【専門家監修】これってワンオペ育児? 毎日の状況を改善する方法
ワンオペ育児とは
「ワンオペ」という言葉を検索すれば、「一人ですべての作業を行う」という言葉がでてくるように、「ワンオペ育児」とは、一人で子育てを行う状態のことです。
たとえば朝6時に家をでて22時に帰ってくる配偶者(※以下パートナー)の場合、赤ちゃんが朝7時に起きて20時に寝ていれば、赤ちゃんが起きている時間帯にママもしくはパパに会うことなく一日が終わっていくことがあります。
(※夜泣きで夜に対応しているケースは別です)
パートナーが単身赴任や出張が多い場合のケースも一人で家事や育児を行う状況になる可能性も。
子育てだけではなく、家にいて子どもとの時間を過ごしながら家事や在宅ワークを含む仕事や、自分自身のやりたいコトなども含め、沢山やることがある場合があります。
一つひとつ作業をこなしていくと、一日があっという間に過ぎてしまい、自分のための時間や「ホッと」息をつく暇のない24時間が訪れることになります。
「ワンオペ育児」という言葉が根づいてきている背景には、一人で「息をつく暇のない」状況に置かれることが多くなりさらには両親・義両親などと同居しているケースも少なく、核家族であったりすることが考えられます。
ワンオペ育児について、詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ワンオペ育児チェックリスト
疲れが取れない……自分の時間がまったく取れない……これってもしかしてワンオペ?
知らないうちに自分がワンオペ育児になっていないかチェックしてみましょう。
チェックリスト
- 仕事でパートナーの帰宅が遅い
- 自分の時間が取れない状況が続いている
- ここ1週間でお風呂にゆっくり浸かれていない
- 子どもにイライラすることが多い
- 親やきょうだいなど、何かあったときに気軽に頼れる相手が近くにいない
- 休日や連休中、パートナーが家族とあまり関わらない
- 子どもの習い事や園への送迎などは、ほぼ自分がしている
- パートナーが家事育児に積極的に参加してくれない
- パートナーに家事育児を任せることに不安がある
- 誰かに話したりするなど、自分の辛さを共有できていない
上記のチェックリストでチェックが多い人は自分の負担が大きい状況です。
次にワンオペ育児の負担を減らす情報をお伝えします。
もし状況を改善したいと思った方は参考のひとつにしてみてください。
子育てに悩みがある場合はこちらの記事を参考にしてください。
ワンオペ育児の状況を改善したいと思ったら
感謝の気持ちをお互いに伝える
パートナーとどういうことが辛いかなど、情報を共有しあい、話し合いをすることでお互い知らなかった部分が見えてくる
家事と育児のタスクを書き出す
パートナーとお互いの家事と育児のタスクを書き出し共有することで、偏りがある場合は改善したり、お互いのできることとできないことを知ることができる
チームプレーという考え方を共有する
家事育児はどちらかのものと考えず、家庭運営と考え、チームプレーという考え方に変え、夫婦でしっかりと話し合う
パートナーとの改善が難しい状況の人は
シングルマザー・ファザーや、パートナーが単身赴任などでどうしても改善が難しい状況の場合があります。
そのような場合は以下を試してみるのもいいかもしれません。
具体的に家事負担を減らす
掃除の回数を減らし、効率化(週〇回)と決めたり、家電(ロボット掃除機・食洗器・乾燥機など)を活用する。
食事では惣菜やレトルトの離乳食を活用したり、宅配サービスや場合によっては年に数回プロのお掃除に依頼をしたりなど、アウトソーシングを活用してみてもいいかもしれません。
子育て支援サービスの利用
一時保育やファミリーサポートなど、子育て支援サービスを利用する。
詳細は各自治体のHPなどを調べて自分にあったものを選び、ワンオペの負担を改善するのもいいでしょう。
自分ひとりで抱え込まないで
「育児や家事は自分が頑張らないと」とワンオペ育児を頑張ろうとしてしまいがちですが、不満や悩み、疲れが溜まってしまうと心身に不調をきたす可能性があります。
子どもにとって家族が辛い思いをしているよりは、笑顔で過ごせていることが一番嬉しく感じるはずです。
パートナーとコミュニケーションをとりつつ、ムリをしないで、辛い場合は一時保育や代行サービスなどを利用し、前向きに過ごしていける工夫をしましょう。
少子化の今、沢山の人間関係のもとに子育てをしていくことを文化にしていくためにもサポートを積極的に活用しましょう。
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