
妊娠中のお腹の中はどんな状態?膨らみ方や赤ちゃんの様子も解説
妊娠するとお腹がだんだん膨らんできますが「いつから目立ちはじめるんだろう?」と疑問に思いますよね。
また「どこから膨らむの?」「妊娠中のお腹ってどんな状態なの?」と気になる人もいるでしょう。
そこでこの記事では、妊娠中のお腹や赤ちゃんの成長の様子を詳しく解説します。妊娠中にお腹や赤ちゃんがどのように変化するのか気になる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠するとお腹がだんだん膨らんできますが「いつから目立ちはじめるんだろう?」と疑問に思いますよね。
また「どこから膨らむの?」「妊娠中のお腹ってどんな状態なの?」と気になる人もいるでしょう。
そこでこの記事では、妊娠中のお腹や赤ちゃんの成長の様子を詳しく解説します。妊娠中にお腹や赤ちゃんがどのように変化するのか気になる人は、ぜひ参考にしてくださいね。
妊娠したらお腹はいつから大きくなる?

妊娠後、お腹が目立ちはじめるのは一般的に妊娠4〜5ヶ月頃(16〜20週)とされています。ただし、お腹が膨らみはじめる時期には個人差があり、もっと早い時期や遅い時期から大きくなる人もいます。
初産婦と経産婦でも違いが見られ、初産婦はお腹が目立ちはじめるのがやや遅く、経産婦は比較的早い段階でお腹が大きくなることが多いです。
経産婦は、前回の出産でお腹の皮膚や筋肉が伸びやすくなっているため、早い時期に見た目の変化が出やすいといわれています。
妊娠したらどこから膨らみ始める?

妊娠すると、お腹はおへその下あたりから膨らみはじめます。下腹部が便秘のときのようにぽっこりと膨らみ、ジーンズやファスナーが苦しいと感じるようになるでしょう。
その後、妊娠中期に入るとお腹が前にせり出すように大きくなり、お腹全体が丸くなってきます。人によっては、お腹が横に広がることもありますよ。
妊娠後期になると、お腹の膨らみがみぞおちあたりまで広がり、足元が見えづらくなるほど大きくなります。
妊娠中のお腹や赤ちゃんはどう変化する?

妊娠中のお腹の中がどのような様子なのか、赤ちゃんがどのように大きくなっていくのか気になりますよね。
ここでは、妊娠初期・中期・後期に分けて、それぞれの時期のお腹と赤ちゃんの様子を詳しく見ていきます。
妊娠初期のお腹と赤ちゃん

妊娠初期(〜妊娠15週)のお腹はほとんど目立たず、見た目の変化はあまり感じられません。
しかし、赤ちゃんは急速に成長しており、妊娠8週頃には頭や体の形がはっきりしてきます。さらに、妊娠12週頃には約5〜7cmの大きさになり、手足を動かし始めることもあります。
ママはホルモンの変化により、体調の変化やつわりを感じることが多いでしょう。
妊娠初期の子宮の様子
子宮の位置:恥骨の後ろあたり
子宮の長さ:7〜12cm
お腹が膨らみはじめる妊娠4ヶ月頃から測りはじめます。
子宮の大きさ:ニワトリの卵〜新生児の頭くらい
妊娠中期のお腹と赤ちゃん

妊娠中期(妊娠16〜27週)になると、お腹の膨らみがだんだんとはっきりしてきます。
子宮が骨盤の上に出てくるため、徐々に前に突き出ていくのが特徴です。お腹の重みで自然と反り腰になり、腰痛や背中の痛みを感じる人もいるでしょう。
赤ちゃんは筋肉や骨などが発達し、羊水のなかで活発に動くようになります。胎動を感じる人も増えてくるでしょう。
妊娠中期の子宮の様子
子宮の位置:骨盤の上あたり
子宮の長さ:13〜24cm
子宮の大きさ:おへその上あたりまで大きくなる
妊娠後期のお腹と赤ちゃん

妊娠後期(妊娠28〜40週)になるとお腹はさらに大きくなり、重みをより感じるようになります。
子宮はおへその上、みぞおちあたりまで膨らむため、胃の圧迫感や息苦しさを覚えることもあるでしょう。
赤ちゃんの内臓器官がより成長し、体温調節機能や視力なども成熟してきます。妊娠36週を過ぎると、赤ちゃんは出産に備えて骨盤のほうへと下がります。胃の圧迫感や息苦しさなどは改善されますが、膀胱が圧迫され、尿もれや頻尿の症状が気になるようになるでしょう。
妊娠後期の子宮の様子
子宮の位置:おへその上〜みぞおちあたり
妊娠10ヶ月になると、出産に向けて子宮の位置が下がります。
子宮の長さ:25〜35cm
子宮の大きさ:みぞおちあたりまで大きくなる
お腹が膨らみ始めたら気をつけることは?

お腹が大きくなってきたら、ママや赤ちゃんの体を守るため、過ごし方に注意する必要があります。ここでは、お腹が膨らみ始めた妊婦さんに気をつけてほしいポイントを紹介します。
ゆったりとした服装、ヒールの低い靴を選ぶ
お腹が膨らみはじめたら、なるべく締め付けの少ないゆったりとした服装を選びましょう。
窮屈な服を着ると、血流が悪くなり、むくみや冷えの原因になるだけでなく、赤ちゃんが圧迫されてしまうおそれもあります。ウエストゴムが柔らかいボトムスや、ゆったりとしたワンピースなど、リラックスできる服装を心がけましょう。
また、ヒールの高い靴は足元が安定せず、転倒の危険性があります。脱ぎ履きしやすく、歩きやすい靴を選びましょう。
保湿をして妊娠線をケアする
妊娠中期以降は、お腹が急激に大きくなることで皮膚が引っ張られ、妊娠線ができやすくなります。
妊娠線の表れ方には個人差がありますが、一度できると完全には消えないので、早めの予防が大切です。お腹が大きくなりはじめる妊娠5〜6ヶ月頃から、クリームやオイルなどで保湿をする、マッサージをするなどのケアを行いましょう。
妊娠線はお腹だけでなく、脇や胸などにできることもあるため、広範囲にケアをすると安心です。
なるべく背筋をまっすぐにして過ごす
妊娠が進むとお腹が前にせり出すため、自然と腰を反らせる姿勢になりがちです。
しかし、反り腰になると腰痛を引き起こしやすくなるため、意識的に背筋を伸ばし、骨盤を正しい位置に保つことが大切です。
椅子に座るときは、深く腰掛けて背もたれに軽く沿わせましょう。立つときは、お腹を支えるイメージで下腹部に少し力を入れると、背筋が伸びて反り腰が解消されやすいですよ。
仰向けやうつ伏せを避ける
妊娠中は、寝る姿勢にも注意が必要です。
特に妊娠後期に仰向けで寝ると、子宮が太い血管を圧迫し、血流が悪くなることがあります。また、うつ伏せはお腹を圧迫するためなるべく避けましょう。
おすすめの寝方は、体の左側を下にして横になる「シムス位」と呼ばれる姿勢です。左側を下にして寝ることで臓器や血管の圧迫が軽減され、快適に眠りやすくなるでしょう。クッションや抱き枕を活用すると、姿勢がより安定して楽に寝られますよ。
妊娠中のお腹や赤ちゃんの成長についてよくある質問

ここでは、妊娠中のお腹や赤ちゃんの成長に関するよくある質問に答えていきます。
胎動はいつから感じ始める?
人それぞれですが、妊娠20週前後に感じる人が多いです
胎動を感じ始める時期には個人差がありますが、一般的には妊娠20週前後に初めて感じる人が多いでしょう。この時期は赤ちゃんの骨格がしっかりし始め、筋肉もついてきます。手足をしっかりと曲げ伸ばしできるようになるため、胎動を感じやすくなるのです。最初は「お腹の中で泡がはじけるような感じ」と表現されることが多いですが、次第に力強い動きを感じるようになります。
お腹が大きすぎる気がするけれど、大丈夫?
腹筋の量や赤ちゃんの大きさなどによってはお腹が出やすい場合があります
お腹の大きさには個人差があり、腹筋のつき具合や赤ちゃんの成長スピード、羊水の量などによって異なります。一般的に、腹筋が少ない人はお腹が大きくなりやすく、逆に腹筋がしっかりしている人は比較的お腹が小さめに見えるといわれています。また、双子を妊娠していることや羊水量が多いことも、お腹が大きくなりやすい要因の一つです。ただし、急激にお腹が大きくなる場合は羊水過多の可能性もあるため、気になるときは産婦人科医に相談しましょう。
お腹の膨らみ方で性別がわかるって本当?
お腹の膨らみ方と性別との間に医学的な関連性はありません
「男の子だとお腹が前に突き出し、女の子だと横に広がる」といったジンクスがありますが、医学的な根拠はありません。お腹の膨らみ方から赤ちゃんの性別を判断することはできないので、注意してくださいね。
お腹が膨らんで体重も増えています。ダイエットしたほうがよいでしょうか?
妊娠中は適切な範囲で体重を増やすことが大切です
妊娠中の体重増加量が少ないと、赤ちゃんが小さく生まれるリスクが高まります。適切な範囲で体重を増やすことが医学的にも推奨されているので、体重が増えすぎているわけでなければダイエットをする必要はありません。妊娠中の適切な体重増加量の目安は、妊娠前のBMIによって異なります。バランスのよい食事と適度な運動を心がけ、体重をコントロールしましょう。

お腹が膨らみ始めるのは妊娠中期以降!ただし個人差があるので焦らないで

妊娠中のお腹の膨らみ方や赤ちゃんの成長には個人差がありますが、一般的に膨らみが目立ち始めるのは妊娠4〜5ヶ月頃です。この時期には胎動が起こりやすくなり、赤ちゃんの存在や成長をいっそう感じられるでしょう。
お腹が大きくなると、足元が見えづらくなったり体調の変化が現れたりします。服装や過ごし方などに気をつけて過ごしましょう。
- お腹が膨らみ始めるのは妊娠4〜5ヶ月頃。ただし個人差がある
- おへその下あたりから膨らみはじめ、徐々にお腹全体が大きくなる
- 妊娠後期にはみぞおちあたりまで膨らみ、胃の圧迫感や息苦しさを感じやすい
- お腹が大きくなったら服装や姿勢などに気をつけよう
- 保湿やマッサージなど、妊娠線のケアも忘れずに
出典
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
アプリで妊娠中の体調管理&情報収集!
自分の週数に合わせて情報が出てくる!
ママの妊娠週数に応じたおすすめ記事が表示されます。
ネットなどでわざわざ調べに行かなくても、出産予定日を設定するだけで、ママの妊娠週数に応じた情報が手に入りますよ!

おなかの赤ちゃんの成長がイラストでわかる
妊娠中のママがおなかの赤ちゃんの成長をよりイメージしやすくなる新機能です。
出産予定日までの日数をカウントダウンしながら、イメージイラストで週数に合わせて赤ちゃんが成長していくようすが見れます。

イラストをタップすると、赤ちゃんからのひとことが表示され、妊娠中のママを応援してくれます!

医師監修のメッセージで週ごとの赤ちゃんとママの様子がわかる
医師監修のもと、赤ちゃんやママに関する様子や変化に関する読み物を毎日更新!
「今日の赤ちゃんのようす」では、おなかの中で赤ちゃんがどう過ごしているのかなどについて分かります。

「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。
パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。
