出産後に性欲がなくなる?セックスする気になれない原因や円満な夫婦関係のコツ
出産を終えたママのなかには「性欲を全然感じない」「出産後に夫から求められて苦痛…」と悩んでいる人もいるでしょう。
出産後、性欲が低下する理由はさまざまです。ホルモンバランスの変化や疲労、夫婦関係の変化など、複数の要因が影響しています。
この記事では、出産後に性欲が低下するおもな原因や、性欲を回復させるための方法について解説します。
出産後の性欲に関する疑問や悩みを解消して、円満な夫婦関係を築いてくださいね。
出産を終えたママのなかには「性欲を全然感じない」「出産後に夫から求められて苦痛…」と悩んでいる人もいるでしょう。
出産後、性欲が低下する理由はさまざまです。ホルモンバランスの変化や疲労、夫婦関係の変化など、複数の要因が影響しています。
この記事では、出産後に性欲が低下するおもな原因や、性欲を回復させるための方法について解説します。
出産後の性欲に関する疑問や悩みを解消して、円満な夫婦関係を築いてくださいね。
出産後に性欲が低下するのはなぜ?
出産後、「性欲が弱くなったな」と感じることもあるでしょう。
その原因は多岐にわたります。それぞれの要因について詳しく見ていきましょう。
ホルモンバランスの変化
出産後、女性の体内ではホルモンバランスが急激に変動します。
「エストロゲン」や「プロゲステロン」などの女性ホルモンの分泌量が低下することによって、性欲が弱くなるのです。
授乳期間中は女性ホルモンの分泌が抑制されるので、おっぱいをあげている間は性欲を感じにくいでしょう。
授乳回数や期間によってホルモンバランスの回復スピードが異なるので、性欲がいつ戻るかは人それぞれです。
疲れやストレス
慣れない赤ちゃんの世話による疲労やストレスも、性欲が弱くなる原因です。
育児は体力を使ううえ、精神的なストレスも溜まっていきます。特に、夜に何度も起きて授乳をしていると、寝不足になって疲れが溜まってしまいますよね。
疲れやストレスが溜まると、体は性欲よりも休息を優先するようになります。育児に追われている状況では、性欲が減退するのは自然なことなのです。
体がまだ回復していない
出産後6〜8週間ほどは「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれ、まだ体が完全に回復していません。特に帝王切開や難産を経験した場合、回復にはさらに時間がかかります。
そのため「傷がまだ痛むから、セックスをしたら血が出そう」「傷口に触れないようにしないと」といった不安から、性欲を感じなくなるのです。
出産後に体が完全に回復する時期には個人差があり、会陰切開や帝王切開をしたかどうかや、もともとの体質なども関係します。
体調を優先し自分のペースで、無理をせずに性行為を再開することが大切です。
夫婦関係の変化
出産を機に「妻・夫」から「ママ・パパ」に関係が変わることによって、性欲を感じなくなることも考えられます。
自分がママになったという自覚から、パートナーを男性として見れなくなることがあります。
その結果、夫婦間のコミュニケーションが減ったり、セックスをしなくなったりするのです。
出産後に性欲を回復させる方法は?
出産後に性欲を回復させるためにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、性欲の回復に向けた上手な対処法を紹介します。
生活習慣を整える
規則正しい生活習慣を送ることで、出産後の性欲回復につながる可能性があります。
まずは、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。鉄分や亜鉛を多く含む食品はホルモンバランスを整える効果があるので、積極的に取り入れてみましょう。
また、適度な運動も欠かせません。ウォーキングやヨガなど、無理なく続けられる運動を取り入れることで、血行がよくなり、体調が改善されます。
まだ本格的に体を動かすのが不安という場合は、お出かけの際に少し早歩きをするだけでもOKです。
さらに、十分な睡眠を確保することも重要です。赤ちゃんのお世話で心身ともに忙しい時期ですが、できるだけ休息を取り、体力を回復させるようにしましょう。
ストレスを発散する
深呼吸や瞑想、アロマテラピーなど、自分に合ったストレス発散法を見つけてみましょう。
趣味を楽しむ時間を作ることも、ストレス解消に役立ちますよ。読書や手芸、音楽鑑賞など、自分がリラックスできる趣味を日常に取り入れてみてくださいね。
また、夫婦の時間を大切にすることも大切です。お互いに理解し合い、サポートし合うことで、心理的なストレスが軽減され、性欲の回復につながるでしょう。
夫婦円満な関係を続けるには?
出産後に性欲が低下すると、パートナーとの関係をどう維持すればよいのか悩んでしまう人も多いかもしれませんね。
夫婦円満を保つためには、日常的なコミュニケーションや時間の使い方に工夫が必要です。ここでは、夫婦円満のための具体的な方法を紹介します。
夫婦で話し合う
夫婦間でのこまめなコミュニケーションが大切です。
お互いの感情や考えを共有することで相手の気持ちを理解しやすくなり、性欲や相手に対する愛情を取り戻すきっかけになるかもしれません。
「今日は疲れているから休みたい」という気持ちを正直に伝えれば、相手も「自分のことを嫌いになったわけじゃないんだな」と安心でき、無理に求めてくることもなくなるでしょう。
2人だけでデートする
育児の合間を縫って、夫婦だけの時間を作ってみましょう。
なかなか長い時間が取れない場合は、ランチデートや映画鑑賞、近所の公園での散歩などもおすすめです。デートを通じてお互いにリラックスでき、育児のストレスからも解放されるでしょう。
また、手をつなぐ、ハグをするなどのコミュニケーションも夫婦の絆を深める効果があるので、積極的に取り入れてみましょう。
専門家に相談する
夫婦関係に問題がある場合、必要に応じてカウンセラーに相談してみましょう。専門家の助けを借りることで、夫婦関係を改善するための解決策を見つけることができます。
専門家の視点からアドバイスをもらうことで、夫婦関係を大きく改善できるかもしれませんよ。
夫婦2人だけでは上手に話し合いができない、という場合は、抱え込まずに専門家の力を頼りましょう。
出産後の体に起こる変化とは?
出産後の女性の体には、性欲以外にもさまざまな変化があらわれます。ここでは、出産後の体に起こる変化を紹介します。
出産後の体の変化
女性ホルモン分泌量の急激な低下
母乳の分泌による乳房の張りや痛み
会陰切開や帝王切開の傷の痛み
骨盤の緩み・痛み
体重の増減
抜け毛や髪質の変化
肌の乾燥や色素沈着
生理が不規則になる
尿漏れ
疲労感・倦怠感
睡眠不足・睡眠の質の低下
情緒不安定
筋力低下
便秘・下痢
性欲の変化
出産後は妊娠前の状態に戻ろうと体ががんばっている時期なので、体調が優れないときは無理をせずゆっくり休んでくださいね。
出産後の性欲に関するよくある質問
出産後の性欲やセックスに関しては、なかなか人に聞くことができないことも。
ここでは、よくある質問を紹介します。
出産後に性欲が増すことはある?
出産後の性欲の変化は人によって異なります
一般的に、出産後は性欲が減退するといわれていますが、性欲が増すこともあります。これには個人差があり、ホルモンバランスが影響します。ホルモンバランスが安定し、オキシトシンの分泌が増えることで性欲が高まることがあるのです。また、夫婦関係が良好で、お互いに支え合っている場合、その関係性が出産後の性欲の減退を抑えてくれることも。出産後の性欲の増減は人それぞれです。自分自身の体調や心の変化をよく観察しておきましょう。
出産後1年たっても性欲が戻らないことはある?
性欲がいつ元どおりになるかは人それぞれです
性欲が戻るスピードには個人差があり、出産後1ヶ月で元に戻る人もいれば、1年たっても戻らない人もいます。性欲はホルモンやストレスなどの影響で変化するので、ホルモンバランスを整えること、ストレスを適度に発散することなどを心がけてみましょう。育児に追われる日々でなかなか実践できないこともあるかもしれませんが、睡眠をしっかりとる・栄養をバランスよく摂る・散歩に出かける、などできることから始めてみてくださいね。
出産後に濡れにくいのは普通?
ホルモンの影響で出産後の腟内は濡れにくくなります
出産後はエストロゲンやプロゲステロンなどの女性ホルモンの分泌量が低下します。それにより、性欲が弱くなる・腟内が濡れにくくなる・感じにくくなる、といった変化が起こるのです。腟内のうるおいが少ないと、セックスやオナニーの際に痛みを感じ、性欲が戻りにくくなる可能性があります。腟を傷つけないためにも、ローションや潤滑ゼリーを使ってみるとよいでしょう。
出産後はいつからセックスしてよい?
1ヶ月健診で問題がなければ再開してOKです
出産後のセックスは、1ヶ月検診で問題がなければ再開してもよいとされています。しかし、産褥期を過ぎる出産後6週間から8週間後まで様子を見たほうが安心です。産褥期は、子宮が元の大きさに戻り、出血が止まるのを待つための期間です。医師の指示に従い、無理はしないようにしましょう。
出産後のセックスレスを防ぐには?
夫婦のコミュニケーションを大切にしましょう
夫婦2人の時間をつくり、会話を楽しんだり軽いスキンシップをしたりするとよいでしょう。コミュニケーションが足りないと、知らないうちにすれ違いが生まれたり、心の距離が遠のいてしまったりすることがあります。2人の時間を過ごしながらお互いの愛情を確かめ合うことで、夫婦の絆が深まるでしょう。
出産後にオナニーをしてもいい?
医師から問題ないと言われてから行いましょう
傷が完全に回復していて痛みもなければオナニーをしてもかまいませんが、1ヶ月健診などで医師に「問題なし」と診断されてからのほうが安心です。傷や体がまだ回復していない状態で無理にオナニーをしてしまうとお腹が痛くなりやすいので、医師の指示を待ってからのほうがよいでしょう。
出産後は無理をしない!セックス以外のコミュニケーションも模索してみよう
出産後に性欲が弱くなる理由として、ホルモンバランスの変化、慣れない育児での疲れやストレス、体の回復が追いついていないことなどがあげられます。
性欲を回復させるためには、生活習慣の改善やストレスの発散が大切。夫婦でしっかりとコミュニケーションを取り、ときには専門家の助けを借りることも効果的です。
体に違和感がある場合は無理にセックスやオナニーを再開せず、出産後の体を休めてくださいね。セックス以外のスキンシップで夫婦間のコミュニケーションを図ってみましょう。
- 出産後の性欲減退はよくあること。ホルモンバランスや日々の疲労が原因
- 生活習慣の改善やストレス発散で、ゆっくり体調も性欲も回復させよう
- しっかりとコミュニケーションを取ることで夫婦円満を保ってみて
- 出産後の体は変化が大きくデリケート。まずは体調回復を優先して
- 無理なセックス再開はさけ、体調に違和感が出た場合は医師に相談を
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