セックスレスとは?性行為をしなくなる原因や克服する方法を解説
セックスレスについての悩みは、親しい間柄でもなかなか相談しづらいもの。1人でモヤモヤと考えてしまう人もいるでしょう。
この記事ではセックスレスとはどんなものか・レスになる原因・克服方法などを詳しく解説していきます。誰でもすぐに実践しやすい解決策もご紹介。
セックスレスの根本的な原因がわかれば、解消への糸口が見えてくるかもしれません。
パートナーとのセックスレスに悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
セックスレスについての悩みは、親しい間柄でもなかなか相談しづらいもの。1人でモヤモヤと考えてしまう人もいるでしょう。
この記事ではセックスレスとはどんなものか・レスになる原因・克服方法などを詳しく解説していきます。誰でもすぐに実践しやすい解決策もご紹介。
セックスレスの根本的な原因がわかれば、解消への糸口が見えてくるかもしれません。
パートナーとのセックスレスに悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
セックスレスとは?
まずはセックスレスの一般的な定義について解説します。
セックスレスの定義
セックスレスの基本的な定義として、カップルのどちらかが望んでいるのに、パートナーと一定期間セックスや性的なコミュニケーションをとっていない状態が挙げられます。
その期間はさまざまですが、同居しているカップルや夫婦の場合は1ヶ月〜6ヶ月と考えるのが一般的です。
「長期間セックスしていない=セックスレス」とは限らない
ただ、長期間セックスをしていなくても、必ずしも「セックスレス」として問題になるわけではありません。
セックスがなくともお互いが心地よければOK。手を繋いだり楽しく会話したりすることで幸せを感じるカップルもたくさんいますし、そもそも性的関係を求めないカップルや夫婦もいます。
セックスレスと感じる性行為の頻度は人により異なる
トモニテでは、子どもがいる男女を対象に、夫婦生活に関するアンケートを行いました。
「セックスレスと感じる性行為の頻度」に関するアンケート結果からは、セックスレスと感じる性行為の頻度には、男女・個人で大きく差があることがわかりました。
セックスレスと感じる性行為の頻度はどのくらいですか
1週間に1回程度:男性0% 女性1%
2週間に1回程度:男性11% 女性3%
1ヶ月に1回程度:男性30% 女性15%
3ヶ月に1回程度:男性17% 女性28%
6ヶ月に1回程度:男性19% 女性21%
1年に1回程度:男性9% 女性19%
それ以上:男性13% 女性13%
セックスレスになる原因
ここではセックスレスのきっかけとなる原因について取り上げます。
原因を探ることは解決のための第一歩です。
疲労・ストレスを感じている
仕事や育児による疲労やストレスはセックスレスの主な原因になり得ます。
「夜は少しでも早く寝たい」「子どもが寝た後はひとり時間を満喫したい」など、パートナーとのセックスよりも優先したいことが出てくるためです。
異性として意識しなくなった
パートナーを異性として意識しなくなることも、セックスレスになるきっかけのひとつです。交際期間や同居期間が長くなるにつれ、関係性に慣れが出てきてセックスをしなくなることが考えられます。
愛情の種類が変化したともいえるでしょう。
マンネリ化している
パートナーとのセックスがマンネリ化している場合も、セックスレスの原因となり得ます。同じ相手とのセックスは気心が知れている反面、刺激を感じにくくなることもあります。
パートナーに不満を抱いている
日常生活で相手に不満を抱いていると、それがセックスレスを招くきっかけになることもあります。
「育児への協力がない」「食事のマナーが悪い」など、日常のささいな不満からパートナーに性的魅力を感じなくなることがあるためです。
体型が変化した
セックスレスの原因のひとつとして、出産や加齢などによる体型の変化も挙げられます。
付き合っていた頃などと比べ自分の体型に自信がなくなると、体を見せることに抵抗を感じ、セックスへの欲求が減退してしまう人もいるようです。
ホルモンや体調の影響を受けている
身体的な原因でセックスレスになってしまうことも。女性は出産後のホルモンバランスの変化によって性欲が低下することがあります。
また、男性は仕事のストレスや体調の変化などで勃起障害になってしまい、セックスレスにつながることもあります。
性行為に消極的になる原因は?
性行為に消極的になる原因についてもアンケートを行っています。
アンケートの結果では、「疲れているから」「子どもがいるから・成長したから」という回答は、男女ともに特に多かった回答でした。
仕事や子育ての疲れや、子どもがいる状況がセックスから遠ざかる要因になっているといえそうです。
性行為に消極的になる原因はなんですか
疲れているから:男性20人 女性120人
子どもがいるから・成長したから:男性31人 女性112人
性欲がない・なくなったから:男性9人 女性88人
時間がないから:男性15人 女性69人
性的な魅力を感じない・感じなくなったから:男性8人 女性45人
愛情がない・薄れたから:男性3人 女性35人
性的に満足できない・満足できなくなったから:男性1人 女性16人
相手に断られたから・相手が消極的だから:男性10人 女性17人
体調が悪いから:男性5人 女性17人
前回から期間が空いてしまったから:男性4人 女性14人
病気だから:男性1人 女性3人
同居の親がいるから:男性0人 女性4人
元々性行為が好きではないから:男性2人 女性9人
その他:男性3人 女性12人
※複数回答あり
セックスレスになりやすいカップル・夫婦の特徴
セックスレスになりやすいカップルにはどんな特徴があるのでしょうか?
ここでは考えられる特徴をピックアップしてご紹介します。
交際期間・結婚してからの年数が長い
交際期間や結婚してからの期間が長いカップルほどセックスレスになりやすいとされています。
付き合い始めの頃のようなドキドキ感や新鮮さが薄れ、関係性に慣れが生じがちです。
気心の知れた安らげる存在になる反面、性的魅力を感じづらくなることがあります。
子どもがいる
子どもがいる夫婦もセックスレスになりやすい傾向があります。
厚生労働省の「全国家庭動向調査(2018年)」によれば、セックスがないと回答した夫婦の割合は年代別に以下のとおりとなっています。
セックスがない夫婦の割合
29歳以下:33.1%
30~39歳:50.7%
40~49歳:66.6%
50~59歳:79.2%
60~69際:89.2%
70歳以上:91.8%
第1子出産時のママの平均年齢が30.7歳のため、出産を機にセックスレスとなる夫婦もいると考えられるでしょう。
「子どもが生まれてから性行為の頻度は変わりましたか」というアンケートでは、男女ともに「減った」と回答した人が最も多く、男性では64%、女性では74%にのぼりました。
セックスレスにはならなくても、出産を機に性行為の頻度が低下する夫婦は多いようですね。
子どもが生まれてから性行為の頻度は変わりましたか
増えた:男性4% 女性3%
変わらない:男性26% 女性15%
減った:男性64% 女性74%
元々ほとんどなかった:男性6% 女性8%
遠慮がない
相手に遠慮がない関係性もセックスレスになりやすいカップルの特徴のひとつ。
それほど仲がよい存在とも言えますが、家族や親友のような感情がわき、セックスをする相手として見られなくなってしまうことがあります。
仕事や趣味で忙しい
仕事が忙しかったり、趣味が充実していたりして、多忙なライフスタイルのカップルもセックスレスになりやすくなります。
性生活のための時間や体力が失われたり、セックス以外のことへの関心が増えたりすることで、セックスをしなくなることが考えられます。
セックスが上手くない
パートナーとのセックスに不満があるのも、セックスレスになりやすいカップルの特徴です。「もっとこうしてほしい」「快感を感じられない」など相手に伝えづらいことがあると、セックス自体が嫌になってしまいます。
セックスレスになるとどんな影響がある?
セックスレスになると2人の間にどんな影響があるのでしょうか?
具体的な例を見ていきましょう。
2人の親密度が下がる
セックスレスによってパートナーとの親密度が下がる場合があります。身体的な触れ合いによってお互いが幸せを感じられるからです。
セックスをしない生活が2人にとって心地よいなら問題ありませんが、性的な行為やスキンシップがないことで、夫婦の心の距離が離れてしまうことがあります。
自信がなくなる
セックスレスの期間が長くなると、自分に自信を持てなくなってしまうことも。「セックスに誘ったら断られた」「異性として求められず寂しい」など、男女問わず自尊心の低下につながる場合があります。
欲求不満になる
セックスレスによってどちらか一方が不満を持っている場合、強い欲求不満を引き起こします。
性的な欲求不満は相手への怒りやイライラにつながる可能性も。パートナーとの間にさらなる溝ができてしまうこともあります。
ストレスを感じる
セックスレスはストレスに影響する可能性も。
セックスにより分泌されるといわれるオキシトシンやエンドルフィンは「幸せホルモン」「愛情ホルモン」とも呼ばれています。
これらのホルモン分泌が起こらないと、ストレスにつながることがあるようです。
浮気や離婚につながる可能性がある
セックスレスにより2人のうち一方にストレスや欲求不満がたまると、浮気や離婚につながる可能性があります。
パートナーへの不満から、性的な欲求が外に向くこと・ほかの異性に魅力を感じてしまうことなどが要因です。
セックスレスを克服するには?
ここではセックスレスを克服するための実践的なアプローチを解説します。取り入れやすい方法から始めてみてください。
積極的にコミュニケーションをとる
まずは積極的にコミュニケーションをとってみましょう。
肌が触れ合うコミュニケーションが照れくさい人は、肩揉みやマッサージなどから始めてもOK。外出先でさりげなく腕を組んでみるのもよいでしょう。
ちょっとしたスキンシップを繰り返すことで、身体的な触れ合いへの抵抗感が徐々に少なくなると考えられます。
2人で過ごす時間を増やす
パートナーとの時間を意識的に増やすのも、セックスレス克服への第一歩です。
育児中なら、子どもを寝かしつけたあとがチャンス。「2人でドラマや映画を観る」「お酒をのみながら1日の出来事を話す」など、少しの時間でも共有すると心の距離がグッと近づきます。
気持ちを素直に伝える
セックスレスを克服するには、自分の素直な気持ちを伝えることも大事です。
伝える際にはパートナーへの不満だけでなく、愛情があるからこそ触れ合いたいなどポジティブな感情も伝えるとよいでしょう。
パートナーと話し合う
自分の気持ちを伝えたら、相手の気持ちにも耳を傾けて話し合うことが重要です。もしかすると相手も同じように悩み、克服のきっかけを探している可能性も。
勇気を出して話し合えば、意外にあっさり解決するかもしれませんよ。
ダイエットや自分磨きをする
自分磨きがセックスレス克服のきっかけになる場合もあります。ダイエットや美容などで自分に自信がつけば、セックスにも積極的になれるかもしれません。
料理や仕事でのスキルアップなど、内面を磨いてみることも自信につながります。
普段とは違う雰囲気を出す
いつもとは違う雰囲気を出し日常に刺激を与えるのも効果的です。
シャンプーやボディソープを少し高級なものにしたり、リップの色を普段と変えたりなどすると、自分の気分も上がります。
寝室を模様替えするのもよいでしょう。
セックスレスに関するよくある質問
セックスレスとは?レスになる原因や克服する方法を解説
ここではセックスレスに関するよくある疑問について解説します。期間や不妊治療についての質問を2つピックアップしました。
どのくらいセックスしなかったらセックスレスになる?
一般的には1ヶ月以上セックスをしないとセックスレスといわれています
1ヶ月以上セクシャルなスキンシップがない場合にセックスレスと定義されるのが一般的です。ただし、もともとセックスの頻度が少ない・お互いが現状に不満を感じていないなど、カップルによっても基準はさまざま。特に産後や子育て中は、健康状態や生活事情によっても期間は異なるため、あくまでも目安として考えてください。
セックスレスは不妊治療に影響する?
子どもを授かれるチャンスが少なくなります
女性の排卵日が月に1度という点で考えると、セックスが少なければその分赤ちゃんを授かるチャンスは減ります。しかし排卵日に合わせたセックスがプレッシャーとなり、セックスレスがさらに深まることも考えられます。まずは妊娠とセックスレスを分けて考え、ストレスをためず、パートナーと気軽にスキンシップをとることから始めてみましょう。
セックスレスに一定の基準はない。まずは軽いスキンシップから始めてみよう
セックスレスとは、どちらかが望んでいるにもかかわらず一定期間セックスのない状態を指します。
疲労・マンネリ・身体的な悩みなど原因はさまざま。ハグなどの軽いスキンシップや2人で過ごす時間を増やすことが、克服への第一歩です。
まずはお互いが心地よく過ごせるよう、素直な気持ちをパートナーに伝えて話し合ってみましょう。
- セックスレスとは一般的に1ヶ月以上セックスがない状態のこと
- 疲労・ストレス・マンネリ化などが原因
- 「長期間セックスをしない」=セックスレスとは限らない
- まずは軽いスキンシップから始めるのも◎
- 素直な気持ちを伝えて2人で話し合ってみよう
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