トモニテ
【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

妊娠を望んでいると、一番妊娠しやすいのは生理後何日目なのかを知りたい!と考えることもありますよね。なかには、排卵日の予測方法をよくわかっていないという人もいるかもしれません。

今回は、一番妊娠しやすいのは生理後何日目なのかや排卵日を予測する方法、妊娠しやすくなるための方法などを解説します。

妊娠を望んでいると、一番妊娠しやすいのは生理後何日目なのかを知りたい!と考えることもありますよね。なかには、排卵日の予測方法をよくわかっていないという人もいるかもしれません。

今回は、一番妊娠しやすいのは生理後何日目なのかや排卵日を予測する方法、妊娠しやすくなるための方法などを解説します。

「妊娠しやすい日」ってあるの?

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

一般的に「妊娠しやすい日」とは、排卵日前後の時期を指します。具体的には、排卵日の数日前〜排卵後の数日間が、最も妊娠しやすい期間です。

卵子の寿命はおよそ24時間、精子の寿命がおよそ72時間なので、排卵日のタイミングに合わせて性交渉を複数回行うことで、妊娠の可能性が高まります。

ただし、それ以外の日でも妊娠の可能性はゼロではありません。体調や環境によって排卵のタイミングが変わることもあるためです。

一番妊娠しやすいのは生理後何日目?

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

一般的な28日周期の場合、最も妊娠しやすい時期は生理開始から14日目前後です。この時期は排卵日の前後にあたり、なかでも排卵日の3日前から排卵1日後頃までの約4日間が最も妊娠率が高くなります

ただし、これはあくまで平均的な目安であり、個人差が大きいことに注意が必要です。特に、生理不順の人は排卵日を正確に予測することは難しいでしょう。

また、ストレスや体調などによって排卵日がずれることもあります。

排卵日を予測する方法は?

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

妊娠を望む場合、排卵日を知ることはとても大切なことです。

排卵日の予測には、月経周期から計算する方法や基礎体温を利用する方法、排卵日予測検査薬を活用する方法などさまざまにあります。

ここでは、妊娠しやすいタイミングを把握するために、排卵日の具体的な予測方法を4つ紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選んでみましょう。

オギノ式で計算する

オギノ式とは、昭和初期に産婦人科医の荻野久作医師が提唱した周期計算法のことで、過去の月経周期から次の排卵日を予測します。

オギノ式では「生理予定日の12〜16日前の5日間」を排卵時期と考えます。たとえば月経周期が30日の場合、生理開始から14日目(30日−16日)〜18日目(30日−12日)が排卵期間(妊娠しやすい時期)に該当します。

この期間に性行為を行うことで、妊娠の確率が高まるとされています。

日頃から基礎体温を測る

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

基礎体温とは、寝ている間の体温のことです。寝ている間に自分で検温するのは難しいので、一般的には起床直後の体温を指します

基礎体温は、女性ホルモンの影響により排卵前後で変化します。生理開始日から排卵までは「低温期」、排卵後から生理開始日までは「高温期」となり、低温期から高温期への移行が見られた日が排卵日の目安です。

毎日同じ時間に体温を測り、グラフ化することで排卵日が予測しやすくなります。スマートフォンのアプリなどを活用すると便利ですよ。

排卵日予測検査薬を使う

排卵日予測検査薬を使うのも、排卵日を予測する方法のひとつです。

排卵日予測検査薬は、尿中のLHという黄体形成ホルモンを検出して排卵日を予測します。LHは排卵前だけでなく常に少しずつ分泌されていますが、排卵36~48時間前になると脳から卵巣に向かって大量に分泌されます。そのため、排卵予測検査薬で陽性反応が出た場合、およそ2日以内に排卵が起こるのが一般的です。

使い方は簡単で、次の生理開始予定日の17日前から1日1回、ほぼ同じ時間帯に尿をかけるだけ。数分で判定でき、比較的簡単に排卵日を予測できます。

記事サムネイル
関連記事
妊娠を望む女性をサポートしてくれるアイテムの一つ、「排卵日予測検査薬」。スムーズに検査を行うためにも、正しい使い方やチェックのポイントを知っておきましょう。

おりものの様子を観察する

おりものの状態をチェックする方法も効果的です。

排卵の2〜3日前になるとおりものの量が増えます。透明で粘度があり、指でつまむと10cm以上伸びることも。

一方で、排卵日や排卵後はおりものの量が減り、排卵日直前と比べると白く粘り気の少ない状態になります。

おりものを毎日観察することで、自分の体調の変化や排卵のタイミングを把握しやすくなります。

記事サムネイル
関連記事
この記事では、妊娠初期のおりものの特徴や生理前のおりものとの違いを解説します。注意が必要なおりものも紹介しているので、ぜひチェックしてください。

生理直後でも妊娠することはある?

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

生理直後は一般的に妊娠しにくい時期とされていますが「絶対に妊娠しない日」ではありません

特に、月経周期が短い場合や不規則な場合は、生理直後でも排卵が起こる可能性があります。

また、精子は女性の体内で72時間程度生存できるため、排卵日が予定よりも早まった場合は生理直後の性行為でも妊娠する可能性があります。

もし妊娠を望まない場合は、生理直後であっても適切な避妊方法を用いることが大切です。

妊娠したいと思ったら何をすればいい?

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

妊娠を希望する場合、排卵日をできる限り正確に予測し、適切なタイミングで性行為が行えるとよいですよね。

ここでは「妊娠したい!」と考えたときに実践してほしいことをいくつか紹介します。

基礎体温を毎日記録して排卵日を予測する

排卵日の予測ができれば、妊娠しやすい日を把握しやすくなります。

基礎体温を毎日記録することは、排卵のタイミングや体調の変化を知るうえでとても重要です。

基礎体温は、朝起きたらすぐ、体を動かす前に婦人体温計を使って口の中で測定します。測り終わったらグラフに記録しましょう。排卵前は低温期、排卵後は高温期となり、その境目が排卵日の目安となります。

2〜3ヶ月程度継続して記録すると、排卵のパターンが把握でき、次の排卵日を正確に予測しやすくなるでしょう。専用のアプリに自動で記録できる体温計なら、記録や分析を簡単にできておすすめです。

記事サムネイル
関連記事
妊娠のタイミングだけでなく、健康管理に役立てたい女性に身近な基礎体温の計測。
毎日同じ時刻に測ることがむずかしく、ときには二度寝してしまうこともありますよね。
今回は基礎体温の正しい測りかたや二度寝してしまったときの対応についてお伝えしていきます。

排卵日前後に性行為をする

排卵日が予測できたら、その前後に性行為のタイミングを複数回設けましょう。排卵の時期に合わせて性行為をすることを「タイミング法」といいます。

排卵前後に複数回行うのが理想ですが、体調やタイミングなどさまざまな事情があって難しい場合は、可能な範囲でトライしましょう。ストレスにならない程度に、パートナーとタイミングを合わせることが大切です。

ストレスを溜めない

妊活中は妊娠への焦りや不安などで、ストレスを溜めやすいもの。

しかし、ストレスを抱えてしまうと排卵や月経周期に悪影響を与え、妊娠しづらくなってしまう可能性があります。

適度に運動する、ゆっくりお風呂に浸かるなど、自分に合った方法でストレスを発散しましょう。パートナーや周囲の人に話を聞いてもらうのもよいですね。

自分なりのストレス解消法を見つけ出して、リラックスできる環境づくりを心がけましょう。

生活習慣を整える

妊娠を希望したら、健康的な生活習慣を心がけましょう。ママの健康だけでなく、妊娠した場合の赤ちゃんの健やかな発育のためにも、健康を意識した生活を送ることはとても大切です。

たとえば、適度に運動することで妊娠・出産に必要な体力をつけることができます。ウォーキングやヨガなど、無理のない運動を行いましょう。

また食事面では、バランスがとれた献立を心がけることも重要です。具体的には葉酸・たんぱく質・カルシウム・ビタミンなどを意識的に摂取しましょう。特に葉酸は、妊娠したことに気づかないごく初期のうちから、胎児にとって非常に大切な栄養素です。

記事サムネイル
関連記事
妊娠中はどのような運動をいつからしたらよいのか、運動をして赤ちゃんに影響はないのかなど、疑問や不安を抱えるママも少なくないでしょう。運動を始める前に、妊娠中におすすめの運動や注意点などを確認しておきましょう。
記事サムネイル
関連記事
妊娠中は免疫機能が低下したり赤ちゃんへの影響が懸念されたりするので、食事に気を使わなければなりません。とはいえ、何を食べてよいのか・食べてはいけないのか判断しづらいですよね。この記事では、妊娠中に食べていいもの・悪いもの、妊娠中の食事のポイントなどを解説します。

喫煙・飲酒を避ける

妊娠を希望したら、喫煙や過度の飲酒は避けましょう。

タバコを吸うと妊娠しづらくなってしまううえ、妊娠に気づかず喫煙してしまった場合、赤ちゃんに悪影響を及ぼすおそれがあります。

パートナーや同居する家族が喫煙者の場合は、受動喫煙の影響を受けてしまう可能性もあるため、出産までは控えてもらいましょう。

また、アルコールを摂取しすぎると、妊娠率が下がるという報告もあります。妊娠に気づかないままお酒を飲みすぎてしまった場合、赤ちゃんが「胎児性アルコール症候群(FAS)」を発症し、脳や神経などに障害が残る可能性も

タバコとお酒は、ママだけでなくパートナーやまわりの人も一緒に注意できるとよいですね。

カフェインを控える

カフェインの摂取も控えめにしましょう。

妊娠中にカフェインを摂りすぎると、赤ちゃんに悪影響を与える可能性があります。妊娠に気づかないまま「カフェインをたくさん摂ってしまった」ということがないよう、妊娠を希望した段階からカフェインは控えるようにしましょう。

妊娠中のカフェインの摂取量の目安は、日本では明確に定められていません。しかし、海外の公的機関では1日200〜300mg(コーヒーをマグカップで2〜3杯程度)が目安とされています。

カフェインへの耐性は個人差が大きいので、妊娠したいと思った時点で、摂取量に注意するのがベターです。

記事サムネイル
関連記事
妊婦がカフェインを摂取すると胎児の成長や健康に影響が出る可能性があるので、妊娠中はカフェインを避けなくてはいけません。具体的にどんな飲み物を避けるべきで、何をどのくらいなら飲んでもよいのでしょうか?この記事では、妊娠中のカフェインの影響と注意点を解説します。

必要に応じて医療機関に相談する

必要に応じて医療機関に相談しましょう。以下の場合は、医療機関に相談することをおすすめします。

婦人科へ相談したほうがよいケース

  • 妊活をしていても1年以上妊娠しない

    日本産科婦人科学会では、不妊症の定義を「妊娠を望む健康な男女が、避妊をしないで性交していたにもかかわらず、1年間妊娠しない場合」としています。ただし、必ずしも1年間待つ必要はありません。特に、もともと子宮内膜症などの病気があったり、男女ともに年齢が高かったりする場合は妊娠の確率が低くなります。その場合は、1年を待たずに医療機関に相談することが推奨されています。

  • 月経不順がある

    月経不順の場合、排卵が不規則、または排卵がうまく行われていない可能性があります。

    排卵が規則的に行われていないと、性行為の適切なタイミングを把握しづらいので、医療機関に相談して適切な処置を受けましょう。

  • 排卵検査薬で陽性にならない

    排卵日予測検査薬で陽性が出ない場合、排卵がうまく行われていない可能性があるでしょう。この場合、医療機関に相談し、排卵誘発剤などを服用することで妊娠につながることがあります。

  • ママ・パパの年齢が35歳以上である

    ママ・パパの年齢が上がるにつれ自然妊娠の確率は低下し、35歳以上になると自然妊娠の確率は10%ほどまで下がります。35歳以上かつはじめての妊娠の場合や、妊娠しづらいと感じた場合は、医療機関へ相談しましょう。

妊活に関してよくある質問

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

ここでは妊活についてよくある質問について回答します。

妊活中は、わからないことだらけにもかかわらず、なかなか聞ける人がいないという頃もありますよね。ぜひチェックしてみてくださいね。

クエスチョン吹き出し

年齢によって妊娠しやすさは変わるの?

  • クエスチョン回答吹き出し

    年齢が若いほど妊娠の確率が高い傾向があります

    年齢が若いほど妊娠の確率が高い傾向があります。一般的に、20歳前半で30%、30歳で20%、35歳で10%程度といわれています。加齢とともに妊娠率が低下するのは、ホルモンバランスや子宮・卵巣の機能が変化することが要因です。男性側も、加齢にともなって精巣の機能が変化するといわれています。年齢に応じて妊娠のしやすさは変わるので、妊活を約半年間続けても妊娠しない場合は、早めに医療機関に相談しましょう。

妊娠しやすいのは生理開始から約14日後。ただし個人差がある

【医師監修】一番妊娠しやすいのは生理後何日目?排卵日の予測方法も解説

妊娠しやすい時期は排卵日の前後数日間で、一般的には生理開始から14日目前後です。

ただし、生理周期は個人差が大きいもの。基礎体温の測定や排卵日予測検査薬の使用などで、自分の周期を把握しましょう。

妊娠したいと思ったら、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。適度な運動や十分な睡眠、栄養バランスの整った食事を意識してみてくださいね。半年間〜1年以上妊娠しない場合や、35歳以上での妊娠となる場合は、早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 最も妊娠しやすいのは排卵前後で、一般的には生理開始から14日目前後
  • 基礎体温の測定や排卵日予測検査薬の使用で排卵日をある程度予測できる
  • 妊娠を希望したら、健康的な生活習慣とストレス対策を心がけよう
  • 排卵日前後に性行為を複数回行うことで妊娠につながりやすくなる
  • 必要に応じて医療機関に相談し、適切なアドバイスを受けよう

【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。

サイベックスベビーカー当たる!

人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪

ストアへのリンク