
ビタミンB6でつわりが消えるって本当?豊富な食品や摂取量の目安も解説
「ビタミンB6はつわりに効果がある」という話を聞き、本当に効くのか気になっていませんか?特に、つわりがひどい人は「つわりがよくなるなら一度試してみたい!」と思うでしょう。
しかし「本当に効果があるのかな?」「ビタミンB6ってどうやって摂ればいいの?」などの疑問から、なかなか手を出せずにいる人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、本当にビタミンB6がつわりに効果があるのかを解説したうえで、ビタミンB6の働き、豊富に含まれる食品、効果的な摂取方法についても詳しく紹介します。
つわりの症状で悩んでいる人や、症状を少しでも軽くしたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
「ビタミンB6はつわりに効果がある」という話を聞き、本当に効くのか気になっていませんか?特に、つわりがひどい人は「つわりがよくなるなら一度試してみたい!」と思うでしょう。
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そこでこの記事では、本当にビタミンB6がつわりに効果があるのかを解説したうえで、ビタミンB6の働き、豊富に含まれる食品、効果的な摂取方法についても詳しく紹介します。
つわりの症状で悩んでいる人や、症状を少しでも軽くしたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
ビタミンB6はつわり軽減に効果があるって本当?

ビタミンB6を摂取することで、つわりの症状が和らぐ可能性があります。
ビタミンB6には神経伝達物質の合成を助ける働きがあることから、つわりの改善に役立つと考えられています。
これまでの研究では、ビタミンB6の摂取により、妊婦さんのつわりの症状が70%減少したという報告があります。
米国産科婦人科学会(ACOG)も、つわりの治療法としてビタミンB6の投与を推奨していることから、ビタミンB6の摂取がつわりの改善につながる可能性は十分にあるといえるでしょう。
そもそもビタミンB6って?どんな働きがあるの?

ビタミンB6は水溶性ビタミンの一種で、体の代謝を助け、免疫力の向上にも役立つ栄養素です。体内で合成できないため、食事やサプリメントから摂取する必要があります。
ビタミンB6の具体的な働きについて詳しく見ていきましょう。
アミノ酸の代謝を促す
ビタミンB6は、体内でアミノ酸の代謝を促進する働きがあります。
アミノ酸はたんぱく質の一種で、代謝が悪いとつわりの悪化の原因になるといわれています。そのため、ビタミンB6を摂取してアミノ酸の代謝をよくすることで、つわりの改善につながると考えられているのです。
神経伝達物質の合成を手助けする
アミノ酸の代謝がよくなることで、神経伝達物質の合成もスムーズになります。
神経伝達物質とは、アドレナリン・セロトニン・GABAなどのことで、うまく合成されないと気分の落ち込みや吐き気などの原因になります。
このことから、ビタミンB6を適切に摂取することで、神経伝達物質の生成がスムーズに行われ、吐き気の緩和やイライラの軽減につながると考えられているのです。
ビタミンB6が豊富な食品

ビタミンB6は体内で合成されないため、日々の食事から積極的に摂取しましょう。ビタミンB6が特に豊富に含まれる食品は、以下のとおりです。
ビタミンB6を豊富に含む食品
鶏むね肉
まぐろ(赤身)
かつお
鮭
バナナ
さつまいも
にんにく
じゃがいも
ピスタチオ
ひよこ豆
食事の好みに合わせて、できる限りバランスよく取り入れましょう。ただし、つわりがひどいときは無理に食べようとせず、食べられるものを食べるようにしてくださいね。
ビタミンB6の適切な摂取量は?

18歳以上の女性のビタミンB6の推奨摂取量は1日1.2mgですが、妊娠中はさらに0.2mg多く摂取することが推奨されています。
ただし、過剰に摂取すると神経障害や手足のしびれを引き起こすことがあり、厚生労働省でも1日45mgを上限と定めています。
普段の食事で摂りすぎることはほとんどありませんが、サプリメントの摂取によって過剰摂取となってしまう場合もあります。
サプリメントでビタミンB6を補給する場合は、事前に医師に相談し、適切な用法・用量で摂取するようにしましょう。
ビタミンB6を摂取する際のポイントは?

ビタミンB6は、調理方法やほかの栄養素との組み合わせを意識することで、より効果的に取り入れることができます。
ここでは、ビタミンB6を上手に摂取するための方法を紹介します。
さまざまな食品から摂取する
ビタミンB6は、肉や魚、野菜、果物など多くの食品に含まれています。1つの食品だけではなく、さまざまな食材からバランスよく摂取しましょう。
とはいえ、妊娠中は食の好みが変わったり、一部の食品が食べられなくなったりすることもあるはず。つわりがひどいときは無理せず食べられる食品を選び、症状が少し落ち着いたらなるべく色々な食材を選ぶよう意識してみましょう。
食事のバリエーションを増やすことで、ほかの栄養素も一緒に補いやすくなりますよ。
電子レンジや少量の油で調理する
ビタミンB6は水溶性ビタミンのため、茹でたり煮たりすると溶け出してしまいます。そのため、電子レンジで加熱する、蒸す、少量の油で炒めるなど、水を使わない調理方法を試してみましょう。
茹でたり煮たりしたほうが食べやすい場合は、茹で汁や煮汁も一緒に食べられるようなメニューにするなど、工夫をしてみてくださいね。
ビタミンB12や葉酸と一緒に摂取する
ビタミンB12や葉酸と一緒に摂取するとより効果的です。
ビタミンB12は肉や魚、乳製品などの動物性食品に多く含まれ、葉酸は緑黄色野菜や豆類などに多く含まれます。
特に葉酸は、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の発症を予防する効果があるといわれているので、妊娠中は積極的に摂取することが大切です。
可能な範囲で、栄養素の組み合わせも意識してみてくださいね。
サプリメントも活用する
つわりがひどく食事がとれない場合や、栄養バランスに不安がある場合は、サプリメントを活用するのもよいでしょう。
妊娠中は、ビタミンB6を1日1.4mg摂取することが推奨されています。医師に相談のうえ、必要に応じてサプリメントで不足分を補うとよいでしょう。
ただし、過剰に摂取すると神経障害などのリスクにつながります。決められた用法・用量をしっかりと守ることを忘れないでください。
ビタミンB6を適切に摂取しつわりを抑えよう

ビタミンB6は、アミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成を手助けすることで、つわりによる吐き気や体調不良を和らげる効果が期待されています。
さまざまな食品からバランスよく摂取し、調理法やほかの栄養素との組み合わせにも工夫をしながら、効率的に取り入れましょう。
ただし、つわりで思うように食べられないときは、無理をせず食べられるものを食べましょう。無理のない範囲で食生活を整えながら、自分に合った方法で必要な栄養素を補給しましょう。
- ビタミンB6はつわりの症状を和らげる効果が期待されている
- アミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成を促進する働きがある
- 体内で合成されないため、普段の食事から摂取することが大切
- なるべくさまざまな食材をバランスよく取り入れ、栄養効果を高めよう
- サプリメントを飲む場合は事前に医師に相談しよう
出典
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。
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