【管理栄養士監修】離乳食のお好み焼き|いつから食べられる?注意点や卵なしレシピ・保存方法を紹介
離乳食のお好み焼きはいつから?
カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)からがおすすめ
離乳食のお好み焼きはカミカミ期・離乳後期(生後9~11ヶ月頃)からがおすすめです。お好み焼きは食べやすい大きさにカットしたり焼いたりすれば、手づかみ食べの練習をするようになる離乳後期にぴったりのメニューです。
手づかみ食べを始める時期については以下の記事も参考にしてくださいね。
「お好み焼き」という名前どおり、赤ちゃんが食べたことのある食材ならキャベツや山芋、納豆など、アイデア次第で好きな食材を入れられます。
食べられる食材が増えるこの時期、さまざまな食材を入れて1品で栄養バランスを整えることができるのは、忙しいママやパパにもうれしいですよね。
ただし、噛む力には個人差があります。赤ちゃんの発達状況に合わせて与えてくださいね。
お好み焼きは食物アレルギーの特定原材料である小麦粉や卵を使用するレシピが多いため、初めて赤ちゃんに与える場合は様子を見ながら食べさせてあげてくださいね。
誤飲や誤嚥による事故を予防するポイント
- 離乳食は月齢の目安のサイズを参考に、食べやすい大きさにして与えましょう。
- 一口の量は子どもの口に合った無理なく食べられる量にし、自分で手づかみ食べや、スプーンで食べる場合は、量が多くないか、咀嚼して飲み込んでいるか、様子をみましょう。
- ミニトマト、豆類は、そのままの大きさだとのどに詰まる危険があります。カットして安全な大きさにしましょう。のどに張り付く餅、噛むことが難しいこんにゃくや野菜、固い食材も飲み込むことが難しくなります。
- 誤って気管支に入りやすいピーナッツなどの固い豆・ナッツ類は、5歳以下の子どもには与えないでください。
- りんご・梨・柿は喉に詰まりやすい食材です。完了期までは生では与えず、すりおろしたものを加熱して与えましょう。
- 年長の子どもが、乳幼児にとって危険な食品を与えないよう注意しましょう。
粉は何を使う?
市販のお好み焼き粉には塩や砂糖などいろいろなものが入っていて、離乳後期~離乳完了期の赤ちゃんの体には負担がかかり、適していません。
離乳食でお好み焼きを作る場合は小麦粉(薄力粉)を使います。
ソースやマヨネーズは使える?
カミカミ期・離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)の赤ちゃんには、お好み焼きソースやマヨネーズは味が濃いため不要です。味がついていないと食べない場合は、水やだしで薄めた醤油などを少量つける程度にするのがおすすめです。
離乳完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)以降にソースやマヨネーズを使用する場合も、水やだしで薄めて少量の使用に留めておきましょう。
離乳食のお好み焼きのレシピを動画で確認
離乳後期からのベビーお好み焼き(生後9〜11ヶ月頃から)
一般的に使われる豚バラ肉では脂が多いので、代わりにツナ缶を使用しています。
青のりやかつおぶしも粉に混ぜ込むレシピなので、赤ちゃんも食べやすい形になっていますよ。
卵なしの離乳食のお好み焼きレシピ
パクパク食べられる! 米粉のベビーお好み焼き(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
MAMADAYSでは卵なしでも作れる、離乳食のお好み焼きレシピも紹介しています。
小麦粉の代わりに米粉を使用していてもちもちとした食感のため、与える時期は離乳完了期頃からがおすすめです。
お好み焼きにして野菜を生地に混ぜ込むと、野菜の苦手な赤ちゃんでも野菜が食べやすくなることも。今回はキャベツとにんじんを使っていますが、それ以外の野菜を混ぜ込んでもOKです。
以下のレシピは、卵や小麦の食物アレルギーの赤ちゃんにも与えられるので、ぜひ参考にしてみてください。
米粉のお好み焼き(生後1歳6ヶ月頃から/小麦・乳・卵アレルギー対応)
長芋が入ることで、卵なしでも生地が硬くならず美味しく食べられます。
また米粉のもちもちとした食感も楽しめますよ。
しらす入り離乳食のお好み焼きレシピ
卵入りでふわふわ 離乳食お好み焼き(生後9〜11ヶ月頃から)
卵が入っているので口当たりがよく、ふわふわとした食感が楽しめるお好み焼きです。
卵が具材同士をつなぎ合わせてくれるので、生地がボロボロになりにくく手づかみ食べをするのにもぴったりです。
冷凍しておいて、手づかみ食べの練習をしたいタイミングで与えるのもおすすめです。
取り分けできる!ホットケーキミックスを活用したお好み焼き(1歳6ヶ月〜)
ホットケーキミックス大活用 なんちゃってお好み焼き(1歳6ヶ月頃から)
いつものホットケーキミックスに一工夫して、大人も子どもも楽しめるお好み焼きを作ってみませんか?
豚肉やかつお節といったたんぱく質源や、さまざまな野菜も入っているので栄養満点なおやつとして与えるのもおすすめです。
豆腐を入れてもお好み焼きが作れる?
豆腐はゴックン期・離乳初期(生後5~6ヶ月頃)から与えることができる、消化吸収のよい食材です。普段豆腐を食べていて問題なければ、お好み焼きに混ぜることもできます。
豆腐には筋肉や骨をつくるたんぱく質をはじめ、カルシウムや鉄分など、成長に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。栄養バランスをさらにアップさせたいときに加えてみましょう。
冷蔵庫に卵や長芋がないときや、卵や長芋の食物アレルギーがある場合にも、豆腐で代用できます。
豆腐は水分を多く含むため、お好み焼きに使用する場合は生地が緩くなりすぎないよう水加減に注意しましょう。豆腐の水分だけで生地がまとまる場合は、水分を加えなくても構いません。
離乳食のお好み焼きの献立例
紹介した離乳食のお好み焼きのレシピには、小麦粉や米粉、たんぱく質源となるツナ、たっぷりのキャベツなどが入っているので、これ一品だけでも栄養バランスのいいメニューとなっています。
もう一品加えたい場合は、緑黄色野菜を使ったメニューや果物などがおすすめです。
献立例
「お好み焼き」と「トマト」または「ゆでたかぼちゃ」などの緑黄色野菜
栄養バランスをチェック
献立例で使用している主な食材を3つの食品グループに当てはめると ……
「エネルギー源」……薄力粉
「ビタミン・ミネラル源」……キャベツ、トマトまたはかぼちゃ
「たんぱく質源」……卵、ツナ水煮缶
献立のレシピを動画でチェック
お好み焼きの付け合わせにおすすめのレシピを2品紹介しています。
簡単に品数を増やせ、食卓の彩りもよくなりますよ。
※お好み焼きのレシピは記事前半に記載
管理栄養士のひとこと
離乳食の味付けは「薄味」が基本です。塩や醬油、ソースなどの調味料をあえて使う必要はなく、素材そのものやだしの味で十分です。
MAMADAYSには今回ご紹介した以外にも離乳食の作り方動画がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
保存についての注意事項
- 作ったものは常温のまま長時間放置しないでください。雑菌が増える原因になります。
- 清潔な保存容器を使用してください。
- 解凍したものの再冷凍はしないでください。雑菌が増える原因になります。
アレルギーについての注意点
レシピには、特定のアレルギー体質を持つ場合にアレルギー反応を引き起こすおそれのある食品を含む場合がございます。
また、初めて召し上がるお子さまには注意が必要ですので、様子を見ながら少量から食べさせてください。
[特定原材料] えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳、落花生
[特定原材料に準ずるもの] アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、マカダミアナッツ
「料理を楽しむにあたって」の「乳幼児への食事提供について」もご参考ください。
- 離乳食のお好み焼きは離乳後期(生後9〜11ヶ月頃)からがおすすめ
- お好み焼きは手づかみ食べの練習に離乳後期にぴったりのメニュー
- さまざまな食材を入れて1品で栄養バランスを整えることができる
- 小麦粉や卵を使用するレシピが多いためアレルギーのある赤ちゃんは注意
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離乳食レシピを時期別に分け、より見やすい
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使ってみたい食材で離乳食を作りたいときや、はじめて使う食材で何を作ろうか悩んでいるときなどに役に立ちます。
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子どもの初めて食べた食材を記録できます
子どもが食材を初めて食べた日や、食材ごとに子どもの食物アレルギー情報などを記録できます。
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