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着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

妊娠初期の着床出血について「いつ起こる?」「どのくらい続くの?」と不安を感じていませんか?

この記事では、着床出血が起こる時期や生理との見分け方などを解説します。着床出血以外の出血や先輩ママの体験談もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

妊娠初期の着床出血について「いつ起こる?」「どのくらい続くの?」と不安を感じていませんか?

この記事では、着床出血が起こる時期や生理との見分け方などを解説します。着床出血以外の出血や先輩ママの体験談もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。

着床出血が起こるのはいつ?

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

着床出血は、受精卵が子宮内膜に着床する際に起こる出血です。一般的には、妊娠4週目頃に見られます

この時期は生理予定日とほぼ同じタイミングなので、生理と見分けがつきにくいこともありますが、出血量や出血している期間で区別することができます。

着床出血はどのくらい続く?生理との違いは?

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

ここでは、着床出血の期間や特徴を解説します。生理との違いも紹介するので、チェックしてみましょう。

着床出血の期間・特徴

着床出血が続く期間は、一般的に1~2日とされています。

生理の出血期間に比べると短く、また出血量が少ないのも特徴です。生理のように、ドロっとした血の塊が出ることも基本的にありません。

そのため、着床出血があっても気づかないことや「思っていたより早く生理が終わった」と感じて見過ごすこともあります。

生理の期間・特徴

着床出血が1~2日程度で終わるのに対して、生理の出血は一般的に3~7日続きます。

黒っぽい、ドロっとした血の塊が出ることもあり、量も多いのが特徴です。

人によっては、下腹部が激しく痛むこともあります。

着床出血と生理を見分けるには?

着床出血と生理はほぼ同じタイミングで起こるため、見分けがつかないこともあります。

着床出血か生理かを判断するため、出血がみられたら妊娠検査薬を使ってみましょう

妊娠検査薬で陽性が出た場合は妊娠している可能性があるので、産婦人科を受診してください。

生理がいつもより短かったら着床出血なの?

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

生理がいつもより短くても、必ずしも着床出血とは限りません

生理の期間は、ストレスやホルモンバランスの影響でいつもより短くなることがあります。

そのため、着床出血のように、少量の出血が1〜2日程度で終わってしまっても生理の可能性があるのです。

出血の量が少ない・期間が短い場合は、過少月経や過短月経などの可能性もあるので、病院を受診してみましょう。

着床出血が長引くときに考えられることは?

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

出血が2〜3日以上続く場合は生理の可能性がありますが、別のリスクや病気が原因であることもあります。

ここでは、出血が長引く場合にどのようなリスクが考えられるのか、どのような出血がみられたら注意が必要なのかを解説します。

出血が長引く場合に考えられる病気

出血が長引く場合に考えられる主な原因としては、以下が考えられます。

出血があった場合に考えられるリスクや病気

  • 子宮内膜症

    不正出血が見られることがあります。また、月経時に出血量が多くなったり重い下腹部痛を感じたりもします。

  • 絨毛膜下血腫

    絨毛膜と子宮内膜の間に着床出血が溜まり、血の塊ができることです。中期になっても出血が続く場合は医師に相談しましょう。

  • 異所性妊娠(子宮外妊娠)

    受精卵が子宮以外の場所に着床してしまうことです。最初は出血量が少ないものの、あとで大量に出血する場合もあります。

  • 胞状奇胎

    絨毛細胞が異常に増殖し、子宮内にぶどうの房のようなつぶつぶがたくさんできてしまうこと。ごく少量の出血が見られます。

  • 前置胎盤

    胎盤が通常よりも低い位置にでき、子宮口をふさいでしまっている状態です。少量の出血が数回起こることもあれば、突然大量に出血することもあります。

  • 切迫流産

    流産の可能性が高い状態のことです。出血や下腹部痛などの症状があります。

  • 早期流産

    妊娠12週までに流産することです。少量の出血や、子宮収縮による腹痛などが見られます。

  • 子宮頸部びらん

    子宮の入り口付近が赤くただれた状態です。少量の出血が見られます。

  • 子宮頚管ポリープ

    子宮頸管にできる良性の腫瘍です。少しの刺激で出血しやすくなり、少量の不正出血が見られます。

  • 子宮頸がん

    子宮頸部にできるがんです。月経時以外での出血や性交痛などがあり、出血量が徐々に増えていくのが特徴です。

  • 子宮体がん

    子宮体部にできるがんです。少量の出血や褐色のおりものがみられます。

注意が必要な出血とは?

以下のような出血がある場合は注意が必要です。

受診が必要!注意したい出血

  • 大量の出血

    通常の生理以上の量の出血が続く場合、異所性妊娠や流産などの可能性があります。

  • 激しい腹痛をともなう出血

    強い痛みをともなう出血の場合も、異所性妊娠や流産などの可能性があります。

  • 不正出血

    月経周期に関係なく不正に出血する場合、ホルモン異常や子宮頸がんなどの可能性があります。

  • 長期間続く出血

    出血が続く場合、ホルモンバランスの乱れやポリープなどの可能性があります。

このような出血が見られた場合は、着床出血ではなく病気がひそんでいる可能性があります。

早めに医師の診察を受けましょう。

着床出血はいつ・どのくらい続いた?先輩ママの体験談

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

トモニテ編集部では、妊娠を経験した女性を対象に着床出血に関するアンケートを実施しました。

着床出血がいつ起きたのか・どのくらい続いたのかを調査したので、参考にしてくださいね。

アンケート実施概要

実施日:2024年8月7日から8月21日

実施媒体:クラウドワークス

対象:妊娠を経験した女性

回答者数:84名

着床出血はいつ頃あったか

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

着床出血が起きたのは性行為をした日から何週間後だったかを尋ねたところ、着床出血があった人のなかでは「約2週間後」「約4週間後」という回答が最も多い結果となりました。

具体的な時期について、以下のコメントが寄せられています。

先輩ママ
先輩ママ
生理予定日くらい

まいさん/30代/会社員(契約・派遣社員)/近畿地方在住/1児のママ
先輩ママ
先輩ママ
いつもの生理周期で生理が来るかなだという時期

まにまにさん/30代/専業主婦/四国地方在住/2児のママ
先輩ママ
先輩ママ
生理かなと思った時期に来ていました。

きょんさん/30代/会社員(正社員)/中部地方在住/2児のママ

生理予定日前後に着床出血が起きた人が多く見られました。

着床出血はどのくらい続いたか

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

着床出血が続いた期間について調査すると「1回のみ」と回答した人が最も多い結果となりました。

4日以上続いた人は一人もいなかったことから、短期間で終わる傾向があるといえそうです。

「生理にしてはすぐ終わったな」と思ったら、もしかすると着床出血かもしれません。

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着床出血とはどんな色や量なのか、いつ起こるのか気になる人もいるでしょう。この記事では、トモニテ編集部が募集した実際の体験談をもとに、着床出血の有無や時期、色・量などの特徴を紹介します。

着床出血に関するQ&A

着床出血はいつ起こる?生理との違いは?期間・よくある症状なども解説

ここでは、着床出血についてよく寄せられる疑問や不安を紹介します。

着床出血について、身近な人になかなか聞けずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか?ぜひチェックしてくださいね。

着床出血の見た目はどんな感じ?

  • 淡い色で少量であることが多いです

    個人差がありますが、着床出血の色は淡いピンク色や茶色っぽいことが多いようです。血が混ざったおりもののようなイメージですね。また、出血量もごく少量で、生理のように多量の出血が続くことは基本的にありません。出血は1〜2日程度で治まりますが、個人差があり、数時間で終わることもあります。着床出血の特徴を把握しておけば、ほかの妊娠の兆候にも早期に気づくことができそうですね。

着床出血に痛みはある?

  • チクチクとした軽度の痛みを感じることがあります

    着床出血時に痛みを感じることはほとんどありません。しかし、軽い腹部の違和感や軽度の生理痛に似た痛みを感じる場合もあります。また、そのほかの妊娠初期症状として、吐き気や乳房の張り、疲労感などがあらわれることも。着床出血やさまざまな症状が重なり「妊娠したかも?」と気づく場合もあります。

着床出血がないことはある?

  • 着床出血は必ず起こるわけではありません

    着床出血はすべてのママに見られるものではなく、むしろ着床出血を経験しないママのほうが多いといわれています。その理由は、出血が少なすぎるため気づかない、もしくは出血が子宮内で吸収されるためです。着床出血がないからといって必ずしも妊娠していないわけではないので、あまり気にしすぎないようにしましょう。

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