妊娠中の性行為はコンドームをしないとだめ?避妊の必要性や中出しOKなのかも解説
妊娠中でもパートナーと性行為を楽しみたいと思ったときに、コンドームを使うべきか悩みますよね。
もう妊娠の心配はないからコンドームは必要ないと考える人もいるのではないでしょうか。この記事では、妊娠中の性行為にコンドームが必要な理由や妊娠中の性行為の安全性を解説します。
妊娠中の性行為による赤ちゃんへの影響も解説するので、ぜひ参考にしてください。
妊娠中でもパートナーと性行為を楽しみたいと思ったときに、コンドームを使うべきか悩みますよね。
もう妊娠の心配はないからコンドームは必要ないと考える人もいるのではないでしょうか。この記事では、妊娠中の性行為にコンドームが必要な理由や妊娠中の性行為の安全性を解説します。
妊娠中の性行為による赤ちゃんへの影響も解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 妊娠中でも必ず避妊をする
- 避妊をしないと性感染症のリスクが高くなる
- 子宮収縮や流産・早産につながるおそれもある
- コンドームは正しく使おう
- 性行為以外のコミュニケーションも大切に
妊娠中は中出しNG!コンドームの使用が必要な理由とは?
妊娠中の性行為では、感染症予防と精液が子宮に触れないようにするために必ずコンドームを使いましょう。
性感染症のなかには赤ちゃんの発育に影響を与えるものもあるため、コンドームを使って感染のリスクをできる限り抑えることが大切です。
また、精液には多くの細菌が含まれており、なかには子宮を収縮させる働きがあるものもあります。
流産・早産につながるおそれがあるので、セックスの際は膣内射精(中出し)は避け、コンドームを着用しましょう。
コンドームをしなかった場合のリスク
性感染症にかかるリスクがある
感染症によって赤ちゃんに影響を与えるリスクがある
精液が子宮収縮を促し、流産や早産につながるリスクがある
コンドームをしなかった場合に発症するおそれがある性感染症
妊娠中にコンドームを使用せずに性行為をした場合、以下のような性感染症にかかるおそれがあります。
妊娠中に注意したい性感染症
性器ヘルペスウイルス感染症
性器クラミジア感染症
エイズ(HIV)
梅毒
性器腟カンジダ
尖圭コンジローマ
淋菌感染症(淋病)
トリコモナス症・トリコモナス腟炎
A型肝炎・B型肝炎・C型肝炎
そもそも妊娠中に性行為をしてもいいの?
妊娠中の性行為は、注意点を守ればおこなっても問題ありません。ここでは妊娠中の性行為の安全性について解説します。
基本的には性行為をしても大丈夫
妊娠経過が順調で体調に問題がなければ、性行為をしても基本的には大丈夫です。
ただし、出血がある、体調が優れない、医師から安静の指示が出ているときは控えましょう。
また、気分がのらないときや性行為に不安があるときは避けたほうが安心です。体調に問題がなくても、無理のない範囲でおこなってくださいね。
安全におこなえば赤ちゃんへの影響もほとんどない
妊娠中の性行為は、安全におこなえば赤ちゃんに影響を与えることはほとんどありません。子宮の入口は出産前まで頸管粘液の栓で閉じられていて、赤ちゃんはそのさらに奥で羊水に守られています。性行為によって男性器が赤ちゃんに直接触れることはないので安心してくださいね。
ただし、性行為の刺激によって子宮収縮や出血を起こす場合もあります。深い挿入や強い刺激は避けるようにしましょう。
体調に異変を感じたらすぐにストップしよう
性行為をはじめてから、体調に異変を感じたり行為中に出血をしたりした場合は、すぐに中止してください。
妊娠中の体調は変化が激しく、急に体調が悪くなることも少なくありません。
体調の異変や出血が必ず流産や赤ちゃんに影響を与えるわけではありませんが、危険な状態をあらわしている可能性もあります。
異変が続くときは必ず病院を受診しましょう。
妊娠中の性行為、みんなはしてた?
「妊娠中に性行為をしてもいいの?」「みんなしてるの?」など気になる人もいるでしょう。
トモニテ編集部では、子どもがいる男女を対象に、夫婦生活に関するアンケートを行いました。
妊娠中に夫婦での性行為があったかどうかを調査したところ、「あった」「時々あった」と回答した人は、男性40%・女性47%でした。
一方、「ほとんどなかった」「なかった」と回答した人は、男性61%・女性52%という結果となっています。
妊娠中でも性行為をする人は4〜5割ほどいるものの、性行為を控える夫婦のほうが多い傾向がありました。
妊娠中に性行為を控える理由について、回答者からは以下のようなコメントが寄せられています。
sehrさん/女性/40代/専業主婦/中国地方在住
しませんでした。旦那も理解してくれました。
ユメさん/女性/20代/会社員(正社員)/近畿地方在住
ももさん/女性/40代/会社員(正社員)/関東地方在住
トラジさん/男性/40代/会社員(正社員)/関東地方在住
yukeさん/男性/30代/会社員(正社員)/近畿地方在住
?兵衛さん/男性/30代/会社員(正社員)/中部地方在住
赤ちゃんへの影響や早産のリスクなどに対する懸念や、性欲を感じなかったことなどが、主な理由として挙げられています。
安全に性行為をするためのポイント
妊娠中の性行為は母体と赤ちゃんの安全が第一です。安全に楽しむためにも次のポイントに注意しましょう。
コンドームを正しく使う
コンドームは、避妊だけでなく性感染症予防にも効果的ですが、使い方を間違えると行為中に破れたり抜けたりするおそれがあります。
母体とおなかの赤ちゃんのためにも、以下で紹介する正しい使い方を確認しておきましょう。
コンドームの正しい使い方
挿入前から使用する
コンドームを傷つけないように袋から取り出す
裏表を確認する
精液だまりをつまみ、空気を抜く
爪で傷つけないように注意して男性器にかぶせる
射精後はすぐに男性器を抜き、コンドームを押さえながら外す
また、オーラルセックスも性感染症の原因になり得ます。オーラルセックスをおこなう場合も、必ずコンドームを使用しましょう。
過度な刺激や長時間の行為は避ける
深い挿入や激しい行為は、子宮収縮やおなかの張りにつながる危険性があります。
流産や早産のリスクを高めることにつながるため、ソフトで短時間の性行為にとどめましょう。
また、妊娠中は体力を消耗しやすく疲れを感じやすくなります。性行為が疲れやストレスの原因にならないよう、長時間の性行為は避けたほうが安心ですよ。
おなかを圧迫しない体位でおこなう
妊娠中の性行為はおなかを圧迫しない体位でおこないましょう。おなかを圧迫する体位は子宮収縮の原因となり、早産や流産につながる危険性もあります。
お腹が大きくなってくる妊娠後期は特に注意してくださいね。
体調が悪いときは無理をしない
体調が悪いときは無理をせず、性行為を控えてください。
妊娠中の体調は変わりやすく不安定なので、無理をするとストレスになる場合もあります。
妊婦さんのストレスが赤ちゃんに影響を与える場合もあるため、無理は禁物ですよ。
また、性行為の途中で体調が悪くなった場合も、無理をせずすぐに中断しましょう。
以下で、性行為を避けたほうがよいケースをまとめます。
性行為を避けるべきケース
体調が悪い
出血がみられる
お腹の張りがある
おりものの状態がいつもと違う
切迫流産・切迫早産
前置胎盤
子宮頸管が短くなっている
子宮頸管無力症
流産の経験がある
流産のおそれがある
多胎
医師から安静の指示が出ている
気分がのらない
妊娠中の性行為で注意していたことは?
妊娠中に性行為をするとき、先輩ママ・パパはどのようなことに注意していたのでしょうか。
トモニテ編集部では、子どもがいる男女を対象に、妊娠中の性行為で注意した点についても調査を行いました。
その結果、以下のようなコメントが寄せられました。
るるさん/女性/20代/会社員(正社員)/関東地方在住
かえるさん/女性/30代/パート・アルバイト/関東地方在住
ゆあさん/女性/30代/専業主婦/関東地方在住
りりこさん/女性/30代/専業主婦/近畿地方在住
まいさん/女性/30代/経営者・役員/関東地方在住
妊娠中は激しい行為は避け、コンドームを使用して感染症予防を行っていたという声がみられました。
妊娠前と同じように性行為をしていた、というコメントがみられなかったことからも、妊娠中はママや赤ちゃんの体を気遣い、ソフトな性行為を心がけていた夫婦が多いことがわかります。
妊娠中は性行為以外のふれあいも大切
妊娠中の性行為は妊娠前と同じように、というわけにはいきません。妊娠中は性行為以外のふれあいを大切にするのもよいでしょう。
こまめなコミュニケーションを心がけよう
妊娠中はパートナーとのコミュニケーションが大切です。妊娠中の体や心の変化は個人差が大きく、これまでのように性行為をできない人もいます。
性行為をしないことでわだかまりができる前に、お互いの状況や考えを話し合うとよいでしょう。
こまめにコミュニケーションをとることで、お互いの理解を深めることができます。その後の生活も、ストレスなく穏やかに過ごせるようになるかもしれません。
ほかの方法でスキンシップをとってみよう
妊娠中は性行為にこだわらず、ほかのスキンシップをとってみるとよいでしょう。
たとえば、手をつなぐ、ハグをする、マッサージをするなど、スキンシップにもさまざまあります。
肌のふれあいがあればパートナーに愛情を伝えることが可能です。また、安らぎを感じたり、気持ちが落ち着いたりする効果も期待できますよ。
妊娠中の性行為に関するよくある質問
ここでは妊娠中の性行為について、悩むことが多い質問、疑問を紹介します。性行為をする前にチェックしてみてくださいね。
妊娠中の性行為で気をつけるべきことは?
コンドームを着用し体に負担がかからないように注意しよう
妊娠中の性行為は母体と赤ちゃんへの安全を考えておこなう必要があります。おなかを圧迫する体位や、長時間の行為、激しい刺激は、ママの体に負担がかかったり、流産・早産につながったりするおそれがあるので避けてください。また、コンドームを着用し、体調が悪いときは無理をせず休むようにしましょう。
妊娠中に性欲が変わるのはなぜ?
ホルモンの影響で性欲が強くなったり弱くなったりします
妊娠中の体は、ホルモンの影響でさまざまな変化が現れます。性欲の変化もそのひとつで、性欲が増す人もいれば弱くなる人もいます。また、つわりの症状によるストレスや赤ちゃんや流産の心配など、心理的な理由から性欲が弱くなる場合も少なくありません。性欲がなくて性行為をしたくない、と感じるのは自然なことなので、安心してくださいね。
妊娠中に中出ししてもいい?
妊娠中は必ずコンドームを着用しましょう
妊娠中の中出しは避けてください。精液には子宮を収縮させる細菌が含まれるため、中出しをすると流産・早産のリスクが高まります。また、精液は性感染症の原因となり、赤ちゃんに影響を与えるおそれもあります。妊娠が判明する前の中出しは過度に心配しなくても大丈夫ですが、妊娠がわかったら必ずコンドームを使用してください。
妊娠中にピルを飲んでもいい?
赤ちゃんへの影響はありませんが、妊娠中は控えましょう
妊娠中にピルを服用しても、お腹の赤ちゃんの発育に影響することはないとされています。しかし、妊娠中は血栓症を発症するリスクが高いので、妊娠がわかったら服用を中止しましょう。また、ピルには性感染症を予防する効果はありません。安全に性行為をするために、ピルではなくコンドームを使用しましょう。
妊娠中も必ずコンドームを使おう!性行為以外のスキンシップも検討を
妊娠中に性行為をするときは、コンドームを必ず使用しましょう。コンドームを使わずに性行為をすると、性感染症や早産につながる危険性があります。
コンドームを使用するときは、最大限の効果が得られるよう使い方にも気をつけましょう。
妊娠中は体調や心の変化が大きく、ストレスや疲れを感じやすい時期です。体調が悪いときや気持ちがのらないときは無理をせず、性行為以外のスキンシップで愛情を確かめあうとよいでしょう。
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