【妊娠後期のトラブル】静脈瘤
こんな症状
大きくなった子宮の圧迫で下半身の血流が悪くなり、静脈がこぶのようにふくらんでくるのを静脈瘤といいます。
妊娠後期に発生して、足、外陰部、腟などにできることがほとんどです。
妊娠による黄体ホルモンの影響が原因のひとつです。
静脈瘤があるとわかったら?
腟や外陰部にできる静脈瘤は痛みや異和感を伴うことがあります。また、「だるい」「からだが重い」「こむら返りがある」などの不快症状が出るほかに、かゆみを伴うことも。
一般的な静脈瘤の治療法としては、弾性ストッキングやサポートを使うことです。とくに、長時間の立ち仕事の人は、ときどき休み、座るときは足を高くするなど姿勢の工夫をしましょう。
だるいと感じたらマッサージをして足の血行をよくすることが大切です。この際、静脈瘤でふくらんでいる部分はできるだけさわらず、静脈瘤の下のほうを上に上げるようマッサージします。
また、足をお湯に浸すフットバスや青竹踏みなども効果的なので試してみましょう。
痛みがあるような時には、血液の流れがとどこおって血栓ができていることもあるので、医師に相談しましょう。
デスクワークだと静脈瘤になりやすいって本当?
できやすくなる傾向あり
長時間同じ姿勢でいることが多いデスクワークは、下半身の血行が悪くなるので、できやすくなる傾向はあります。予防のために、ときどき立ち上がったり、冷やさないようにひざかけをかけたりするとよいでしょう。
前期破水の原因って何?
感染や炎症など様々
産道感染や子宮内感染、卵膜や胎盤の感染などで炎症が起こり、卵膜の弱くなることが主な原因です。重いものをもつことや、妊娠後期のセックスも原因のひとつになりかねないので、注意を。
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写真提供:ゲッティイメージズ
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