【医師監修】妊娠2ヶ月（妊娠4〜7週）｜初期によくある症状・過ごし方・赤ちゃんの様子を解説

ママの見た目に大きな変化は見られませんが、おなかのなかでは赤ちゃんの重要な器官が形成されていきます。

この記事では、妊娠2ヶ月の赤ちゃんの様子やママによく見られる症状について解説します。理解を深め、安心して妊娠生活を送りましょう。

妊娠2ヶ月は、妊娠4週から7週までの期間を指します。多くのママが月経の遅れなどから妊娠に気づき、妊娠検査薬でも陽性反応が出る頃です。つわりの症状が出たり、常に眠気があったりと、体調に変化を感じるママもいるでしょう。

また、この時期はおなかのなかで赤ちゃんの重要な器官が形成される大切な時期でもあります。体調の変化に注意しながら、適切なケアを始めましょう。

妊娠2ヶ月になると、ママの体はどのように変化するのでしょうか。ママの見た目と体のなかの変化についてそれぞれ解説します。

妊娠2ヶ月では、ママの見た目に大きな変化は見られません。ただし、乳房が張り、乳首の色が濃くなったと感じるママもいるようです。

しかし、外から見てわかる変化ではないため、周囲の人には妊娠していることを気づかれにくいでしょう。

妊娠2ヶ月は、妊娠を維持するためのホルモン（hCGホルモン、エストロゲン、プロゲステロン）が急激に増加します。子宮の大きさは、妊娠7週ごろにはにわとりの卵の1.5倍くらいの大きさに。

また、子宮が大きくなりホルモンバランスが変化することで、個人差はありますが吐き気や嘔吐、眠気、倦怠感、熱っぽさなどの症状が見られることがあります。

妊娠2ヶ月は赤ちゃんが急激に成長し、重要な器官が形成される大切な時期です。妊娠2ヶ月の赤ちゃんの様子について詳しく見ていきましょう。

妊娠4週目の赤ちゃんの大きさは、CRL（頭からお尻までの長さ）で1mmほど。まだ超音波検査でも姿は確認できません。

しかし、妊娠2ヶ月の間に2～3cm、体重は約4gほどに成長します。さくらんぼ1粒ほどの重さです。

妊娠2ヶ月の赤ちゃんはまだ非常に小さく、ママが動きを感じることはできません。

しかし、赤ちゃんの小さな心臓はピクピクと動き始めます。妊娠6週以降には、超音波検査で赤ちゃんの心臓が動いているところを確認できるでしょう。

妊娠2ヶ月の赤ちゃんは、最初は魚のような形をしていますが、次第に人間らしい形に成長します。妊娠7週ごろには、頭と胴体が分かれて2頭身になります。

また、妊娠2ヶ月の赤ちゃんは、脳や神経の組織、内臓や手足などの発達が進む時期です。なかでも心臓は早くから作られます。赤ちゃんの体中に血液を循環させ、ほかの臓器の発育を支えるためです。

妊娠7週には赤ちゃんの脳や神経細胞の約80％が作られ、目や耳などの神経が急速に発達します。

妊娠2ヶ月は、これからの妊娠生活に向けての準備を行うことが大切です。

月経が遅れている場合には妊娠検査薬を使用しましょう。妊娠2ヶ月なら正しい結果が得られる頃です。

ただし、妊娠検査薬で陽性反応が出ても、異所性妊娠や胞状奇胎などの異常妊娠の可能性も考えられます。陽性反応は目安として考え、確実な診断を受けるために産婦人科を受診しましょう。

ここでは、妊娠2ヶ月に関するよくある質問と回答をまとめました。

妊娠2ヶ月は、妊娠4週から7週までの期間を指します。ママの見た目に大きな変化はありませんが、おなかのなかの赤ちゃんは急激に成長し、重要な器官が形成される大切な時期です。

また、妊娠2ヶ月はママが体の変化を感じ始める頃でもあります。体調の変化に注意しながら、適切なケアを始めましょう。

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