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

生理周期や出血の特徴は個人差が大きく、生理が3日で終わることは正常の範囲内です。しかし、なかには生理だと思っていた出血が、着床出血であることも。着床出血が確認されるタイミングは生理予定日と重なるため、勘違いされるケースもあるのです。

本記事では「生理が3日で終わった」と思ったときの妊娠の可能性について解説します。生理と着床出血の特徴や見分け方、妊娠の可能性があるときの適切な対処法なども紹介します。いつもと違う生理に戸惑っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

生理周期や出血の特徴は個人差が大きく、生理が3日で終わることは正常の範囲内です。しかし、なかには生理だと思っていた出血が、着床出血であることも。着床出血が確認されるタイミングは生理予定日と重なるため、勘違いされるケースもあるのです。

本記事では「生理が3日で終わった」と思ったときの妊娠の可能性について解説します。生理と着床出血の特徴や見分け方、妊娠の可能性があるときの適切な対処法なども紹介します。いつもと違う生理に戸惑っている人は、ぜひ最後までご覧ください。

生理が3日で終わったけど妊娠している可能性はある?

生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

生理が3日で終わることは正常の範囲内ですが、妊娠の可能性は必ずしもゼロとはいいきれません。出血の原因が、生理ではなく着床出血の可能性もあるためです。

着床出血と生理はほぼ同時期に起こるため、見分けるのが難しいケースも多くあります。

妊娠の可能性がある場合は、妊娠検査薬を使って妊娠の有無を調べましょう。

着床出血とは?生理とどう違う?

生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる出血のことです。妊娠した女性すべてに着床出血が起こるわけではなく、実際に経験するのは4人に1人以下といわれています。

着床出血は生理予定日の約1週間前〜生理予定日前後にみられることが多く、生理と間違われることも。着床出血と生理の特徴を知り、違いを理解しましょう。

着床出血の特徴

着床出血は、一般的に生理よりも少量です。確認できる期間は1〜2日程度と短く、長くても3〜4日ほど。

出血の色はピンク、薄い赤、茶色など、個人差があります。血の塊は出ないことがほとんどで、軽い生理痛のようなチクチクする痛みを感じることがあります。

生理の特徴

生理は、個人差はありますが通常ナプキンが必要なほど多量の出血があります。期間は3〜7日間とされていて、生理が3日で終わること自体は正常範囲内です。

出血の色は赤から暗赤色が一般的で、血の塊が出ることがあります。個人差はありますが、着床出血よりも強い痛みをともなうこともあります。

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この記事では、なぜ着床出血が起こるのか、時期や出血の特徴などを紹介します。妊娠の兆候となるほかの症状や妊娠検査薬の使用などもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてください。

生理が短い・量が少ない場合に考えられる原因は?

生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

生理が3日で終わるのは正常の範囲内です。

しかし、出血量が少なすぎたり、1〜2日ほどで終わったりする場合は、過少月経・過短月経といって、治療が必要になることもあります。症状が続く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

過少月経・過短月経の主な原因として、以下のものが考えられます。

生理が短い・量が少ない原因

  • ホルモンバランスの乱れ

  • 年齢的な要因

  • 子宮の病気

  • 卵巣の病気

  • 甲状腺の病気

  • ピルの服用

    生理痛や生理不順の治療でピルを服用していると、副作用として経血量が減少することがあります。

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生理の量が少ない場合、妊娠の可能性を疑いますよね。妊娠初期症状である着床出血と、通常の生理とはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、着床出血と生理の見分け方について解説します。妊娠以外の可能性や、妊娠超初期、その他の出血の原因についても詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

妊娠しているかを調べるには?

生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

生理が3日で終わり妊娠の可能性があるなら、以下の対応をとりましょう。

まずは妊娠検査薬を使う

妊娠の可能性があるかを確かめるために、まずは妊娠検査薬を使用しましょう。ドラッグストアなどで簡単に購入でき、正しく使えば高い精度で判定できます。

基本的な使い方は、採尿部に尿をかけ、判定が出るまで待つ、というものです。判定窓と終了窓の両方に線が現れると「陽性」で、妊娠の可能性が高いといえます。

妊娠検査薬を使うのが早かったり遅すぎたりすると、正しい結果を得られません。生理予定日を1週間以上過ぎてから使用しましょう

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妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後以降に正しく使用すれば、高い精度で妊娠の有無を確認することが可能です。この記事では、妊娠検査薬の仕組み・精度・正しい使い方などを幅広く解説します。

産婦人科を受診する

妊娠検査薬で陽性反応が出たら、産婦人科を受診しましょう。陽性が出ても、妊娠が確定したわけではありません。また、妊娠を継続できない「異所性妊娠」などの可能性もあるので、陽性が出たあとは産婦人科での診察と検査が必要です。

なお、妊娠検査薬が陰性でも、気になることがあれば医師に相談しましょう。生理期間が短い場合、病気が隠れている可能性もあります。「大したことない」と自己判断せず、医療機関を受診して医師の診断を受けましょう。

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この記事では、妊娠検査薬で陽性反応が出る仕組みや正しい使用時期、どんなときに陽性が出るのかについて紹介しています。また、検査薬にまつわるよくある質問についてもあわせて解説します。

病院を受診したほうがよい生理の症状とは?

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以下のような生理の症状がある場合は、単なる体調不良ではなく、ホルモンバランスの乱れや月経困難症など病気の可能性があります。

医療機関を受診し、医師の診察を受けましょう。

病院を受診したほうがよい生理の症状

  • 生理痛が我慢できないほど強い

    仕事や学校に行けないほどの痛みがあり、生活に支障をきたすほどの痛みがある。痛み止めを服用しても痛みが治まらない、など。

  • 生理の量が多すぎる・少なすぎる

    生理が2日以内で終わる過短月経が2ヶ月以上続く、出血量が極端に少ない・大幅に増えた場合など。

  • 生理の周期や期間が乱れている

    月経周期が24日以内の「頻発月経」、39日以上の「稀発月経(きはつげっけい)」、3ヶ月以上生理がこない「無月経」の場合など。

  • 生理以外の症状がある

    生理が終わっても痛みが続く、生理期間以外に出血がある、下腹部に持続的な痛みがある、

    性交時に痛みがある場合など。

  • その他の気になる症状がある

    20代になっても生理周期が大幅に乱れている、生理痛が以前よりも強くなっている、生理周期が極端に短くなっている場合など。

生理の期間が短いときによくあるQ&A

生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

ここでは、生理の期間が短い場合によくある質問と回答をまとめました。

クエスチョン吹き出し

生理が3日で終わると妊娠しにくい?

  • クエスチョン回答吹き出し

    生理が3日で終わるのは正常範囲です。不妊のリスクが高いわけではありません

    生理の一般的な期間は3〜7日程度です。生理が3日で終わっても問題はなく、妊娠しにくくなるということもありません。ただし、生理の出血が2日程度の場合は過短月経と呼ばれ、場合によっては不妊症につながることもあります。特に、黄体機能不全や甲状腺機能の異常などが原因である場合は注意が必要です。生理が1〜2日で終わってしまう状態が続いている場合は、早めに医師に相談しましょう。

生理が3日で終わったら着床出血の可能性もある

生理が3日で終わったけど妊娠の可能性はある?着床出血の特徴や対処法も解説

生理が3日で終わることは正常の範囲内です。しかし、生理ではなく着床出血の可能性もあるため、妊娠の可能性はゼロではないでしょう。

妊娠の可能性がある場合、まずは妊娠検査薬で妊娠の有無をチェックしてみてください。陽性反応が出た場合は産婦人科を受診しましょう。

陰性の場合でも、生理が短いなど気になる症状がある人は医師に相談してくださいね。

  • 生理が3日で終わった場合、妊娠の可能性はゼロではない
  • 生理の一般的な期間は3〜7日程度。3日で終わること自体は正常の範囲内
  • 生理が1〜2日で終わる場合は過短月経と呼ばれる
  • 生理の期間が短すぎる・量が少なすぎる場合は治療が必要になることも
  • 気になる症状があれば医師に相談しよう

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