【管理栄養士監修】保育園のお弁当は何を入れる?おかずは?レシピや飾り切りの紹介も
保育園でのお弁当って必要?
園によって違いがある
認可保育園や認定こども園の2号・3号認定の子どもには、給食を提供することが義務づけられています。
また、遠足や運動会などのイベントや、月に数回お弁当の日を設けている園などもあり、お弁当を作る機会は園によって様々です。食物アレルギーがある場合は、お弁当を持参するよう指示が出ることもあります。
認可外保育園の場合は、給食や園が手配したお弁当が提供されることもありますが、毎日家からお弁当を持参する必要のある園もあります。
園独自のルールがある場合も
園によっては独自のお弁当ルールが設けられていることもあります。
例としては以下のようなルールがあります。
- ピック付きは危険なので禁止
- キャラ弁はNG
- 生野菜は衛生面を考慮して禁止 など
ほかにもお弁当箱の素材やお弁当を入れる袋のサイズなどに指定がある園もあるため、事前に確認をしておくとよいでしょう。
保育園のお弁当を作るときのポイント
衛生面
お弁当を作るときは、衛生面に気をつける必要があります。
食中毒を防止するため、調理前にしっかりと手洗いをする、食品を素手で触らない、中心部までよく加熱する、料理はしっかり冷ましてから蓋をしめるなど、お弁当が傷まないように注意して調理をしましょう。
特に夏は気温が高く食材が傷みやすいので注意が必要です。保冷剤を使ってお弁当を冷たい状態に保つなどの工夫をするとよいでしょう。
お弁当を傷みにくくする方法については、こちらの動画を参考にしてください。
量
子どもが食べきれる量か、子どもの成長に合った量かを考えてお弁当を作りましょう。
量が多すぎると時間内に食べきれないこともあるため、事前に保育園の先生や子どもとお弁当の量について話し合っておくと安心です。
また、園に慣れるまでは緊張して食が進まない子もいるため、時期に合わせて量の調整をするとよいでしょう。
食べやすいか
子どもの成長に合わせて食材を小さくカットしたり、食べやすい大きさや形にしておくと安心です。
特にミニトマトやぶどうなど、窒息のリスクがある食材は必ず4等分にカットしてから入れます。
また、誤飲のリスクを避けるため低月齢の子どものお弁当には、ピックなどの装飾グッズを入れるのは控えましょう。
いろどり
いろどりのいいお弁当は目で見て楽しく、子どもの食べる意欲をサポートします。
ミニトマト、にんじん、かぼちゃ、ブロッコリーなどのいろどりのいい食材を入れたり、カラフルなお弁当カップを使うなどの工夫をすると、子どもが「食べたい!」と感じるお弁当を作ることができますよ。
窒息・誤嚥(ごえん)事故防止に関する注意
乳幼児は、食品をかみ砕く力や、飲み込む力が未発達なので、豆やナッツ類で窒息することがあります。
豆やナッツ類など、硬くてかみ砕く必要のある食品は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。
喉頭や気管に詰まると窒息の危険が高く、大変危険です。小さく砕いた場合でも、気管に入り込んでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
豆やナッツ類以外にも、乳幼児に食べさせるには早すぎる食品があります。ぶどう粒やミニトマト粒など丸くて滑りやすい食品も、不意にのどに落ちて、窒息を起こすリスクがあります。
ミニトマトやぶどうなどは、4等分に切って与えるようにしましょう。リンゴなどは更に小さくして与えましょう。
保育園のお弁当にぴったりのおかず
ここからは、保育園のお弁当に入れるおかずに悩んでいるママ・パパ必見です。
野菜を使ったアレンジレシピや、離乳食レシピ、3歳以降の子どもにおすすめのメニューまで!お弁当にぴったりの簡単おかずを紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
生後9ヶ月〜|お弁当のおかず
離乳食後期・カミカミ期である生後9ヶ月頃から食べられる、保育園のお弁当におすすめのおかずレシピを紹介します。
手を汚さずに作れる!豆腐ツナハンバーグ(生後9〜11ヶ月頃から)
子どもが食べやすいツナと豆腐を使ったハンバーグを紹介します!材料を袋で混ぜて焼くだけなので、手を汚さずに作れますよ。
卵アレルギーでも食べられる!豆腐の炒り卵風(生後9〜11ヶ月頃から)
卵アレルギーの子どもにも、家族と一緒に食べるときなど、周りと見た目が変わらない料理を出してあげたいと思ったことはありませんか?卵の代わりに豆腐とかぼちゃを使った炒り卵風レシピを紹介します。
食物繊維も摂れる!もずく入り肉団子(生後9〜11ヶ月頃から)
食物繊維が含まれている海藻を離乳食に使ってみませんか?もずくはくせがなく刻みやすいので離乳食後期からおすすめの海藻です。
赤ちゃんも食べやすい!揚げない離乳食コロッケ(生後9〜11ヶ月頃から)
パン粉をフライパンで炒って作る揚げないコロッケのレシピです。卵などバッター液を使って揚げていないので、赤ちゃんでも食べやすいですよ。
すりおろすと食べやすい ふわふわれんこんハンバーグ(生後9〜11ヶ月頃から)
食物繊維やビタミンCを多く含むれんこんを使った手づかみレシピを紹介します。れんこんは煮込んでもやわらかくなりにくいので離乳食に使うときはすりおろすと調理しやすいですよ。
ごはんがパクパクすすむ! 手作り鮭ふりかけ(生後9〜11ヶ月頃から)
白いご飯を食べてくれないこと、ありませんか?そんなときにストックしておきたい手作り鮭ふりかけを紹介します。ご飯にかけるだけでなく卵焼きに混ぜたりすることもできてアレンジ自在です。
1歳〜|お弁当のおかず
1歳頃から食べられる、保育園のお弁当におすすめのおかずレシピを紹介します。
野菜入りハンバーグ(1歳〜1歳6ヶ月頃から/小麦・乳・卵アレルギー対応)
野菜嫌いの子どもにもおすすめ!食物アレルギー対応の野菜入りハンバーグの作り方を紹介します。
袋で楽ちん! 手づかみひじき入りハンバーグ(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
豆腐入りでやわらかくて食べやすい手づかみハンバーグのレシピです。手やボウルを汚さずに袋で作れるので片付けもラクラク!食物繊維やミネラルが含まれるひじき入りで栄養満点です。
手づかみレシピ はんぺんと野菜のおやき(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
ふわふわ食感で食べやすいおやきのレシピです。練り製品には塩分が多く含まれているので、塩抜きして使用するのがポイントです!
缶詰で離乳食! 野菜入りさばーぐ(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
魚を与えたいけれど魚の調理は少し苦手……。そんなときに便利なさば缶を使ったレシピを紹介します。
手づかみお魚レシピ かじきのピカタ(1歳〜1歳6ヶ月頃から)
手づかみにピッタリのかじきのピカタの作り方を紹介します。
かじき以外にも、ほかの白身魚、鶏肉や豚肉でも美味しく作れますよ。
1歳6ヶ月〜|お弁当のおかず
1歳6ヶ月頃から食べられる、保育園のお弁当におすすめのおかずレシピを紹介します。
食感楽しい キャベツの肉巻き(1歳6ヶ月頃から)
シャキシャキの食感が楽しい、千切りにしたキャベツの肉巻きレシピです。野菜が苦手な子どもでも食べやすいように、キャベツはゆでてやわらかくし、ケチャップで味付けしているので美味しく食べられますよ。
子どももパクパク! ツナ入りれんこんのきんぴら(1歳6ヶ月頃から/おとな)
シャキシャキ食感のれんこんのきんぴらレシピです。ツナを入れて子どもも食べやすい味ですよ。
料理が苦手な方必見 レンジでふわふわ厚焼き玉子(1歳6ヶ月頃から)
ふわふわな厚焼き玉子、実は電子レンジで簡単に作れちゃいます!時間のない朝食時やお弁当におすすめです。
あと一品ほしいときに カラフルごま和え(1歳6ヶ月頃から/おとな)
あと一品ほしいときにブロッコリーとトマトとコーンのごま和えはいかがですか?色鮮やかな見た目で子どもの食欲もアップすること間違いなし!
プチプチ食感! たっぷりごま唐揚げ(1歳6ヶ月頃から/おとな)
ごまを衣にした、いつもとはちょっと違う食感の唐揚げです。成長期に欠かせないたんぱく質やカルシウム、ビタミンEなどの栄養素が摂れますよ。
子どもよろこぶ! チーズ風味のかつおの唐揚げ(1歳6ヶ月頃から/おとな)
衣に混ぜたチーズの風味で、魚が苦手な子でも食べやすい!かつおには成長期に欠かせない鉄分やたんぱく質が含まれています。
ホクホク! じゃがいもチキンナゲット(1歳6ヶ月頃から/おとな)
じゃがいもを入れたチキンナゲットのレシピです。
ホクホクでもっちりした食感がやみつきになりますよ。お弁当のおかずだけでなく、おやつにもぴったりです。
2歳〜お弁当のおかず
2歳頃から食べられる、保育園のお弁当におすすめのおかずレシピを紹介します。
お弁当にぴったり! くるくる海苔チーズサンド(2歳頃から/おとな)
保育園のお弁当におすすめのくるくるサンドイッチのレシピです。海苔とチーズの組み合わせはパンにもよくあいますよ。
やみつきになる味 スティックチキン(2歳頃から/おとな)
子どももおとなも大好きな甘から味のチキンレシピです。スティック状に切ると食べやすくなりますよ。
あと一品欲しいときに きんぴらごぼう(2歳頃から/おとな)
きんぴらごぼうの作り方をご紹介します。甘めの味付けなので子どもも食べやすい一品です。
コスパ抜群の豚こま肉で カレー風味唐揚げ(2歳頃から/おとな)
子どもが好きな唐揚げをコスパ抜群の豚こま切れ肉で作ってみませんか?カレー風味にすることで香りもよく食欲がアップします!
小骨が気にならない! イワシと豆腐のハンバーグ(2歳頃から/おとな)
魚料理で気になるのが小骨ですが、イワシの小骨はやわらかいので、みじん切りにしてしまえば子どもでも骨を気にすることなく食べられます。隠し味にカレー粉を入れると臭みもなく食べやすくなりますよ。
保育園で人気 大学かぼちゃ(2歳頃から/おとな)
保育園で人気のおやつ「大学かぼちゃ」の作り方を紹介します。かぼちゃの甘味と甘じょっぱいタレがやみつきになります。
3歳〜|お弁当のおかず
3歳、4歳、5歳児向けの、保育園のお弁当におすすめのおかずレシピを紹介します。
お弁当にもぴったり! まるいエビフライ(3歳頃から/おとな)
まるい形のエビフライを作ってみませんか?お弁当に入れるときにエビフライははみ出しがちですが、まるい形なのでお弁当にもすっきり収まり、存在感のある見た目でお弁当の主役になりますよ!
揚げる手間を短縮! 市販のから揚げアレンジ2選(3歳頃から/おとな)
市販のから揚げをアレンジした、時間が短縮できるメニューはいかがですか?チキン南蛮と酢鶏の2品をご紹介します!
手を汚さず作れる! れんこんのはさみ焼き(3歳頃から/おとな)
ひき肉料理のレパートリーがマンネリ化して困った……という人におすすめの、袋を活用して手を汚さずに作れるレシピです。シャキシャキした歯応えのあるれんこんはしっかりかんで食べる練習にもぴったり!
保育園の人気メニュー! タンドリーチキン(3歳頃から/おとな)
保育園で人気の、ほんのりカレー風味のタンドリーチキンレシピをご紹介します。控えめな味付けなので子どもでも食べやすいです。
お弁当のアイデアレシピ【月齢別】
保育園のお弁当にぴったりのアイデアレシピを紹介します。ハロウィンなどイベントの日におすすめのレシピもあるのでぜひ作ってみてください。
1歳6ヶ月頃から
■彩り豊か 2色そぼろ弁当(1歳6ヶ月頃から)
子どもの好きな卵と鶏ひき肉を使ったそぼろ弁当の作り方を紹介します。動画でお弁当の詰め方も参考にしてみてくださいね。
■お弁当に入れたい! 薄焼き卵のお花(1歳6ヶ月頃から)
お弁当を開けた瞬間に目を引く卵とハムで作るお花です。華やかなのでお弁当に入っていると子どもが喜ぶかもしれません!
2歳頃から
■お弁当アイデア かんたん三色丼(2歳頃から/おとな)
お弁当のレパートリーで悩んだときに三色丼はいかがですか?そぼろや鮭フレークなど、既製品で簡単に作れます。
3歳頃から
■ハロウィンパーティーにも! ハロウィンデコメニュー4選(3歳頃から)
ハロウィンなどでイベントの日らしいお弁当を作ってみませんか?お弁当以外に、お皿に盛り付けてパーティーのメニューで出しても盛り上がりますよ!
知っておきたい!お弁当を彩る飾り切り
保育園のお弁当におすすめの、簡単に作れる飾り切りレシピを紹介します。ウインナーやかまぼこで作ったかわいいおかずは、子どもの食欲アップにつながるかもしれません!
覚えておきたい ウインナー飾り切り5種
とっても簡単にできるウインナー飾り切りを紹介します。飾り切りをしてお弁当に入れるだけで目を引くこと間違いなしです!
かわいくアレンジ! かまぼこの飾り切り
ちょっとしたひと手間で華やかになる、かまぼこの飾り切りを紹介します。
かまぼこは加熱してある食品ですが、かまぼこは要冷蔵の食品なのでゆでるなど加熱して、しっかり冷ましてからお弁当に入れると安心ですよ。
お弁当の小ワザ
子どもが喜ぶ保育園のお弁当を作る小ワザを紹介します。
ラップを使った可愛いデコおにぎりや、パーティーにもおすすめのカラフルゆで卵など、ちょっとした工夫で簡単に作れるレシピばかりなのでぜひ試してみてくださいね。
簡単デコ♪子どもがよろこぶ お弁当の小ワザ特集
中身のおかずだけではなく、子どもが喜ぶお弁当を作ってみませんか?家にあるもので簡単に可愛くデコレーションすることができますよ!
お弁当や子どもの食事に! 1個の卵で2個の目玉焼きを作る裏技
いつもの卵を冷凍することで1つの卵から2つのミニ目玉焼きを作る技を紹介します。
わざわざうずらの卵を買うことなくミニ目玉焼きが簡単に作れるので便利!お弁当や子どもの食事にぴったりです。
お弁当やパーティーに! カラフルな卵(1歳6ヶ月頃から)
身近な食材を使って、うずらの卵やゆで卵を可愛くカラフルにしてみませんか?お弁当に入っていたら子どもが喜ぶこと間違いなしです!
- 保育園のお弁当は、衛生面、量、食べやすさ、いろどりを考慮して作るとよい
- 食中毒を防ぐため、衛生面に配慮する
- 量や大きさ・形・いろどりをよくすることは子どもの食欲を刺激する
- 園独自のお弁当ルールがある場合があるため、事前に確認をしておく
- 誤飲に注意が必要な食材は小さくカットし、ピックなどの使用にも注意
サイベックスベビーカー当たる!
人気のベビーカー「サイベックス リベル」が当たるよ♪
写真提供:ゲッティイメージズ
※当ページクレジット情報のない写真該当