【保育士てぃ先生のつぶやき日誌】思いやり
Twitterのフォロワー数が49万人を超える人気保育士のてぃ先生。子どもたちと過ごす日常が詰まった書籍『きょう、ほいくえんでね…!!』から、思わずくすっと笑えたり、はっと本質に気づかされたり、きゅんと感動したり、そんなエピソードの数々をご紹介します。
Twitterのフォロワー数が49万人を超える人気保育士のてぃ先生。子どもたちと過ごす日常が詰まった書籍『きょう、ほいくえんでね…!!』から、思わずくすっと笑えたり、はっと本質に気づかされたり、きゅんと感動したり、そんなエピソードの数々をご紹介します。
朝、登園してきたゆかちゃん(4歳)がママとバイバイして少したってからー
ゆか「せんせい!ママにいうのわすれてた!!」
先生「何を?間に合うかな!?」
一緒に玄関まで行くと、ちょうど出るところだったママに
ゆか「ママ!クルマにきをつけてね!」
優しいけど笑った。
保育園に着くとみんな靴下を脱いで裸足になるんですけど、ゆかちゃんは「先生!ママに言うの忘れてた!」と言って、裸足のまま玄関に走っていって、大声で「ママ!クルマに気をつけてね」って叫んでいました。ママも笑いながら出かけていきましたー。毎朝、ママに「お友だちと仲良く遊んでね」と言われて、そのあとゆかちゃんがママに「いってらっしゃい」って言うルーティンがあるんですけど、この日からはそれに「クルマに気をつけてね!」がプラス。いつも自分が言われているから思いついたんでしょうね。
ぽいんと
どうしたら思いやりの心は育まれるのでしょうか?例えば、お手伝いをしてくれたときに、「えらいね」「よくできたね」と言うだけでは足りないと思っています。そういう評価だけでは、達成感はあるけれど「次もまたやりたい」にはつながらないのです。「今ママがテレビをゆっくり見れるのは、〇〇くんが手伝ってくれたからだよ。ありがとう」というように、大人が抱いた感情と、子どもにしてもらったことでこうなったということをきちんと伝えるといいと思います。
写真提供:ゲッティイメージズ
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