つわりのタイプ診断!あなたは何つわり?症状別の対処法も解説
つわりにはさまざまなタイプがあります。
つわりと付き合うには、まず自分のつわりがどのようなタイプなのかをしっかり把握しましょう。
今回は、6つのつわりのタイプを紹介します。
それぞれの症状、効果的な対処法、つわりが重症化した場合に医師に相談するサインなどについても詳しく説明します。
つわりにはさまざまなタイプがあります。
つわりと付き合うには、まず自分のつわりがどのようなタイプなのかをしっかり把握しましょう。
今回は、6つのつわりのタイプを紹介します。
それぞれの症状、効果的な対処法、つわりが重症化した場合に医師に相談するサインなどについても詳しく説明します。
つわりとは?なぜ起こるの?
つわりとは、妊娠初期のママが経験する吐き気や嘔吐などの不快な症状を指します。
おもに妊娠5〜6週目から始まり、12〜16週目頃に治まることが多いです。
実は、つわりがなぜ起こるのかは、医学的にはっきりとは解明されていません。
考えられている原因として、ホルモン分泌量の急激な変化や体が妊娠に適応する過程での反応があげられます。
特にhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やプロゲステロンなどのホルモンが関与しているとされています。
つわりはおもに6タイプ!あなたは何つわり?
つわりの症状は、人それぞれ異なります。
ここでは、おもに6つのタイプに分けられるつわりのタイプについて解説します。
自分がどのつわりのタイプに当てはまるか、チェックしてみましょう。
吐きづわり
吐きづわりの特徴は、おもに食べ物やにおいに対して強い拒否反応を起こし、吐き気や嘔吐が頻繁に起こることです。
次のような症状が見られる場合は、吐きづわりの可能性があります。
吐きづわりの症状例
食事中や食後に吐き気が強くなる
特定のにおい(香水、料理のにおいなど)で吐き気を感じる
空腹時でも吐き気が強い
食べづわり
食べづわりの特徴は、空腹になると強い吐き気を感じるというもの。
食べ物を摂取することで一時的に吐き気が和らぎます。
次のような症状が見られる場合、食べづわりの可能性があります。
食べづわりの症状例
食べ物を口にすることで症状が和らぐ
空腹時に強い吐き気を感じる
特定の食品や味が食欲を引き起こす
よだれつわり
よだれつわりの特徴は、口内の唾液が通常よりも多く分泌され、不快感をともなうことです。
次のような症状が見られる場合、よだれつわりの可能性があります。
よだれつわりの症状例
唾液が異常に多い
口内に唾液がたまり、嚥下が頻繁になる
よだれによって吐き気をもよおすことも
喉つわり
喉つわりの特徴は、喉につっかえ感や違和感があることです。
いくら咳をしても違和感が取れず、嘔吐反射を引き起こすこともあります。
原因としては、妊娠中はむくみやすくなるため、むくみが喉にもあらわれたり、嘔吐によって胃酸が逆流したりすることが考えられます。
次のような症状が見られる場合、喉つわりの可能性があります。
喉つわりの症状例
喉に異物が詰まったような感覚がある
喉の違和感による嘔吐反射が頻繁に起きる
清涼感のある飲み物や食べ物が欲しくなる
眠りづわり
眠りづわりの特徴は、眠気が異常に増し、一日中眠気を感じる、抑えられない眠気が生じることです。
次のような症状が見られる場合、眠りづわりの可能性があります。
眠りづわりの症状例
日中でも強い眠気に襲われる
十分な睡眠時間を十分に取っても眠気がある
活動中にも眠気が強く感じる
げっぷつわり
げっぷつわりの特徴は、頻繁にげっぷが出る状態が続き、胃の不快感をともなうことです。
次のような症状が見られる場合、げっぷつわりの可能性があります。
げっぷつわりの症状例
げっぷが頻繁に出る
胃のむかつきや不快感がある
食事後に特にげっぷが出やすい
各タイプの具体的な症状を理解し、自分のつわりがどのタイプに当てはまるのかを確認しましょう。
人によっては、複数のつわり症状があらわれることもあります。
適切な対処法を見つけるためにも、まずは自身の症状をしっかりと把握することが重要です。
つわりのタイプに個人差があるのはなぜ?
つわりの症状に個人差が出る理由も、つわりが起こる理由も、現時点で医学的に明確には解明されていません。
しかし、ホルモンバランスの変化や、それにともなう自律神経の乱れなどが原因と考えられています。また、ストレスや睡眠不足などの環境的要因、食事などの生活習慣も影響する可能性があります。
環境的な要因や生活習慣、自律神経の乱れなどは人によって異なるため、それがつわりの症状の出方や重さの差につながるのかもしれません。
つわりのタイプは赤ちゃんの性別や発育に影響がある?
つわりのタイプと赤ちゃんの性別や健康には、直接的な関係はありません。
よく「つわりが重いと男の子」「軽いと女の子」(またはその逆)などの噂を耳にしますが、これには科学的な根拠がありません。
つわりの症状はホルモンバランスの変化や自律神経の乱れによるものであり、赤ちゃんの性別には影響を与えないとされています。
つまり、つわりのタイプで赤ちゃんの性別を予測することはできません。
また、通常のつわりであれば、赤ちゃんの発育にも影響しません。
つわりのタイプ別|症状の対処法は?
つわりは妊娠初期に起こるつらい症状ですが、そのタイプはさまざま。
それぞれの症状に対して適切な対処法を知ることで、症状が緩和されたり過ごしやすくなったりするでしょう。
ここでは、つわりのタイプへの対処法を詳しく紹介します。
吐きづわり
吐きづわりはつわりのもっとも一般的な症状で、吐き気や嘔吐をともないます。
対処法としては、食べられないときは無理をせず、少量ずつこまめに食事を摂ることが効果的です。
空腹が吐き気を引き起こすことがあるため、胃を空にしないよう心がけるとよいでしょう。
また、冷たいものや、酸味のあるものが摂取しやすいこともあります。食べ物や飲みものを冷やしたり、レモンやミントなどのすっきりした香りを取り入れるのもおすすめです。
負担がない姿勢になり、吐き気を軽減させるなどしてもよいですね。
食べづわり
食べづわりの症状は、常に何かを食べていないと気持ち悪くなるというものです。
このつわりに対処するためには、消化によい軽い食べ物を少量ずつ頻繁に食べるのがポイントです。たとえば、クラッカーやパン、フルーツなどがおすすめです。
脂肪分や糖分が多いもの、刺激が強い辛い食べ物は避けましょう。
吐きづわりと同じく、食事を少量ずつ摂るのもよいですが、1日の摂取カロリーを超えないように気をつけてくださいね。
栄養バランスを考えながら、なるべく体に負担の少ない食材を選びましょう。
よだれつわり
よだれつわりは、口のなかに過剰によだれが溜まり不快になる症状です。
このつわりは、ガムを噛んだり、氷をなめたりすることで緩和する場合があります。酸っぱいキャンディやレモン水など爽快感があるものを口にするのもよいでしょう。
妊娠中は虫歯になりやすいため、キャンディやガムを口にしたあとは、歯磨きや口腔ケアをしっかり行うことも忘れずに。
また、外出時はよだれを拭いたり吐き出したりするために、タオルやペットボトルを持ち歩いてもよいでしょう。
喉つわり
喉つわりの対処法として、まずはこまめな水分補給を心がけましょう。
喉つわりは、むくみや胃酸の逆流が原因の可能性があるため、ゆっくり湯船に入る、塩分を控えるなどの方法でむくみを予防したり、食べたあとすぐに横になることを避けるなどして胃酸の逆流を防いだりという方法を試してみてくださいね。
もし症状が強い場合は、医師に相談してみましょう。妊娠中でも安心な治療や薬を提案してくれることもあります。
眠りづわり
眠りづわりは、日常生活に支障をきたしてしまう場合があります。
このつわりへの対処法は、こまめに休息を取ることです。可能なタイミングでできるだけ横になり、無理をしないようにしましょう。
また、夜の睡眠の質を向上させるために、寝る前にリラックスできる環境を整えてもよいですね。
どうしても眠れないタイミングの場合は、ストレッチなどの適度な運動も効果的です。体を動かすことで眠気が和らぎ、リフレッシュできますよ。
げっぷつわり
げっぷつわりを抑えるには、食べ物の選び方が重要です。
炭酸飲料、脂っこい食べ物は避け、おかゆやバナナなどの消化のよい食べ物を食べ物を選びましょう。
また、一度に大量の食事を摂るのではなく、少量ずつこまめに食べることもげっぷつわりの予防に効果的。胃の負担を減らすこともできますよ。
医師に相談したほうがよいつわりの症状とは?
つわりは妊娠初期から起こる、妊娠中のごく一般的な症状です。
しかし、つわりの症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすような場合は、「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と呼ばれる状態になっている可能性があります。このような場合、早急に医師に相談してください。
注意が必要な症状の例
摂取した食品や水分をほとんど吐いてしまう
体重が妊娠前から急激に減少している
脱水症状が見られる
めまいや立ちくらみが頻繁に起きる
意識がもうろうとすることがある
尿が濃く、量が減少した
妊娠悪阻は、管理入院になる場合もあります。これらの症状があらわれた場合は早急に医師に相談して治療を受けましょう。
自分の体と赤ちゃんの健康を第一に考え、無理をせずに過ごしてくださいね。
まずは自分のつわりタイプを把握しよう!
つわりの症状はさまざまで、個人差が大きいものです。
つわりのタイプによって、対策が変わってきます。まずは自分の症状が、どのつわりのタイプに当てはまるのかをしっかり把握しましょう。
もしも、つわりの症状がつらく、体調の悪化が見られる場合は無理をせずに医師に相談してくださいね。
つわりは、妊娠12週目あたりから徐々に治まってくる場合もあります。上手につわりと付き合い、できる限り快適なマタニティライフを過ごしてくださいね。
- つわりのタイプはひとつではない!自分の症状をしっかりと把握して
- つわりのタイプに差が出る原因は、医学的に明確になっていない
- つわりの症状による赤ちゃんへの影響は基本的に心配しなくてよい
- 対策はつわりのタイプ別に異なる
- 体重減少や脱水症状がみられる場合は医師に相談を!
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