お迎え棒って何?陣痛を促すって本当?臨月にセックスするメリットや注意点も解説
「お迎え棒」とは、出産予定日が近づいたママや出産予定日を過ぎたママが陣痛を促すために行うセックスのことをいいます。
しかし、臨月の性行為が陣痛を誘発する医学的根拠は解明されていないのが現状です。
今回は、お迎え棒が陣痛を促すといわれる理由をご紹介。臨月にセックスをするメリットや注意点も解説します。
「お迎え棒」とは、出産予定日が近づいたママや出産予定日を過ぎたママが陣痛を促すために行うセックスのことをいいます。
しかし、臨月の性行為が陣痛を誘発する医学的根拠は解明されていないのが現状です。
今回は、お迎え棒が陣痛を促すといわれる理由をご紹介。臨月にセックスをするメリットや注意点も解説します。
お迎え棒とは?
出産予定日が近づいたママや出産予定日が過ぎたママが、陣痛を促すために行うセックスのことを「お迎え棒」と呼ぶことがあります。
しかし、お迎え棒が陣痛を誘発する医学的根拠は解明されていません。
「焼き肉を食べると陣痛が来る」「オロナミンCを飲むと陣痛が来る」といったものと同様に、ジンクスの一つです。
お迎え棒は陣痛を促すって本当?
お迎え棒が陣痛を誘発する医学的根拠はありません。
とはいえ、陣痛を促すために性行為をする人がいるのも事実。
その理由としては、以下の2点が考えられるでしょう。
お迎え棒が陣痛を促すとされる理由
精液に含まれるのプロスタグランジンの影響
性行為による乳頭刺激の影響
妊娠後期・臨月に性行為をしないほうがよいケースとは?
陣痛を促すためにお迎え棒を実行しようと考えているママもいるでしょう。しかし、妊娠後期・臨月のセックスを控えたほうがよいケースもあります。
以下のケースに当てはまる場合はお迎え棒はやめましょう。
切迫早産と診断されている
切迫早産と診断されているママは、性行為や自慰行為は控えましょう。
安静にする必要があり、性行為を行うことで早産になる危険性があるためです。
早産は、妊娠37週未満で出産することをいいます。臨月に入り正期産に近い時期の早産(36週など)でも、赤ちゃんに呼吸障害などの長期の障害が残る可能性があるため注意しましょう。
妊娠高血圧症候群と診断されている
妊娠高血圧症候群と診断されているママもお迎え棒はやめたほうがよいでしょう。
妊娠高血圧症候群は自覚症状がない場合が多い病気ですが、安静が必要です。
セックスをすると血圧が上がるため、赤ちゃんに届く酸素が不足したり、栄養不足を招いたりする危険性があります。
前置胎盤と診断されている
前置胎盤と診断されているママもセックスは避けましょう。
前置胎盤とは、胎盤が子宮の出口である子宮口の一部もしくは全部を覆った状態のこと。
出血しやすい状態にあるため、お迎え棒によって大量出血を引き起こすと、ママと赤ちゃんが大変危険です。
臨月にセックスした場合に考えられるリスク
妊娠の経過が順調であり体調に問題がなければ、セックスしても問題はありません。ただし、いくつかのリスクが伴うことがあるため注意が必要です。
前期破水
臨月のセックスは、前期破水を引き起こす可能性があります。
前期破水とは、陣痛が始まる前に破水してしまうことを指し、早産や感染症などにつながるリスクがあります。
妊娠後期は卵膜(赤ちゃんを囲んでいる膜)が薄くなり破れやすい状態にあるため、セックスをする際は注意が必要です。
性感染症への感染
妊娠中のセックスは、性感染症に対するリスクも伴います。
妊娠中は免疫力が低下しているため、セックスによって感染症にかかりやすい状態にあるのです。
性感染症は出産時に赤ちゃんにも感染する可能性があり、呼吸困難や発育遅延などの重篤な症状を引き起こす恐れがあります。
臨月だけでなく、妊娠中にセックスする際は、性感染症の予防を心がけましょう。
臨月にセックスする際の注意点
ここからは、お迎え棒の際に気をつけたいポイントを解説します。
コンドームをつける
セックスによる感染症を防ぐため、必ずコンドームをつけましょう。
妊娠中は免疫力が低下しており、セックスによってウイルスや細菌に感染しやすい状態です。
臨月に感染症にかかってしまうと、出産までに完治しないことも考えられます。
また、赤ちゃんに悪影響が出たり、流産や早産の原因になったりするだけでなく、帝王切開になることも。
臨月かどうかにかかわらず、妊娠中は赤ちゃんのためにもコンドームをつけましょう。
深く挿入しない
臨月のセックスでは、激しい行為を避けるのはもちろん、深く挿入しないように注意しましょう。
激しい行為や深い挿入は前期破水の原因となり、早産を招く可能性があります。
妊娠中の膣は刺激に敏感で傷が付きやすい状態です。臨月のセックスはゆっくりと、挿入は浅めにするように心がけましょう。
乳首を強く刺激しない
臨月のセックスでは、乳首(乳頭)への強い刺激は避けましょう。
乳首を刺激すると、オキシトシンの分泌が促進されてしまうためです。
オキシトシンには子宮を収縮させ陣痛を促す働きがあり、出産時に大量に分泌されます。
そのため、乳首への刺激によってオキシトシンが分泌されると、切迫早産や前期破水を引き起こす可能性があるのです。
妊娠37週に入る前は、乳首を強く刺激することは避けたほうがよいでしょう。
無理のない体位で行う
臨月はおなかも大きくなり、妊娠前と同じ体位ではママの体に負担がかかってしまいます。そのため、無理のない体位でセックスを行いましょう。
たとえば、側位(そくい)はおなかを圧迫せず、挿入も浅くなるためおすすめです。ママがリラックスできるシムス位(体の左側を下にして横を向く姿勢)を取り入れるとさらによいでしょう。
パートナーとコミュニケーションを取りながら、体位を考えて行うことが大切です。
体調が悪いときは中止する
体調が悪いときはセックスを中止しましょう。体調不良時のセックスは、ママや赤ちゃんに負担がかかる可能性があるためです。
体調不良時は特に免疫力が低下しており、性感染症にかかりやすい状態でもあります。
例として、以下のような症状が出た場合はセックスを中止しましょう。
臨月のセックスで気をつけたい症状
出血がある
お腹が張る
胎動がなくなる
セックス後に体を洗う
セックス後は体を清潔に保つために、シャワーを浴び体を洗いましょう。
性感染症などを防ぐことにもつながります。
お迎え棒や臨月のセックスに関するよくある質問
ここでは、お迎え棒に関するよくある質問と回答をまとめました。
お迎え棒をするタイミングはいつがいい?
健康であればいつでもよいですが、陣痛を促す医学的根拠はありません
お迎え棒が陣痛を誘発する医学的根拠は解明されていません。お迎え棒を行うタイミングは、お腹の張りがなく、体調が安定していればいつでもよいでしょう。ママの体調を一番に考え、スキンシップの一環としてセックスを行うことが大事です。
臨月にセックスしてもいいの?
医師の指導に従って安全にセックスしましょう
基本的に、臨月のセックスは問題ありません。ただし、切迫早産の危険や前置胎盤などの事情がある場合、医師からセックスを控えるよう指導が入ることがあります。何も告げられていなければ問題ないと考えられますが、心配であれば妊婦健診の際に医師に相談してみましょう。
お迎え棒に陣痛を促す医学的根拠はない!無理をしないことが大切
お迎え棒が陣痛を誘発する医学的根拠は解明されていません。しかし、精液に含まれるプロスタグランジンや乳頭への刺激によるオキシトシン分泌の影響によって陣痛が促される可能性があると考えられています。
臨月のセックスはママの体調を第一に考えて行いましょう。
お迎え棒の効果を期待しすぎず、スキンシップの一環としてセックスを行うことが大切です。
- お迎え棒が陣痛を誘発する医学的根拠は解明されていない
- ホルモンによる影響が原因と考えられている
- 切迫早産・妊娠高血圧症候群・前置胎盤と診断されたママはセックスを控えて
- 臨月のセックスは注意点を守って無理はしない
- ママの体調を第一にスキンシップを楽しんで
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