【体験談あり】妊娠初期症状はいつから?原因や対処法も解説
妊娠初期症状がいつから始まり、どのくらい続くのか気になる人もいるのではないでしょうか?また、どんな症状が出るのか、不安に思っている人もいるでしょう。
この記事では、妊娠初期によく見られる症状や原因、その対策方法を詳しく解説します。安心して妊娠生活を過ごすヒントにしてみてくださいね。
妊娠初期症状がいつから始まり、どのくらい続くのか気になる人もいるのではないでしょうか?また、どんな症状が出るのか、不安に思っている人もいるでしょう。
この記事では、妊娠初期によく見られる症状や原因、その対策方法を詳しく解説します。安心して妊娠生活を過ごすヒントにしてみてくださいね。
妊娠初期症状はいつからいつまで続く?
妊娠初期症状は、一般的に妊娠4〜6週目頃にあらわれます。
吐き気や眠気、胸の張りなどが見られ、妊娠16週目頃には落ち着いてくることが一般的です。
しかし、妊娠初期症状の強さや期間は個人差が大きく、症状が軽い場合もあれば妊娠後半まで続く場合もあります。
ママの体質や体調によっても異なるため、無理をせず、自分に合った対処法を見つけることが大切です。
妊娠初期症状があらわれたのはいつ?
トモニテ編集部では、妊娠を経験した女性を対象に、妊娠初期症状に関するアンケートを実施。
妊娠初期症状がいつからみられたかを調査したところ「妊娠5週頃」と回答した人が12人(32%)と最も多いことがわかりました。
次いで多かったのは「妊娠8週頃」で13人(15%)、「妊娠6週頃」で12人(14%)という結果に。
妊娠初期症状があらわれる時期は人それぞれであることがわかります。
妊娠初期症状が治まったのはいつ?
妊娠初期症状が治まった時期についても調査すると「妊娠20週頃」が22人(26%)で最も多い結果に。
次いで「妊娠16週頃」が18人(21%)、「妊娠16週未満」が12人(14%)の順に多いことがわかりました。
症状が落ち着く時期についても、個人差があるようです。
妊娠初期によくある症状とは?
妊娠初期にあらわれる症状は、人によってさまざまです。
トモニテ編集部が行ったアンケートで、妊娠初期にあらわれた症状について調査すると「疲れた感じ・だるい」「吐き気・嘔吐」「眠気が強くなる」などの症状があらわれた人が多いことがわかりました。
そのほかにも「熱っぽい」「食欲がなくなる」「めまい・立ちくらみ」など多岐にわたり、どの症状があらわれるかは人によって異なることも読み取れますね。
妊娠初期は、なぜさまざまな症状があらわれるのでしょうか?
ここでは、妊娠初期によくみられる症状とその原因を解説します。アンケートに寄せられた、先輩ママたちの体験談もあわせて紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
熱っぽい・体がだるい
妊娠初期に体が熱っぽく感じたり、だるさを感じたりすることがあります。プロゲステロンには基礎体温を高める働きがあるため、体がほてりやすくなるのです。
おもちさん/40代/専業主婦/四国地方在住/1児のママ
そとさんさん/40代/会社員(正社員)/中部地方在住/1児のママ
吐き気・嘔吐
妊娠初期は、吐き気や嘔吐の症状があらわれることがあります。
妊娠にともない「プロゲステロン」というホルモンが増加することで胃腸の働きが弱くなり、吐き気・嘔吐が引き起こされると考えられています。
また、妊娠することで分泌が増える「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが、嘔吐中枢を刺激することも原因の一つです。
また、妊娠に対する不安などからくるストレスが原因になる場合もあります。
ピッグさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
出産後16年さん/40代/パート・アルバイト/近畿地方在住/2児のママ
KYOさん/40代/公務員/近畿地方在住/3児のママ
眠気が強くなる
強い眠気も、妊娠初期症状の一つです。
妊娠初期の眠気は、妊娠によってプロゲステロンが増加する影響で起こります。プロゲステロンには妊娠の維持や母乳の準備をする働きがある一方で、ママの体を休ませようとする働きもあるため、強い眠気を感じることがあるのです。
ころころさん/40代/専業主婦/近畿地方在住/2児のママ
まままさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/2児のママ
食欲がなくなる
妊娠初期は、食欲がなくなることがあります。
プロゲステロンが増加する影響で胃腸の機能が低下し、消化不良が起こって食欲不振に陥るのです。
人によっては食欲が増すこともあります。
ちょちょちょさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
不安・イライラ
妊娠初期は感情の変動やイライラを感じることもあります。プロゲステロンの分泌量が増えることで、精神的なバランスが崩れやすくなるためです。
また、妊娠中の体の不調や生活の変化に対するストレスも、妊娠中のイライラの原因になります。
ともちんさん/30代/会社員(契約・派遣社員)/九州・沖縄地方在住/2児のママ
めまい・立ちくらみ
妊娠初期は、ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れで、めまいや立ちくらみを感じることがあります。
また、脱水が原因になっていることもあるので気をつけましょう。
ピッグさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
胸が張る
妊娠初期症状の一つに、胸の張りがあります。
プロゲステロンが授乳に向けた準備のために乳腺を刺激するので、胸が大きくなり、張ったような感覚を覚えるのです。
まにまにさん/30代/専業主婦/四国地方在住/2児のママ
まままさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/2児のママ
頭痛
妊娠初期は頭痛を感じることも少なくありません。原因として、ホルモンの変動、特にプロゲステロンの増加が考えられます。
プロゲステロンの影響で血管が拡張されて偏頭痛が起こったり、自律神経の乱れが原因の頭痛が起こったりします。
akiさん/30代/パート・アルバイト/近畿地方在住/1児のママ
動悸・息切れ
妊娠初期に動悸・息切れを感じることがあります。
お腹の赤ちゃんに栄養を送るために血液量が増加するので、心臓に負担がかかり動悸が起こりやすくなるのです。
また、血液量が急激に増加するわりに赤血球はそこまで増えないため、全身に酸素がうまく行き渡らず息切れを起こしてしまうこともあります。
たかさんさん/20代/専業主婦/中国地方在住/1児のママ
腹痛
妊娠初期は腹痛を感じることもあります。子宮が大きくなる過程で、周囲の筋肉や靭帯が引き伸ばされるためです。
また、ホルモンバランスの変化によって胃腸の動きが鈍くなることも、腹痛の原因となります。
ブタゴリラさん/30代/パート・アルバイト/近畿地方在住/1児のママ
きょんさん/30代/会社員(正社員)/中部地方在住/2児のママ
便秘・下痢
妊娠初期に、便秘や下痢を経験するママもいます。ホルモンバランスの変化により、腸の動きが鈍くなることが原因です。
一般的に、下痢の症状よりも便秘に悩まされることが多いようです。
ゆきさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/1児のママ
喉が渇く
妊娠初期は、喉の渇きを感じることがあります。妊娠すると、赤ちゃんに栄養や酸素を送るためにたくさんの血液が必要になります。
血液をつくるために体がより多くの水分を必要とするので、喉が乾きやすくなるのです。
また、妊娠中に代謝がよくなることも、喉の渇きの原因になります。
お腹が張る
妊娠初期にお腹が張ることがあります。子宮が成長することで周辺の組織が圧迫されるためです。
また、ホルモンの変化により消化器系の動きが遅くなることから、ガスが溜まりやすくなり、お腹の張りが起こりやすくなります。
あゆさん/30代/専業主婦/近畿地方在住/2児のママ
おりものが変化する
妊娠初期はおりものの量や質が変化することがあります。量が増え、やや白っぽくなるのが一般的です。
妊娠超初期(妊娠0〜3週)は、着床出血が混ざることでややピンクっぽい色や茶色のおりものが出ることもあります。
ゆきさん/30代/パート・アルバイト/中部地方在住/1児のママ
みーさん/30代/会社員(正社員)/中部地方在住/1児のママ
匂いに苦手になる
妊娠初期は、匂いに対して敏感になることがあります。hCGの分泌量が増えることが原因といわれています。
嗅覚が敏感になり、特定の匂いに対して嫌悪感を引き起こすこともあるようです。
すかすかぶーすかさん/30代/会社員(正社員)/関東地方在住/3児のママ
ぺこさん/30代/専業主婦/近畿地方在住/2児のママ
妊娠初期症状はなぜ起こる?
妊娠初期症状は、おもにホルモンの急激な変化が原因で起こります。
妊娠すると、体が妊娠に適応できるようにhCGやプロゲステロン、エストロゲンなどのホルモンが増加し、子宮内膜や乳腺を発達させたり、基礎体温を高い状態で維持したりします。
その過程で、体にさまざまな変化が起こり、吐き気・めまい・頭痛などの症状が引き起こされるのです。
妊娠初期症状の対処法は?
妊娠初期は、ママにとって身体的にも精神的にも大きな変化がある時期なので、体調が優れないこともあるでしょう。
ここでは、妊娠初期症状に対する具体的な対処法を解説します。
水分をこまめに摂る
しっかりと水分補給を行いましょう。
妊娠初期は、つわりやホルモンバランスの変化で脱水状態になりやすいため、1日あたり1.5〜2リットルほどの水分を摂取できるとよいですね。
特におすすめの飲み物は以下です。
妊娠中におすすめの飲み物
水
炭酸水
スポーツドリンク
ノンカフェインのハーブティー
スポーツドリンクは吸収に優れているものの、糖分を含むため摂りすぎには注意してください。水と併用したり、薄めたりして工夫できるとよいでしょう。
一方、避けたい飲み物もあります。
特にアルコールは妊娠がわかり次第、禁酒して控えるようにしましょう。
妊娠中に避けたい飲み物
カフェインを含む飲み物
アルコール
糖分の高い飲み物(ジュースなど)
食べられるものを食べる
妊娠初期は、つわりの影響で食事が食べられなくなることがあります。
つわりがひどい場合は、自分が食べやすいものや食べられるものを選んで食事を摂ればOK。妊娠初期にしっかり食べられなくても、赤ちゃんへの影響はほとんどないので安心してくださいね。
また、食事を小分けにしてこまめに摂ることで、胃にかかる負担を減らすことができます。
眠いときは我慢せずに寝る
眠気を感じたときは無理をせずに休息を取りましょう。十分な休息を取ることで、ママ自身の体力の維持や赤ちゃんの健康な発育につながります。
仕事中など、すぐに寝るわけにいかない場合は、ストレッチをするなどして体をリラックスさせましょう。周囲に妊娠中の体調について説明をしておくのもよいですね。
軽くつまめるものを持ち歩いておく
急な空腹感による吐き気を防ぐために、軽くつまめる食べ物を持ち歩くのもよいでしょう。
ナッツやドライフルーツ、クラッカーなどがおすすめです。口の中をさっぱりさせられるあめやガムなどもよいですね。
体調が悪く起き上がれないときは、枕元に置いておきましょう。
無理のない範囲で体を動かす
ウォーキングやヨガ、軽いストレッチなど、無理のない範囲で体を動かすことで、血行がよくなり疲れにくくなります。
また、運動はストレス解消にもつながります。妊娠中の不安やストレスを適度な運動で解消しましょう。
症状がつらいときは医師に相談する
妊娠初期の症状がつらいと感じる場合は、早めに医師に相談しましょう。具体的には、以下のような症状です。
注意が必要な症状の例
重度のつわり
持続的な腹痛
出血
強い頭痛
異常な倦怠感
これらの症状に当てはまらない場合も、少しでもつらいと感じたら早めに医師に相談することが大切です。
体験談|つらい妊娠初期症状、どうやって乗り越えた?
トモニテ編集部が行ったアンケートでは、妊娠を経験した先輩ママたちに、妊娠初期症状の乗り越え方も調査しました。
ぜひ参考にして、自分に合った対処法を見つけてみてくださいね。
まきさん/40代/会社員(正社員)/関東地方在住/2児のママ
akiさん/30代/パート・アルバイト/近畿地方在住/1児のママ
熱海のカービィさん/40代/専業主婦/関東地方在住/1児のママ
ピッグさん/30代/パート・アルバイト/関東地方在住/2児のママ
さなかさん/30代/専業主婦/関東地方在住/1児のママ
みちさん/40代/自営業/中国地方在住/1児のママ
たかさんさん/20代/専業主婦/中国地方在住/1児のママ
すっきりするものを飲む・枕元にビスケットを置く・とにかく横になるなど、さまざまな方法を試しながら症状を乗り越えていたようです。
妊娠初期は体調を崩してつらい時期ですが、赤ちゃんが元気に育っている証拠と思って、前向きな気持ちで乗り切れるとよいですね。
妊娠初期症状についてよくあるQ&A
ここでは、妊娠初期症状についてよくある質問とその回答を見ていきましょう。
妊娠初期症状がない人もいる?
人によっては妊娠初期症状を感じない人もいます
妊娠初期症状がまったくない人もいます。妊娠初期の症状や様子は個人差が大きいため、症状が激しく出る人もいれば、まったく現れない人もいるのです。妊娠初期症状がなくても、赤ちゃんは順調に成長していることが少なくないので、あまり心配しないでくださいね。
「妊娠悪阻(にんしんおそ)」とは?
つわりが重症化し、水分や食事を摂取できない状態を指します
妊娠悪阻(にんしんおそ)は、つわりが非常に重くなり、食事や水分を正常に摂取できない状態を指します。通常のつわりと異なり、日常生活に支障をきたすほどの症状があらわれるため、病院を受診して適切な対処をしなければなりません。非常に強い吐き気や嘔吐、体重減少、脱水症状などがある場合は、早めに医師に相談しましょう。
症状がつらいときに薬を飲んでもいい?
必ず医師に相談してから服用しましょう
妊娠中は、自己判断で薬を服用することは避けましょう。薬によっては赤ちゃんに影響する可能性があるためです。薬を飲みたいときは事前に医師に相談し、必要に応じて妊娠中でも飲める薬を処方してもらいましょう。お腹の赤ちゃんのために、薬を飲むときは医師の指示に従うことが大切です。
妊娠初期の症状には個人差がある。つらいときは医師に相談を
妊娠初期症状は、おもにホルモンの影響で引き起こされますが、個人差が大きく、その症状もさまざまです。強い症状が出る人もいれば、まったく症状があらわれない人もいます。
症状が深刻で日常生活に支障をきたす場合は、早めに医師に相談しましょう。
- 妊娠初期症状は妊娠4〜6週目あたりからあらわれるのが一般的
- 吐き気や胸の張り、情緒不安定など症状は人それぞれ
- 妊娠初期症状は、おもにホルモンの影響で起こる
- こまめな水分補給や休息で妊娠初期症状を軽減しよう
- 妊娠悪阻や出血がみられる場合はすぐに病院を受診して!
【注意事項】
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本記事は妊娠中の方への情報提供を目的としており、診療を目的としておりません。
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