【医師監修】着床出血後すぐに妊娠検査薬を使うとフライングになる?適切なタイミングも解説
「着床出血があったけど、妊娠検査薬はいつ使えばいいの?」と悩む人もいるでしょう。
この記事では、着床出血後に妊娠検査薬を使う適切なタイミングを解説します。できるだけ早く結果を知りたい場合の対処法や、陰性が出た場合の対応も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
「着床出血があったけど、妊娠検査薬はいつ使えばいいの?」と悩む人もいるでしょう。
この記事では、着床出血後に妊娠検査薬を使う適切なタイミングを解説します。できるだけ早く結果を知りたい場合の対処法や、陰性が出た場合の対応も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
着床出血とは?
着床出血とは、受精卵が着床する際に起こる出血のことです。着床の際に子宮内膜の血管を傷つけてしまうために、少量の出血が起こるとされています。
着床出血は妊娠超初期症状の1つですが、妊娠したからといって必ずみられる症状ではありません。
出血のタイミングが生理予定日と重なることもあるため、生理と勘違いする人も多く、見分けるのが難しいといわれています。
妊娠検査薬とは?
妊娠検査薬は、指定箇所に尿をかけることで妊娠の可能性を判定するものです。
尿に含まれるhCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)に反応して妊娠の可能性を判定します。
hCGは、着床時から分泌され始め、分泌量は次第に増えていきます。生理予定日から1週間ほど経過すると、hCGは妊娠検査薬で陽性反応を得るのに十分な量まで増えます。
このタイミングで妊娠検査薬を使用すれば、高い精度で妊娠の有無を判定できるでしょう。
着床出血があったらすぐに妊娠検査薬を使ってもいい?
着床出血後すぐに妊娠検査薬を使うとフライング検査となり、正しい結果を得られないことがほとんどです。
着床出血がみられるタイミングでは、たとえ妊娠していてもhCGがまだ十分に分泌されていないため、正確な結果が出ない可能性が高いのです。
着床出血のような出血がみられても、正しいタイミングまで待ってから検査をおこないましょう。
着床出血後、妊娠検査薬はいつ使えばいい?フライング検査になるのはいつ?
妊娠検査薬は、着床出血から1〜2週間ほど経過したタイミングで使いましょう。
一般的な妊娠検査薬は、生理予定日の1週間後に使用することが推奨されています。
着床出血がみられるのは生理予定日の1週間前〜生理予定日頃なので、その1〜2週間後に使用すると正しい結果を得られる可能性があるでしょう。
着床出血から1週間以内に使ってしまうとフライング検査となり、正確な結果を得られにくくなるので注意してください。
着床出血後すぐに検査したいときはどうすればいい?
着床出血後に妊娠の可能性をできるだけ早く知りたい場合は、早期妊娠検査薬を使いましょう。
早期妊娠検査薬は、少量のhCGにも反応するよう設計されているので、早い時期から使用できます。
一般的な妊娠検査薬を使えるのが生理予定日の1週間後以降であるのに対し、早期妊娠検査薬は生理予定日前〜当日のタイミングから使用可能です。
ただし、早期妊娠検査薬で陽性が出てすぐに産婦人科を受診しても、妊娠確定とはなりません。
妊娠が確定するのは、妊娠5〜6週頃に胎嚢と赤ちゃんの心拍が確認できてからです。早期妊娠検査薬を使ったタイミングではまだ確認できないので、検査後1〜2週間ほど待ってから産婦人科を受診するようにしましょう。
着床出血があっても妊娠検査薬が陰性になることはある?
着床出血のような出血があっても、妊娠検査薬が陰性になることはあります。
陰性が出た場合に考えられる原因は以下のとおりです。
着床出血後に妊娠検査薬が陰性になる原因
検査のタイミングが早すぎた(フライング検査)
着床出血ではなく生理だった
尿の量が少なかった・尿の濃度が薄かった
多胎妊娠
妊娠検査薬で陰性が出たものの、気になる症状が続く・生理がこないなどの場合は、日をおいてもう一度検査するか、医師に相談しましょう。
着床出血後、妊娠検査薬を使ったのはいつ?
トモニテ編集部では、妊娠を経験した女性を対象に、着床出血や妊娠検査薬に関するアンケートを実施。
着床出血後に妊娠検査薬を使ったタイミングについて調査すると「着床出血はなかった」という回答が最も多かったものの、着床出血があった人のなかでは「7日後」が最も多い結果となりました。
着床出血がみられてもすぐに妊娠検査薬を使う人は少なく、1週間ほど待ってから検査をする人が多いようです。
着床出血・妊娠検査薬に関するQ&A
着床出血と妊娠検査薬に関するQ&Aを紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
着床出血当日に妊娠検査薬を使うと陰性になる?
正確に検査できず、陰性になることがあります
着床出血当日に妊娠検査薬を使用しても、陰性が出る可能性があります。着床出血は着床の時期にみられることがありますが、この時点ではhCGの分泌がはじまったばかりです。hCGの量が少ないので、妊娠していても陰性となる可能性があるでしょう。正しい結果を得るために、着床出血から1〜2週間後、生理予定日から1週間後に検査をするようにしてください。
そもそもフライング検査とは?
決められたタイミングより前に妊娠検査薬を使うことです
フライング検査とは、決められたタイミングよりも早く妊娠検査薬を使用することです。一般的な妊娠検査薬では、生理予定日の1週間後に使用することが推奨されているので、生理予定日の前や当日に検査すると、フライング検査となります。フライング検査の場合、hCGの分泌量がまだ少ないため、正しい結果が得られない可能性が高いでしょう。正確な判定結果を得るために、適切なタイミングで使用してください。1日でも早く妊娠の可能性を知りたい場合は、早期妊娠検査薬の使用を検討しましょう。
妊娠検査薬の使い方は?
尿をかけて一定時間待ちましょう
妊娠検査薬に尿をかけるか、紙コップに尿を採取して検査します。しばらく待つと、陽性の場合は判定窓にラインが現れます。適切な尿の量や判定にかかる時間はメーカーや製品によって異なるので、使用前に必ず説明書を確認しましょう。誤った結果が出ないよう、正しい方法を守って使用してくださいね。
妊娠検査薬以外で着床出血と生理を見分ける方法は?
出血の量や色、期間などである程度判断できます
着床出血と生理は、出血の量や色、期間に違いがあります。着床出血は一般的に少量で、薄いピンク色や茶色のことが多いです。一方、生理は通常、量が多く血の塊が出ることもあります。また、着床出血は1〜2日ほどで終わるのに対し、生理は3〜7日間ほど続くのも特徴です。「いつもより早く生理が終わったな」「量が少なかったな」と感じたら、もしかすると着床出血かもしれません。しかし、個人差があるので自己判断は避け、妊娠検査薬を使うか医師に相談しましょう。
着床出血後1〜2週間たつ前に妊娠検査薬を使うとフライング検査になるので注意
着床出血があった場合、すぐに妊娠検査薬を使うのは避け、1〜2週間ほど待ちましょう。検査のタイミングが早すぎると、正しく判定されない可能性があります。できるだけ早く検査したい場合は、生理予定日の前〜当日に検査できる早期妊娠検査薬を使うとよいでしょう。
正しいタイミング・方法で妊娠検査薬を使用し、陽性が出たら早めに産婦人科を受診してくださいね。
- 妊娠検査薬を使うのは着床出血の1〜2週間後
- できるだけ早く妊娠の可能性を知りたいなら早期妊娠検査薬がおすすめ
- 検査のタイミングが早すぎると正しい結果が出ない可能性がある
- 着床出血がみられても妊娠検査薬が陰性になることがある
- 気になることがあれば医師に相談しよう
【注意事項】
本記事は公開時点での情報となります。
本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
本サイトでは正確な情報を提供できるよう最善を尽くしておりますが、妊娠期の母体の状態は個々人により異なるためすべての方に適用できるものではございません。
本サイトの記事中で紹介している商品やサービスは編集部が選定しております。記事の監修者が選定・推奨したものではありません。
記事の一部では妊娠中の方から寄せられた体験談を紹介しておりますが、個人の実体験に基づいており医学的根拠があるものとは限りません。専門家の見解と異なる意見も含まれるためご注意ください。
掲載情報に基づく判断はユーザーの責任のもと行うこととし、必要に応じて適切な医療機関やかかりつけの病院などに相談・受診してください。
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
アプリで妊娠中の体調管理&情報収集!
自分の週数に合わせて情報が出てくる!
ママの妊娠週数に応じたおすすめ記事が表示されます。
ネットなどでわざわざ調べに行かなくても、出産予定日を設定するだけで、ママの妊娠週数に応じた情報が手に入りますよ!
おなかの赤ちゃんの成長がイラストでわかる
妊娠中のママがおなかの赤ちゃんの成長をよりイメージしやすくなる新機能です。
出産予定日までの日数をカウントダウンしながら、イメージイラストで週数に合わせて赤ちゃんが成長していくようすが見れます。
イラストをタップすると、赤ちゃんからのひとことが表示され、妊娠中のママを応援してくれます!
医師監修のメッセージで週ごとの赤ちゃんとママの様子がわかる
医師監修のもと、赤ちゃんやママに関する様子や変化に関する読み物を毎日更新!
「今日の赤ちゃんのようす」では、おなかの中で赤ちゃんがどう過ごしているのかなどについて分かります。
「今週のママのようす」では妊娠中のママの体調変化、過ごし方のアドバイスなどを毎週読むことができます。
パパにママの体調を理解してもらう助けにもなりますよ。