【管理栄養士監修】離乳食のにんじん|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
皮をむいてやわらかくなるまで煮ると、自然な甘みが出てきて子どもでも食べやすくなりますよ。
今回は離乳食のにんじんはいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
皮をむいてやわらかくなるまで煮ると、自然な甘みが出てきて子どもでも食べやすくなりますよ。
今回は離乳食のにんじんはいつから食べられるのかや、下ごしらえのコツなどをご紹介します。
にんじんはいつから食べられる?
離乳食初期からOK!野菜デビューにおすすめのにんじん
野菜は離乳食開始から1週間ほど経ち、おかゆに慣れた頃に始めます。
野菜の中でも、にんじんは離乳食初期の生後5〜6ヶ月から食べられます。
調理がしやすいうえ、ほかの食材との相性もバッチリ。
甘みがあるので、野菜を初めて食べる子どもも比較的食べやすい食材です。
色合いも綺麗なので、ペースト状にしたものをそのまま与えたり、おかゆにトッピングしたりと、活用の幅が広がります。
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
離乳食初期の野菜はやわらかくゆでることが大切。
おかゆと混ぜたりほかの野菜や豆腐や白身魚などのたんぱく質、果物をすりつぶしたものと混ぜるなど、色々な献立に使用できますよ。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきます。
初めて食べさせる場合は、少量を、ほかの食材と混ぜずに与えます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
にんじんの固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
にんじんの時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- よく洗い、皮はむいて大きめの輪切りにする
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
にんじんは少し大きく切ってゆでるのがポイント。調理時間が短縮できます。
細かく切ってからゆでると、周りが固くなります。
下ゆで時間を長くしても、なかなかやわらかくなりません。
また、生のにんじんをすりおろしておかゆと一緒に煮て調理することもできます。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(5〜6ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
中期(7〜8ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
後期(9〜11ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
完了期(1〜1歳6ヶ月頃)
やわらかくゆでたあと、約1cm角にカットします。
食物アレルギーについて
にんじんは、まれに食物アレルギー発症の危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に与えるようにしましょう。
にんじんを使った簡単レシピ
フライパンで簡単おやつ 豆腐入りにんじんケーキ(生後9〜11ヶ月頃から)
「子どもに野菜をたくさん食べて欲しい!」というママやパパにおすすめなのが、豆腐入りにんじんケーキです。
ホットケーキミックス粉を使って、にんじん入りのおやつをフライパンで作る方法をご紹介します。
にんじん以外にもほうれん草やかぼちゃでも美味しく作れますよ。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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