【医師監修】妊娠超初期は便秘になるもの?原因や改善方法なども解説
妊娠すると吐き気や倦怠感などが現れるイメージがあるかもしれませんね。しかし、実は便秘も妊娠超初期に起こる症状の一つです。
この記事では、妊娠超初期の便秘症状について詳しく解説します。
「妊娠超初期に便秘になるのはなぜ?」「赤ちゃんへの影響はある?」などの疑問を解消していきましょう。
注意が必要な便秘症状や薬など、知っておいたほうがよいこともご紹介。妊娠超初期の妊婦さんや、これから妊娠を考えている人はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
妊娠すると吐き気や倦怠感などが現れるイメージがあるかもしれませんね。しかし、実は便秘も妊娠超初期に起こる症状の一つです。
この記事では、妊娠超初期の便秘症状について詳しく解説します。
「妊娠超初期に便秘になるのはなぜ?」「赤ちゃんへの影響はある?」などの疑問を解消していきましょう。
注意が必要な便秘症状や薬など、知っておいたほうがよいこともご紹介。妊娠超初期の妊婦さんや、これから妊娠を考えている人はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
妊娠超初期に便秘になることはある?
便秘は、妊娠超初期から妊娠初期にかけて起こりやすい症状の一つです。
トモニテ編集部では、妊娠を経験した女性を対象に、妊娠超初期症状に関するアンケートを実施。
妊娠超初期にどのような症状があったかを調査したところ「便秘」と回答した人は84人中3人でした。
妊娠超初期に便秘になる人は少なからずいるようです。
妊娠超初期に便秘になるのはなぜ?
妊娠超初期に便秘が起こるのはなぜなのでしょうか?ここでは2つの主な理由を解説します。
ホルモンバランスの変化
妊娠すると、妊娠状態を保つために必要な「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌量が増えます。
プロゲステロンには消化管の収縮を抑える作用があるため、腸の筋肉がゆるんで働きが鈍くなり、便秘が起こりやすくなるのです。
つわりによる食生活の変化
妊娠超初期の便秘は、つわりが原因である場合もあります。
つわりによって食事を十分に摂れなくなると、食物繊維や発酵食品など、腸の働きをよくする栄養が不足してしまうことがあるのです。
また、つわりによる水分不足も便が硬くなる原因となり、便秘を引き起こします。
妊娠超初期の便秘はいつから起こる?
便秘症状が出る時期には個人差がありますが、一般的には妊娠3〜4週頃から起こります。
妊娠超初期の段階ではまだ妊娠に気づいていない人もいるため、便秘症状が妊娠によるものとわからない場合もあるようです。
妊娠超初期に便秘になったら赤ちゃんに影響する?いきんでもいいの?
便秘そのものがお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはほぼありません。
また、便秘でいきんでも、赤ちゃんに影響したり破水したりする心配はありませんよ。いきんだことが原因で流産につながる可能性もほぼないといえるでしょう。
ただし、長時間いきみすぎると痔の症状が出る場合があるため注意しましょう。
妊娠超初期の便秘を改善するには?
妊娠超初期の便秘を改善する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここでは妊娠中の便秘改善によいとされる5つの方法をピックアップしました。
食物繊維を積極的に摂る
便秘の改善には、食物繊維を積極的に摂るのが効果的です。
食物繊維には、腸内の善玉菌を増やす・便を柔らかくする・腸の動きを活発にするなどの作用があります。
キャベツやたけのこなどの野菜・海藻・豆・きのこ・フルーツなどをバランスよく食べるようにしましょう。
発酵食品を取り入れる
善玉菌を多く含む発酵食品も、腸内環境を改善する効果が期待できます。定期的に摂取することで便秘になりづらくなりますよ。
納豆、おやつにヨーグルトなどを、日々の食事に取り入れてみましょう。また、キムチやぬか漬けは野菜も摂れるためおすすめです。
軽い運動をする
軽い運動で腸を刺激するのも、便秘改善におすすめの方法の一つ。ストレッチや散歩など、適度に体を動かす程度がおすすめです。
体調に合わせて無理のない範囲で運動するのがポイントですよ。
水分をこまめに補給する
水分不足は便秘の大敵です。水分はこまめに補給しましょう。
おすすめは、コップ1杯分の水を起床後すぐに飲むこと。朝は腸が活発になりやすいため、水を飲んで刺激すると便秘防止に効果的です。
1日でトータル1.5〜2リットル以上の水分をとるよう心がけましょう。
優しくマッサージする
妊娠中の便秘改善には、お腹を優しくマッサージするのもよいでしょう。
ひらがなの「の」を書くように、お腹の上をくるくると撫でると、腸が適度に刺激されます。
強くやりすぎてお腹の赤ちゃんを圧迫しないよう注意しましょう。
「妊娠したかも」と思ったらどうすればいい?
妊娠の可能性がある場合は、妊娠検査薬で妊娠の有無を確かめてみましょう。
妊娠検査薬は、尿に含まれる「hCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)」に反応して妊娠しているかを判定できる試薬です。
採尿部に尿をかけて数分待つだけで、高い精度で妊娠しているかを確認できます。
妊娠検査薬で陽性が出たら産婦人科を受診し、必要な検査を受けてください。
注意が必要な便秘の症状とは?
ここでは、注意が必要な便秘症状について解説します。便秘とあわせて以下のような症状がある場合は、すぐにかかりつけの病院に相談してください。
ひどい腹痛がある
お腹を締め付けるような強い腹痛や、重い生理痛のような痛みがある場合は、切迫流産や流産の可能性があります。
痛みが徐々に強くなる場合や、痛みに波があるような場合も注意が必要です。すぐにかかりつけの病院に連絡し、指示を仰ぎましょう。
出血している
排便の際に出血が見られる場合、便秘以外のトラブルが潜んでいる可能性があります。
妊娠初期の出血は珍しいことではありませんが、少量でも切迫流産や流産の兆候であることも。
多量であれば危険性がさらに高まるため、すぐに病院に連絡しましょう。
痔の症状がある
妊娠中は痔になりやすく、便秘から痔の症状に発展することがあります。肛門の周りの血管や静脈が圧迫されたり、うっ血したりするためです。
痔の症状が出ても赤ちゃんに影響することはありませんが、妊婦さん自身が痛くてつらいため、病院に相談しましょう。
妊娠超初期に下剤や整腸剤を飲んでもいい?
便秘症状がつらい場合、市販の下剤や整腸剤を自己判断で飲むのはやめましょう。
薬によっては赤ちゃんに影響を及ぼす場合があります。必ず医師に相談し、妊娠超初期でも飲める薬を処方してもらいましょう。
また「妊娠初期は薬を絶対に飲んではだめ」と決めつけて我慢するのも禁物。まずはかかりつけの医師に相談してみてください。
妊娠超初期は便秘になることがある。痛みや出血がみられたら医師に相談を
便秘は妊娠超初期に起こりやすい症状の一つです。ホルモンバランスやつわりによる食生活の変化が原因とされています。
妊娠超初期の便秘自体がお腹の赤ちゃんに影響を及ぼすことはありませんが、強い腹痛や出血がある場合はすぐに病院に連絡しましょう。
便秘改善には、食物繊維・発酵食品・水分を積極的に摂るのがおすすめ。無理のない範囲で軽く運動するのもよいでしょう。症状がつらい場合はかかりつけの医師に相談してみてくださいね。
- 妊娠超初期の便秘はホルモンやつわりによる食生活の変化が原因
- 妊娠超初期の便秘自体が赤ちゃんに影響することはほぼない
- 便秘改善には食物繊維・発酵食品・水分の摂取や軽い運動などがおすすめ
- 強い腹痛や出血をともなう場合はすぐに病院に連絡を!
- 症状がつらい場合は我慢せずかかりつけの医師に相談しよう
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