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保育士が教える!保育園の運動会ってどういうもの?時期や種目、服装など

保育士が教える!保育園の運動会ってどういうもの?時期や種目、服装など

この記事では保育園の運動会ではどんなプログラムがあるのか、どういった服装でいけばいいのかなどを紹介します。保育園と幼稚園の運動会との違いや保護者が関わることはどれくらいあるのかなども詳しく紹介しています。
この記事では保育園の運動会ではどんなプログラムがあるのか、どういった服装でいけばいいのかなどを紹介します。保育園と幼稚園の運動会との違いや保護者が関わることはどれくらいあるのかなども詳しく紹介しています。

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保育園の運動会ってどういうもの?

保育園の運動会は子どもの成長を実感できる一大イベント。子どもたちは運動会やその練習の中で、体を動かす楽しさや友達や身近な人と触れ合う喜びを感じます。大人にとっても自宅以外での我が子の姿を見れる、楽しみな行事のひとつではないでしょうか。

運動会は保育園の行事の中でも各園ごとの特徴がよく現れており、それぞれテーマや世界観を設定してプログラムなどが考えられています。

たとえば『3びきのこぶた』や『おおきなかぶ』といった子どもに人気の絵本を、運動会のテーマにすることがあります。こぶたのお家づくりをまねてブロックを積み上げたり、大きなかぶにみたてたものと綱引きをしたりなど、絵本にでてくるものを使って競技する姿はかわいいですよね。

幼稚園の運動会との違いは?

園によっても異なりますが、幼稚園と保育園の運動会の大きな違いは人数です。保育園は各学年8人~25人程度と少人数に対し、幼稚園は学年だけで100人近くいる園もあります。

幼稚園では運動会に向けて練習をすることも多く、鼓笛隊といった活動を行う所も多いです。一方保育園では運動会のために毎日練習するということは少ないです。そのため演目数も幼稚園に比べると少なく、アットホームな雰囲気の運動会がほとんどです。

ですが、幼稚園も保育園も、子どもたちが頑張っている姿や成長した姿を見られることに変わりはありません。子どもが真剣にとり組む姿を応援してあげましょう。

幼稚園についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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保育園で運動会を行うねらいは?

保育園で運動会を行う狙いについては、「保育所保育指針」を参考にしています。「保育所保育指針」とは、厚生労働省が制定した保育に関する考え方をまとめたものをいいます。

信頼関係と社交性をはぐくむ

運動会は一人で行うことはできません。子どもが友達と協力したり競ったりすることは、嬉しい気持ちや悔しい気持ちを分かちあう大切な場です。低年齢の子どもも親や保育士と触れ合うことで信頼関係が構築され、社交性をはぐくむことにつながります。

地域の高齢者との触れ合うきっかけに

運動会は地域の活動の場として高齢者を招待することもあります。一緒に競技を行うことで、高齢者と楽しみ触れ合うきっかけになるでしょう。

国旗との接点をもつきっかけに

国旗が掲揚されている運動会に参加することで、子どもたちは自然に日本の国旗に親しみを感じるようになります。このことは国際理解の第一歩にもなります。

保護との相互理解者

運動会は健康面、人間関係面において子どもたちの成長を実感できる行事です。このような保育行事に参加することは、保護者にとっても子育てに対する自信や意欲の支えとなります。

保育園の運動会はいつごろ実施されるの?

9月〜11月(秋)が多い

保育園の運動会は園によっても異なりますが、秋(9月~11月)が多いです。中でも10月の土曜日に実施する園が最も多く「スポーツの日」の連休を利用する園も多くあります。

5~6月に運動会を行う園も

運動会は秋のイメージが強いですが、10月に台風が多いという点で最近は春(5~6月)に行う園も増えています。

運動会の日程は4月の初めに配布される年間行事予定に載っていることが多いので、確認しておきましょう。

秋に行われる場合、まだ会場の手配が済んでおらず4月の段階では未定になっている場合もあります。

例年どのくらいの時期に行われているかは保育園側も回答することができるので、土曜日に仕事があり、できるだけ早く日程が知りたい場合は園長先生に確認してみてくださいね。

運動会の時間はどのくらい?

乳児クラス(0歳~2歳児)は自分たちの種目が終わったら帰ることが多いため、比較的短時間で終了します。幼児クラス(3~5歳児)でも午前、もしくは午後といったように半日で終了することが多いようです。

保育園の運動会にはどんなプログラムがある?

保育園の運動会のプログラムは園や年齢によっても異なります。

以下に年齢ごとによく行われるプログラムの一例を紹介します。

※乳児クラス(0歳~2歳児)は保護者が参加する運動会を行わず、保育園内で小規模な発表を行うだけという場合もあります。

乳児クラスの場合(0~2歳児)

  • 0歳児

乳児クラスの運動会のプログラムは親子競技を行う園がほとんどです。

0歳児は月齢や子どもの発達によって、おすわりだけ、はいはいができる、立って一人で歩けるなどに分かれます。そのため、保護者と一緒に簡単な親子体操を行ったり、保護者が補助しながら障がい物に挑戦するサーキットを行う園が多いです。

  • 1歳児

1歳児も保護者と離れて競技を行うことがまだ難しいので、親子競技が中心になります。キャタピラ競争や抱っこで行うパン食い競争など、親子で力をあわせて競争する種目は応援にも力が入りますよね。

  • 2歳児

2歳児になると、親子競技に加えて、子どもだけでかけっこに挑戦したり、おゆうぎ(体操)を行う園もでてきます。簡単な決まりのある遊びもできるようになる時期なので、的あてゲームや宝さがしゲームなどを行うこともあります。

幼児クラスの場合(3~5歳児)

幼児クラスの運動会のプログラムは、園によっても大きく異なります。

集団演技のプログラムを行う園もあれば、親子で楽しむことを主体におき、幼児クラスも親子競技を中心に行うという園もあります。

以下が幼児クラスでよく行われる競技です。

  • かけっこ
  • 障がい物競走
  • リレー
  • 玉入れ(くすだま割り)
  • ダンス
  • おゆうぎ(演舞)

幼児クラスになると、走る競技の中にジャンプや片足ケンケンをとり入れるなど運動の難易度が上がります。ダンスやおゆうぎも力強い動きが必要だったり、ポンポンなどの道具を使用したりと見ごたえがあるものになります。

とくにダンスは普段保育園での遊びにもとり入れやすいので、運動会本番前に3、4、5歳児クラスでお披露目ごっこをすることもあります。

5歳児はクラスの人数にもよりますが、運動会の締めの競技としてリレーや演舞を行う園が多いです。子どもたちが真剣に走ったり踊ったりする姿は、保護者も保育士も本当に感動するものです。子どもがまだ5歳児ではなくても、一見する価値がありますよ。

保育園の運動会はさまざまな種目があり、園や子どもたちの特徴にあわせて内容が考えられています。子どもたちがどんな競技を行うか、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

保育園の運動会の持ち物は?

保護者側で必要な持ち物は、保育園によってかなり違いがあります。保育園からのお知らせを確認して準備しましょう。以下に当日必要になることが多いものをまとめました。

保育園の運動会準備リスト

  • お弁当

園によっては、運動会は午前中で終了し、お弁当がいらない場合があるので確認してから用意しましょう

  • 飲み物

子どもだけでなくママやパパの分も用意しておきましょう。

  • 日焼け止めや帽子

運動会が屋外で、晴れの日の場合、日差し対策になるものがあると便利です

  • タオル

子どもだけでなく、ママやパパも一緒に競技に参加することがあるので、思わぬ汗をかくかも。タオルを用意しておくと便利です。

  • カメラやビデオカメラ

我が子の活躍する姿をぜひ納めてくださいね。もちろんスマホでもOK。

運動会当日はどんな服装でいけばいい?

子どもの服装

体操服がある保育園は体操服を着用します。また、種目によっては保育園から服装の指定がある場合があります。

指定がない場合、体を動かしやすいように着慣れた動きやすい服装がおすすめです。ボタンなどの装飾があると引っかかって怪我や事故につながるため避けましょう。

園児数が多い保育園では「我が子を見つけられない!」なんてことがあるかもしれません。遠くからでも目立つ色や柄の服を選ぶと目で追いやすくなります。

ママやパパの服装

「Tシャツ+ズボン」といったシンプルで動きやすいコーディネートがおすすめです。

保育園の運動会は乳児クラスが主に行う親子競技だけではなく、保護者がリレーや障がい物競争を行う保護者競技というものもあります。スカートやワンピース……といったオシャレな服装ではなく、運動しやすいラフな服装を選びましょう。

子どもの活躍を写真やビデオに収めることも多いかと思います。スマホやカメラを出し入れしやすいカバンと動きやすい服装がよいでしょう。

園庭など屋外で行う場合は、サンダルやパンプスではなく、履きなれたスニーカーで。体育館など屋内で行う場合は、走りやすい上履き用の靴を忘れずに持参しましょう。

服装や持ち物には保育園で指定がある場合もあるため、事前に配布されるおたよりを確認してみてくださいね。

運動会は子どもの成長を実感できる機会

保育園の運動会は、園生活の延長上といったアットホームな雰囲気が特徴なので、普段みられない保育園でのありのままの姿をみれる機会でもあります。

演目も「○○をやりたい!」「○○をパパやママに見せたい!」と子どもたちで決めたり、保護者と一緒に競技にとり組んだりと見ごたえがあります。

0歳児のよちよち歩くかわいらしい姿を見られるのも、保育園だからこそ。「0歳の頃はうちの子まだ歩けなくてハイハイで参加したっけ」「5歳になったらあれほどできるようになるのかな?」と成長に気付くこともできます。子どもたちの頑張っている姿にたくさんの声援を送ってくださいね。

  • 保育園の運動会は少人数で行われる
  • 運動会の服装はとにかく動きやすさを重視する
  • 保育園の運動会は子どもの成長を実感できる機会

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