【医師監修】妊娠1ヶ月（妊娠0〜3週）｜初期によくある症状・過ごし方・赤ちゃんの様子を解説

妊娠1ヶ月は妊娠の兆候が明確ではない時期ですが、赤ちゃんの成長にとって重要な時期です。

この記事では、妊娠1ヶ月の赤ちゃんの様子やママによく起こる症状を解説します。ママもパパも妊娠1ヶ月について知り、妊娠の兆候を見逃さず健やかな妊娠生活をスタートさせましょう。

妊娠1ヶ月は、一般的に最後に生理が始まった日から4週間を指し、妊娠0週から3週までの期間に相当します。

この時期はまだ妊娠の自覚症状がない場合が多いですが、つわりのような症状や熱っぽさを感じるママもいるでしょう。

妊娠1ヶ月は赤ちゃんの成長にとって非常に重要な時期でもあります。

妊娠1ヶ月のママの体はどのように変化していくのでしょうか。ママの見た目と体の変化について詳しく解説します。

妊娠1ヶ月は、体の内部では大きな変化が起こっていますが、ママの見た目はほぼ変化が見られません。赤ちゃんとなる受精卵は1mmほどなので、子宮の大きさはほとんど変化がなく、おなかの膨らみが現れないのです。

ただし、ホルモンバランスの変化によって胸の張りを感じたり、大きくなったりするママもいるでしょう。

妊娠0週は、妊娠する前の最後の生理が始まる週です。

妊娠1週では、卵巣が排卵に向けて準備を始めます。ママの体内では卵子を育てるホルモンが活発に作られ、卵巣では卵子の入った小さな袋（卵胞）が複数成長を始めます。そのうち、最も元気に育った卵胞が準備を整え、排卵が起こるのです。

妊娠2週目には排卵が行われます。排卵された卵子の寿命は約24時間。この24時間の間に精子と卵子が出会うことで受精卵となり、妊娠3週目ごろに子宮に着床し妊娠が成立します。

この時期の赤ちゃんは非常に小さく、目に見える大きさにはなっていません。とはいえ、妊娠1ヶ月は赤ちゃんの体の基本的な構造が形成され始める重要な時期です。妊娠1ヶ月の赤ちゃんの様子について見ていきましょう。

赤ちゃんへと成長する受精直後の受精卵は、0.2mm程度です。

受精卵は1日1回のペースで細胞分裂を繰り返しながら卵管を通り、5日間ほどかけて子宮内膜に移動。着床するころの受精卵は1mm程度に成長しています。

妊娠1ヶ月は赤ちゃんとなる受精卵ができる頃です。目に見える動きはまだありません。

赤ちゃんとなる受精卵は、1日1回のペースで細胞分裂（卵割）を繰り返すことで大きくなります。この細胞分裂によって細胞数を増やし「胚盤胞（はいばんほう）」を形成するのです。

胚盤胞とは、赤ちゃんのもとになる細胞の塊が、子宮に着床する準備を整えた状態のこと。受精卵が胚盤胞となることで子宮内膜に着床し、妊娠するのです。

ここでは、妊娠1ヶ月に関するよくある質問と回答をまとめました。

妊娠1ヶ月は、一般的に最後に生理が始まった日から4週間を指し、妊娠0週から3週までの期間に相当します。

妊娠1ヶ月は、ママの見た目は変わりませんが、赤ちゃんの成長にとって非常に重要な時期です。

適切な時期に妊娠検査薬を使用し産婦人科を受診することで、安全で健やかな妊娠生活をスタートさせましょう。

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