【医師監修】妊娠10ヶ月(妊娠36〜40週)|後期の症状・過ごし方・赤ちゃんの様子を解説
妊娠後期もラストスパートを迎える妊娠10ヶ月。赤ちゃんとの対面がいよいよ近づき、嬉しさや緊張、不安などさまざまな感情が湧いている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、妊娠10ヶ月のママの体や赤ちゃんの成長、この時期にやっておくべきことなどを解説します。
妊娠10ヶ月のママが気になる、よくある質問も紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
妊娠後期もラストスパートを迎える妊娠10ヶ月。赤ちゃんとの対面がいよいよ近づき、嬉しさや緊張、不安などさまざまな感情が湧いている人もいるのではないでしょうか?
この記事では、妊娠10ヶ月のママの体や赤ちゃんの成長、この時期にやっておくべきことなどを解説します。
妊娠10ヶ月のママが気になる、よくある質問も紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
妊娠10ヶ月はいつ頃?どんな時期?
妊娠10ヶ月は、妊娠36〜40週までの期間を指します。妊娠37週0日から妊娠41週6日までは赤ちゃんがいつ生まれてもよいとされる「正期産」の時期。いよいよ出産への最終準備期間です。赤ちゃんの体も、十分におなかの外の生活に対応できるように成熟しています。
入院グッズの再チェックをしたり、出産後の生活をシミュレーションしてみたりと、リラックスして過ごしましょう。
妊娠10ヶ月のママの体はどうなってる?
ここでは妊娠10ヶ月のママの体を解説します。おなかの大きさなど見た目に関する変化や、体内の変化について見ていきましょう。
見た目の変化
出産に向けて子宮が下がってくるため、前に突き出ていたおなかの重心も下がってきます。
赤ちゃんの成長とともにおなかもさらに大きくなり、標準体重のママで腹囲は100cmほどになることも。
大きなおなかを抱えて動くため疲れやすくなったり、出産への不安や便秘が原因になって肌荒れの症状が出たりする場合もあるようです。
体のなかの変化
みぞおちあたりまで大きくなっていた子宮が下がってくるため、圧迫されていた胃がすっきりします。動悸や息切れなども改善されるでしょう。
胃の不快感が消えたことで食欲が増す場合もあるので、急激な体重増加には注意が必要です。
下がってきた子宮に膀胱が押され、尿もれや頻尿の症状が強まることもあります。
妊娠10ヶ月の赤ちゃんの様子は?
ここでは妊娠10ヶ月の赤ちゃんの様子を見ていきましょう。赤ちゃんの大きさや動き、成長についてまとめました。
赤ちゃんの大きさ
妊娠10ヶ月に入ってすぐの赤ちゃんの平均体重は2,500gほど。低出生体重児は2,500g未満の赤ちゃんを指すので、ちょうどこのラインを超えてくるころです。
妊娠40週を迎える頃には平均体重3,000gほど、平均身長50cmほどになり、生まれてくる準備は万端です。
赤ちゃんの動き
妊娠10ヶ月になると、ほとんどの赤ちゃんが背中を丸めた姿勢で頭を下に向けて落ち着くようになります。生まれていくのに最もよい体勢を整えようとしているのです。
子宮内で大きく動けないのでこれまでよりも胎動が少なく感じるかもしれませんが、胎動がまったくないわけではありません。
赤ちゃんの成長
顔や手足、内臓などが胎外で生活できるようにできあがり、生まれてくる準備は万端です。
37週を過ぎて正期産に入ると体温を調節する機能が成熟し、視力は新生児と同等レベルになります。
親指を吸うおしゃぶりのような動作で、おっぱいを飲む練習をしています。
妊娠10ヶ月にやっておくこと
ここでは妊娠10ヶ月にやっておいたほうがよいこと・気をつけることをピックアップしました。4つの項目に分けて解説します。
出産の兆候に注意する
妊娠10ヶ月に入ったらお産が始まる兆候を見逃さないように注意しましょう。
わかりやすい兆候として、おしるしや破水、陣痛があります。おしるしはピンクや茶色っぽい少量の出血のこと。おしるしから数日で破水や陣痛が見られるのが一般的ですが、人によってはおしるしがない場合もあります。
大量の出血や破水があったら医師へ連絡して指示を仰ぎましょう。また規則的な強い腹痛がある場合は本陣痛の可能性があるため、すぐに病院へ連絡してくださいね。
母乳外来を探す
母乳外来とは、母乳トラブルについて助産師さんなどがアドバイスやサポートをしてくれる機関です。産婦人科や総合病院に併設されていたり、専門外来として行っていたりします。
1回の診療代の相場は3,000〜5,000円ほど。乳房マッサージは別途料金がかかることがあります。
保険適用外ですが、授乳やおっぱいトラブル、母乳育児で困ったときの頼りになる存在です。事前に調べておきましょう。
陣痛タクシーに登録する
陣痛タクシーとは、名前・住所・出産予定日・病院などを事前に登録しておくことで優先的に配車され、出産予定の病院まで送り届けてくれるタクシーです。
24時間対応しているので夜中の陣痛にも安心ですね。救命講習を受講している運転手さんがいる場合もあります。
最近はいろいろな陣痛タクシー会社がありシステムもさまざま。事前にリサーチして自分に合った会社を登録しておくと安心です。
内祝いについて調べる
内祝いには、出産祝いをもらったことへのお礼の意味合いがあります。産後1ヶ月のお宮参りまで、もしくはお祝いをいただいてから1ヶ月以内に贈るのが一般的です。
しかし、産後1ヶ月はママの体の回復や赤ちゃんのお世話で忙しい時期。贈る品物をリサーチするなど、産前に準備をしておくのがおすすめです。
金額や相手の立場に合わせて贈れるよう、いくつかのパターンをピックアップしておくとよいでしょう。
妊娠10ヶ月に関するよくある質問
ここでは妊娠10ヶ月に関してよくある質問をピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。
出産直前はどうやって過ごせばいい?
適度に体を動かしながら過ごしましょう
妊娠経過が順調で体調がよければ、適度に体を動かしてリラックスして過ごしましょう。陣痛や破水がいつ起こるかわからないため、遠出や車の運転は避けたいところ。近所をウォーキングする程度のお出かけがおすすめです。その際は、母子手帳と携帯電話を常に持ち歩くようにしましょう。好きな動画や映画を観たり赤ちゃんのスペースを整えたりと、家の中で楽しめることを探してみるのもよいですね。
臨月と正期産は何が違う?
臨月は出産予定日までの1ヶ月間、正期産は妊娠37〜41週を指します
一般的に、臨月は妊娠36週以降の出産予定日までの1ヶ月間を指します。一方、正期産とは、妊娠37週0日から妊娠41週6日までの時期のことです。いずれも医学用語ではないので、明確な定義はありません。正産期と呼ばれる時期に出産することを「正期産」といい、こちらは医学用語として医師の間でも用いられます。
出産の兆候にはどんなものがある?
おしるしや陣痛、破水などがあります
お産がはじまる前兆は人によってさまざまですが、少量の出血がみられる「おしるし」や、赤ちゃんを外に出そうとして子宮が収縮することで起こる「陣痛」などがあります。卵膜が破れて羊水が出る「破水」が起こることもあります。人によっては出産の兆候がはっきりと出ない場合もありますが、出産予定日が近づいてきたら体調の変化をよく観察しておきましょう。体に異変を感じたら、すぐに病院に連絡してください。
赤ちゃんとの対面まであとわずか!出産の兆候を見逃さないよう注意
妊娠36〜40週にあたる妊娠10ヶ月は、ママも赤ちゃんも出産へ向けた最終準備の期間です。
子宮の位置が下がり胃の不快感がなくなるので、急な食欲増加に気をつけましょう。赤ちゃんは内臓器官や体全体ができ上がり、生まれるときを待っています。
赤ちゃんに会えるまでもう少し。おしるしや破水、陣痛などの兆候を見逃さないよう注意しながら、出産までのひとときをリラックスして過ごしてくださいね!
- 妊娠10ヶ月は妊娠36週〜40週の期間
- 胃の不快感が消え、食欲が増す場合があるので体重管理に注意
- この時期の赤ちゃんは平均して3000g・50cmほど
- 陣痛や破水など、出産の兆候を見逃さないよう気をつけよう
- 適度に体を動かしてリラックスして過ごそう
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