【管理栄養士監修】離乳食の豆腐|いつからはじめる?進め方やレシピ・アレルギーについて解説
豆腐はいつから食べられる?
生後5~6ヶ月頃からOK!なめらかな絹ごしから始めよう
豆腐は離乳食を初めて、おかゆや野菜などに慣れてきた3週間目くらいから与えられます。
消化もしやすく、初めて摂るたんぱく質におすすめの食材。
離乳食の進み具合で、食べやすい大きさにカットして調理をしていきます。
豆腐には絹ごしと木綿の2種類があります。
離乳食初期の生後5〜6ヶ月頃から中期の7〜8ヶ月頃までは、なめらかな食感で食べやすい絹ごしを使用します。
裏ごししやすく、幅広い食材とあわせやすいのでおすすめです。
形が崩れにくい木綿豆腐は、離乳食後期の生後9〜11ヶ月頃から活用してみましょう。
どのくらいの量を食べさせたらよい?
子ども用スプーンのひとさじから始め、徐々に量を増やしていきましょう。
初めて食べさせる場合は、少量をほかの食材と混ぜずに与えます。
離乳食の進め方についてはこちらの記事も参考にしてください。
豆腐の固さや大きさの目安
子どもの成長に合わせて、食材の大きさや固さを変えます。
豆腐の時期別の大きさ・固さの目安
© every, Inc.
下ごしらえのコツは?
- お湯でゆでてから、裏ごしして滑らかに
- 月齢にあったサイズにカットします
管理栄養士からのワンポイントアドバイス
豆腐は冷ややっこなどでそのまま食べられるイメージがありますが、離乳食で与えるときは加熱してから与えましょう。
与える分量のみ耐熱皿に入れて、電子レンジで加熱すると手間もかかりません。
食中毒を防ぐため、豆腐を準備段階で加熱したり、調理で加熱することは大切です。
調理方法
時期ごとに調理方法をご紹介します。
過去に、MAMADAYSで紹介した離乳食の作り方動画もぜひチェックしてくださいね!
初期(生後5~6ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
中期(生後7~8ヶ月頃)
絹ごし豆腐を使用します。ゆでたり、電子レンジで加熱したあと、つぶしてから与えます。
2〜3mm角に切ってもよいでしょう。
後期(生後9〜11ヶ月頃)
動画で作り方をチェック!
完了期(1~1歳6ヶ月頃)
ゆでたり、電子レンジで加熱したあと、1cm角に切ります。
食物アレルギーについて
豆腐は、原料の大豆が食物アレルギーを発症する危険性があります。
そのため、初めて食べる際は少量から始めましょう。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関を受診できる時間に与えるようにしましょう。
豆腐を使った簡単アレンジレシピ
トロトロで食べやすい ほうれん草のバナナ豆腐和え(生後7〜8ヶ月頃から)
離乳食期に青菜をあまり食べてくれないということはありませんか?
バナナの甘味とトロミで食べやすくしたレシピをご紹介します。
豆腐も入っているのでたんぱく質も摂ることができますよ。
はじめてのクリスマスに 豆腐クリームの赤ちゃんケーキ(生後9〜11ヶ月頃から)
クリスマスを迎えるのがはじめてという赤ちゃんにぴったりのレシピをご紹介します。
3大アレルギー食材不使用のケーキです。
クリスマス以外に、お誕生日などにも作ってあげたいメニューです。
フライパンで簡単おやつ 豆腐入りにんじんケーキ(生後9〜11ヶ月頃から)
「子どもに野菜をたくさん食べて欲しい」、そう考える方も多いのではないでしょうか。
今回はホットケーキミックス粉を使ってにんじん入りのおやつをフライパンで作る方法をご紹介します。にんじん以外にもほうれん草やかぼちゃでも美味しく作れますよ。
袋で混ぜるだけ!手づかみ豆腐ナゲット(生後9〜11ヶ月頃から)
少しずつ手づかみ食べができるようになってきた子どもに、レパートリーを増やしたいと思ったことはありませんか?
ヘルシーなのに豆腐と鶏肉のタンパク質がしっかり摂れます。
野菜を細かく刻んで入れたりチーズを入れてアレンジしてみてもいいですよ。
離乳食取り分けOK 豆腐ハンバーグ(生後9〜11ヶ月頃から・おとな)
産後の体重管理、カロリーが気になる方も少なくないのではないでしょうか。
ふわふわで食べやすく、ボリューム満点の豆腐ハンバーグを紹介します。
味を付ける前に取り分ければ、離乳食後期の子どもにも与えられます。
パクパク期に食べさせたい 豆腐入りまぐろバーグ (1歳〜1歳6ヶ月頃から)
鉄分を多く含むまぐろに豆腐を合わせて、食べやすいまぐろバーグをご紹介いたします。
味噌で味付けをすることで魚の臭みも軽減できますよ。
大人のまぐろの刺身を取り分けてぜひ作ってみてくださいね。
1歳から食べられる ベビー豆腐チーズケーキ(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
クリスマスには、お友達や家族とみんなで食卓を囲みたいですよね。
離乳食完了期の1歳からも食べられる豆腐チーズケーキをご紹介します。
可愛くデコレーションしてクリスマスやお誕生日などのお祝いにいかがですか?
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
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