魚の離乳食おすすめレシピ20選!使える魚の種類や保存方法も紹介
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魚を使った離乳食の進め方
魚にはたんぱく質が多く含まれています。
たんぱく質は三大栄養素の1つであり、筋肉や臓器などを構成するために欠かせません。そのため、離乳食にも積極的に使いたい食材です。
離乳食に必要なたんぱく質についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
魚はほかの離乳食の食材とあわせてバランスのよい1品になったりと、レパートリーの幅が広い食材です。
離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)に白身魚(たら以外)、中期(生後7~8ヶ月頃)には赤身魚、後期(生後9~11ヶ月頃)には青皮魚を与えられます。
魚の食物アレルギーについて
注意しなければならないのは、食物アレルギーです。
魚はたんぱく質を多く含む食材のため、赤ちゃんに食物アレルギー反応が出る可能性が考えられます。初めて与える魚は必ず1日1種類、離乳食用スプーンひとさじから試してください。
また、万が一食物アレルギーを起こした場合すぐに病院へ行けるよう、平日の午前中など医療機関に受診できる時間に与えるようにしましょう。
離乳食と食物アレルギーについてこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
離乳食に取り入れる際のポイントや注意点などを理解して、赤ちゃんの成長と健康をサポートする離乳食を作りましょう。
たらは食物アレルギーが出やすいので離乳食後期から
白身魚の中でも、たらは食物アレルギーが発生する可能性が高い食材です。そのため、離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)は鯛・ひらめなど、ほかの白身魚から与えます。
食物アレルギー反応が見られなければ、たらは離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)から様子をみながら少量ずつ試しましょう。
たらについて、詳しい記事はこちらを参考にしてください。
ヒスタミンの食中毒に注意
青皮魚(あじ、さば、さんま、いわしなど)や赤身魚(まぐろ、かつおなど)は鮮度が落ちると食中毒を引き起こす「ヒスタミン」という成分が生成される可能性があります。ヒスタミンは、調理時に加熱しても分解されないため注意が必要です。
食中毒を防ぐためには鮮度のよいものを選び、鮮度が低下した恐れのある魚は食べないようにしましょう。
離乳食に使える魚の種類と量
離乳食期によって、与えることのできる魚の種類だけでなく、食事の回数や量も異なります。
ここからは離乳食期ごとの魚の与え方や進め方について解説します。ただし、好みや食物アレルギー反応など赤ちゃんによって進め方が異なるので、あくまで目安として参考にしてください。
離乳食初期は「白身魚」から
離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)から鯛やひらめ、カレイやしらすなどの白身魚を与えることができます。
白身魚は水分が多く身が淡泊でやわらかいため、赤ちゃんが食べやすい食材です。
白身魚を与え始めるタイミングは、離乳食が始まってすぐではなくおかゆや野菜を食べはじめて3~4週目くらいからにしましょう。
与える際にまずは離乳食用スプーンひとさじから与え、様子を見ながら徐々に量を増やしていきます。
ほかの食材と混ぜたりせず、魚単体で与えましょう。
魚を与えるときは必ず「身」のみを与えてください、骨・皮・内臓・魚卵などは取り除きましょう。
魚はぼそぼそした食感があるため、赤ちゃんが飲み込みやすいよう白身魚はペースト状にし、片栗粉などでとろみをつけて与えてください。
離乳食の白身魚についてこちらの記事で詳しくまとめているので、あわせてご覧くださいね。
離乳食中期は「赤身魚」が使えるように
離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)になると、ほっけ(開きや干物ではなく生ほっけ)など脂身が多い白身魚、まぐろやかつおなどの赤身魚やツナなどを与えることができます。
赤身魚は脂分が多くなりますが、鉄分など必要な栄養素も含んでいます。
離乳食中期になると1日の食事回数が2回になり、与える量も増えます。1回に与える魚の量は10~15gとなっていますが、同じたんぱく質の食品である肉や豆腐などを与える際は、与えすぎると腎臓に負担がかかるため1回の量を調整します。
生後7〜8ヶ月頃の食材のやわらかさは「舌でつぶせるくらいの固さ」が目安となります。まだまだ飲み込む力が弱いのと、魚のパサつきを抑えるためにとろみをつけて与えるようにしましょう。
離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)の離乳食の進め方についてはこちらで詳しく解説しています。
離乳食後期になると「青皮魚」を取り入れられる
離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)では、青皮魚を与えられるようになります。青皮魚はいわしやあじ、さばやさんまなどで、赤ちゃんの発育に大切な栄養素のDHAがたくさん含まれています。脂身も多いので、赤魚に慣れて挑戦するようにしましょう。
離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)の食事回数は1日3回になります。食事回数と量が増えますが、1回に与える魚の量は15gが目安です。ほかの食品とのバランスも心がけましょう。
この時期の赤ちゃんは歯ぐきで食材をつぶせるようになってきます。食材の固さは大人が指で簡単にバナナがつぶせるくらいが目安です。
離乳食後期の進め方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
離乳食完了期には練り物を与えることができる
離乳食完了期(生後1歳~1歳6ヶ月頃)になると、魚にくわえて、はんぺんやちくわなどの練り物や加工食品も与えられるようになります。
いずれも添加物や塩分などが含まれているため、できるだけ少ないものを選ぶようにしましょう。
商品によっては食物アレルギーを引き起こしやすい卵白や山芋などの食材が混ざっているため、必ず原材料を確認し、初めて与えるときは少量からにします。
魚を使った離乳食レシピ
ここからは離乳食初期~完了期までの魚レシピを紹介します。
食材単体でできる「きほんのレシピ」と「複数の食材を組み合わせたレシピ」を分けているので、月齢や離乳食の進み具合などに応じて参考にしてくださいね。
きほんのレシピ
■離乳食初期(生後5~6ヶ月頃)のレシピ
鯛は淡泊な白身魚なので、赤ちゃんも食べやすいです。骨や皮がついていない刺身用のものを使用すると、効率よく調理できますよ。
カレイは卵がついていることがあるので、必ず取り除きましょう。エンガワの部分は脂が多いので、離乳食での使用は避けましょう。
しらす干しはカルシウムが豊富でやわらかく、離乳食にぴったりです。ただし塩分が多いため、調理する際は熱湯でしっかり塩抜きしてから離乳食に使いましょう。
■離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)のレシピ
ほっけは白身魚に分類されますが、ほかの白身魚に比べるとやや脂質が多い魚です。また、ほっけの開きや干物は塩分が多いので、生のほっけを使用するようにしましょう。
まぐろは赤身魚に分類されます。赤ちゃんの成長に役立つたんぱく質や鉄分のほか、EPAやDHAなどの栄養素を含む食材です。手に入りやすく調理も簡単なので離乳食に取り入れやすい食材です。
缶詰のツナを与える場合、できるだけ添加物が少ない水煮缶を選びましょう。
調理の際はツナの汁気を切ります。パサパサしていると赤ちゃんが飲み込めないのでスープの具材にしたり、とろみをつけたりして与えます。ツナ缶についてこちらの記事で詳しく解説しています。
■離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)のレシピ
さんまにはDHAやたんぱく質、ビタミンB12、カルシウムなどの栄養素が含まれています。さんまは小骨がとても多いので下ごしらえの段階でしっかり骨取りをするようにしましょう。
いわしは、脳や神経組織がつくられるのに必要なDHAが含まれているので、離乳食に取り入れたい食材のひとつです。食材を選ぶ際は、骨や皮がついてない刺身用や三枚おろしされたもの選ぶとよいでしょう。
赤身魚のかつおには、赤ちゃんの成長に欠かせない鉄分やたんぱく質、DHAやEPAなどの栄養素が含まれます。
切り身には骨が少なく調理しやすいですが加熱すると身が固くなるのでとろみを付けたりして食べやすくして与えましょう。
缶詰は離乳食作りが楽になるので使いたくなりますよね。さけの水煮缶は塩分が多く含まれているので、できる限り減塩のものを選ぶか、調理の際には塩抜きするなどの工夫が必要です。
はじめての青皮魚にはあじがおすすめ!サバよりも脂質が少なくイワシよりも骨が少なくて調理しやすい魚です。
青皮魚には脳や神経の機能を高める働きをするDHAがたくさん含まれています。
塩さばは塩分量が多いため、離乳食には生さばを使用します。また、さばは鮮度が落ちやすいため、早めに下処理をしましょう。
青皮魚に分類されるぶりは、白身魚や赤身魚に比べると脂質が多めの魚です。
たんぱく質や鉄分、ビタミンD、DHAなど赤ちゃんの成長をサポートする栄養素が多く含まれていますよ。
■離乳食完了期(生後1歳~1歳6ヶ月頃)のレシピ(下ごしらえ)
離乳食完了期では、大人も食べる加工食品を与えられるようになります。ですが、加工食品は離乳食に積極的に取り入れるべき食材ではありません。
生の魚に慣れた後、離乳食のレパートリーを増やしたい場合に少量使うようにするとよいでしょう。
はんぺんは、白身魚のすり身とすりおろした山芋、卵白、調味料などを練り合わせたふわふわとした食感の練りものです。砂糖などの調味料や添加物を含んでいる商品もあるため、できるだけ添加物が少ないものを選びましょう。
魚肉ソーセージは、白身魚のすり身を主原料としており、長い期間保存ができるため、常備しておける便利な食材です。塩分が多く、味が濃い食材なので、できるだけ無添加のものを選ぶようにしましょう。
食材を組み合わせたレシピ
赤ちゃんの月齢が上がっていくにつれて離乳食で与えらえる食材も増え、食材で栄養素を補わなければならなくなります。そこで、魚1種類だけでなく、さまざまな食材を与えられる離乳食のレシピを紹介します。
手づかみ食べで魚も与えたい!というときにおすすめのレシピ。
じゃがいもと鮭の相性は抜群です。チーズなど入れてアレンジしても美味しいですよ。
さばの水煮缶をベースに、玉ねぎ、にんじん、ピーマンなどの野菜も入っているので栄養バランスがとれたレシピです。野菜の種類を変えてアレンジもできますよ。冷凍保存ができるので、作り置きストックも可能です。
ピカタとは下味をつけた肉に、小麦粉をつけて粉チーズを混ぜた溶き卵をまぶして焼くイタリア由来の料理です。ナゲットのように手づかみで食べることができますよ。かじきを豚肉や鶏肉などに変えてレパートリーを増やすこともできるので、ぜひ試してみてください!
鉄分を多く含むまぐろに豆腐を合わせて、ふわふわと食べやすいハンバーグに。味噌で味付けをすることで魚の臭みも軽減できますよ。大人用に買った刺身を取り分けして作ると、家族みんなで同じものが食べられますね!
ツナ缶を使用したかぼちゃとご飯のおやき。ボリュームたっぷりで手づかみで食べることもできるので、食べ盛りの子どもにおすすめです!ぜひ作ってみてくださいね。
魚に苦手意識をもっている子どもには、カレー風味の下味をしっかりつけると食べられるかもしれません。魚特有のにおいが気にならなくなって、カリっと揚げて仕上げるので、食感も楽しめてパクパク食べられますよ。
淡泊な白身魚のたらにマッシュした野菜を乗せた食べ応えのある一品です。じゃがいもとブロッコリーをまとめてマッシュしてチーズで味付けをしているので、コクがあり、食欲が進むこと間違いなしです。
魚を使った離乳食の保存方法(冷蔵・冷凍)
離乳食は1回の量が少ないため、多めに作って保存しておくことで調理の手間を減らすことができます。
ただし、赤ちゃんの内臓機能は未発達のため、体内に雑菌が入らないように衛生管理を徹底しなければなりません。魚を使った離乳食の保存方法のポイントをおさえておきましょう。
- 離乳食で使用する魚や肉はしっかり加熱された状態で保存する
- 冷蔵保存の場合、保存期間は当日中
- 冷凍保存の場合、保存期間は1週間が目安。ただし、食材によっては冷凍に向かないこともある
- 雑菌繁殖を防ぐため、自然解凍は避ける。必ず電子レンジや鍋を使った加熱による解凍をする
冷凍保存や解凍について詳しくはこちらの記事でまとめています。
離乳食におすすめの容器を使って調理の負担を軽くしよう
離乳食の冷凍保存は小分けできる容器を使用すると便利です。一般的な保存容器を使用した場合、内容量が多いため、赤ちゃんの1回分の量を取り出すことが難しくなります。
また、製氷皿だと食材がむき出しになってしまい、衛生面の懸念があるためおすすめできません。そのため離乳食専用の冷凍保存容器を用意しましょう。
離乳食の冷凍保存に最適な容器のポイントは3つあります。
- 電子レンジで温められる耐熱性のもの
- 衛生面を考慮し、ふた付きや密閉できるもの
- 使用後に洗いやすく、乾かしやすいもの
フリーザーバックや食用品ラップも使用できますが、衛生面を考えて再利用はしないようにしましょう。また、切れ端などが混入しないように注意する必要があります。
こちらの記事で保存容器の詳しい情報がまとめられているので、ぜひ参考にしてくださいね。
離乳食の魚を食べない場合は別の食材を
赤ちゃんによっては魚が苦手で、なかなか離乳食を食べてくれないことに悩んでしまうこともあるかもしれません。
魚に含まれるたんぱく質は成長に欠かせないので、バランスよく与えたい栄養素です。
もしどうしても食べない場合は無理矢理食べさせるのではなく、ほかの食材でたんぱく質を摂るようにしましょう。
たんぱく質を多く含む食材は豆腐や肉、卵などが挙げられます。いろいろな食材を試し、赤ちゃんが食べられるものでたんぱく質が摂れるようにしましょう。
成長の過程で魚を食べられるようになることも十分考えらるため、ストレスや過剰な悩みにつなげず気長に臨みましょう。
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魚を取り入れて離乳食のレパートリーを増やそう
魚はにおいや味が独特なので、赤ちゃんに好き嫌いがはっきり出てしまうかもしれません。
赤ちゃんが魚を嫌がってしまう場合は、味付けや食感を変えてみたり、月齢が上がってから再チャレンジするなど、魚の離乳食は気長に取り組むようにしましょう。
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- 離乳食初期は鯛やひらめ、カレイやしらすなどの白身魚
- 離乳食中期は脂身の多いほっけなどの白身魚、まぐろやかつおなどの赤身魚
- 離乳食後期はさんまやいわし、さばなどの青皮魚
- 青皮魚や赤身魚は鮮度が落ちるとヒスタミン中毒になるので注意が必要
- たらは食物アレルギーが出やすい魚のため様子をみながら少量ずつ試す
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